記事提供:子ある日和

高齢で出産、初めての子育ては、想像以上に辛かった。

事情があって、実家の両親に頼れず、ほとんど一人の育児だった。

旦那さんに相談するも、

「世の中のお母さんがみんなできてるんだから、できないはずがない!!」と一喝。

その辺りから、旦那さんを頼ることを諦める。

何をしても泣き止まない、夜中も何回も起きる、ミルクを吐いて洋服がびしょびしょ、今日何回目のお着替えか分からない。

みんな、こんな思い、してるのかな…。

何回もそんなことを思って息子と泣いた。八方塞がりで、辛くてめげそうだった。

外にでて、楽しそうにしている親子をみると涙が出て仕方なかった。

どうして上手くできないんだろう。みんなあんなに笑ってるのに。

「可愛くてしかたないでしょう~」と言われるたび、罪悪感でいっぱいだった。

大変すぎて、可愛いって思えない…わたし、母親失格かもしれない。

でも、どんなに大変でも、この子の世話をするのは、自分しかいないんだ…自分に言い聞かせてなんとかやってきた。

すこしづつ、すこしづつ、わんわん泣かなくなってきて、泣いていても、なんで泣いているのか、分かってきたりして。

夜も沢山起きなくなって、まとまって眠れるようになって。なんとかおっぱいも卒業して。

一歳になった時、支援センターの先生が

「おめでとう~!そして、ママ、一歳おめでとう~、一年よく頑張りました~!」

と言って迎えてくれた。本当に泣きそうだった。

息子のことは勿論、みんな、ちやほや、おめでとうと言って祝っていたけど、私のことを気にかけてくれている人がいるなんて…。と思うと泣けてしまった。

その頃から、少しづつ、元気がでてきた。今思うと、鬱だったのかもしれない。

どんなことも心配で、どんなことも気になって仕方なかったけど、段々、「こんなもんかな」とながせるようになった。

そして、息子は段々、言葉らしきことを発するようになり、

「ママ!」

と言えるようになる。これは嬉しかった。

少しずつ、少しずつ、自分にも自信がでてくる。でも、旦那さんとの溝は離れたまま。

毎日毎日子供と向き合って頑張っている、自分のことを理解してくれない。帰ってきても、少し子供と遊んで面倒なことはしない。

イライラが募って、喧嘩をすることが増える。毎日毎日喧嘩するようになる。毎日毎日泣くようになる。

本当に嫌だ、もう出て行きたい…。

ある日、一人しくしく泣いていると、息子が大事な毛布(これがないとねれません)を持ってきて、私の涙を拭いてくれた。

「ママ…」

びっくりした。こんなに息子は成長しているんだ。

嬉しかった。また、涙がでた。

「ありがとう」

なんにもできない赤ちゃんかと思っていたら、もう一人前だね、ママの事、支えてくれるんだね。

「ありがとう」

もう一回、ママがんばってみるね。

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