「人と違うやり方を見つけないといけないかも知れないけど、あなたの人生、なんだってやりたいことをやっていいのよ。」いつもそう我が子に言い聞かせてきた両親。その言葉をエミリーは実行した。

オーストラリアのパースで、重度の脳性小児麻痺と診断された8歳の女児が、モデルデビューを果たし、人生の一歩を踏み出したと同時に実際に少しだけ歩くこともできたのだ。

3カ月早く生まれたエイミーとリース

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エミリーは、双子の片割れとしてこの世に生を受けた。しかし、母ジェン(40歳)にとっては、難産だった。29週目に破水し、未熟児として生まれた双子のエミリーとリース。あまりにも小さかったために生き延びられない可能性が高いと医師に言われた。

1歳を過ぎた直後に脳性小児麻痺と診断

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病院の懸命な介護のおかげで、超未熟児の双子は生き延びた。11週目にようやく退院。しかし、1歳の誕生日を迎えてすぐにエミリーは重度の脳性小児麻痺と診断された。

リースは2歳になった時に、同じく脳性小児麻痺と診断されたが、エミリーに比べて軽度であった。

母ジェン(40歳)とルーク(43歳)は語る。「リースはハイハイも寝返りもできたんです。でもエミリーはできなかった。双子なのにその対比を見るのが辛かった。エミリーは将来、歩けなくなる日が来るでしょうと宣告されました。」

2歳の時から杖に頼らなければ歩くことができないエミリー。両親は、生涯エミリーが自分で歩く姿を見ることはできないだろうと思っていた。

「私もモデルになりたい!」

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ある日、子供服のカタログを見ていたジェンにエミリーは尋ねた。「ねぇ、ママ、どうしてここには私みたいに障がいを持った子がいないの?」何と言えばいいか一瞬答えにつまった母。

更にエミリーはこう言った。「この子たちみたいに私もモデルになりたい。」いつでも娘を励ましてきた両親。やりたいことがあるならば、サポートすると誓った。

「エミリーがモデルになるたいなら、その方法を見つけてあげればいい。そう思ったんです。」ジェンは話す。そしてモデル事務所に登録し、モデルデビューを果たしたエミリー。

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障がい者モデルとして一歩を踏み出したエミリー。そして両親を驚かせたのは、今年になって初めて、エミリーは杖なしで500メートルほど歩いたという。今まで杖なしで歩くことができなかったエミリーにとっては大進歩だ。

障がいを持っていても活発に美しく

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障がい者でも、やりたいことにチャレンジする勇気はある。そしてその勇気に背中を押されて一歩踏み出したエミリーは、「障がいを持っていても、活発に美しく生きることができる」ということをまるで世の中に示すお手本のようだ。

「これまでの人生はまるでジェットコースターのようでした。」障がいを持った双子を授かって以来、両親の気の休まる時はないだろう。しかし、エミリーの好奇心旺盛なチャレンジ精神は、きっとこれからも彼女の生きるエネルギーになっていくに違いない。

「将来は雑誌の表紙を飾りたい!」小さな障がい者モデルのエミリーの夢が、いつかかなうことを願おう。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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