うのたろうです。
ぼくの趣味は○○で、私の特技は××です!
なんてハッキリいえる人って、世のなかにいったい何人いるでしょうか?
少なくともそういうセリフを自信を持っていえる人って5人か10人にひとりくらいのものではないでしょうか?

ぼくらは毎日、勉強や仕事に追われています。
そんな現状で趣味やら特技やらを堂々と公言できる人って、この忙しい現代社会じゃけっこう稀有な存在です。

べつにそれでいいんです。
趣味なんてなくても人生楽しめます。
特技なんてなくても日常生活で不便なんて感じません。

しかし一点、困ってしまうのが履歴書の趣味・特技欄。
ボンとだされて「んなもん書くネタねーよ」なんて思ってしまいますが、なにかを書かなきゃなりません。そしてそこで自分をアピールしなけりゃなりません。

しかたない。
書けばいいんだろ、書けば。

というわけで。
本日は「履歴書に書くための趣味や特技」のお話。

書くことないけど、書かなきゃならない。
目立つように、だけどおかしなことは書けない。
ならば、ありふれたネタをありふれない方向性に持っていけばいいんです。

そうすればきっと「普通なのに面接官の目にとまるインパクトのある履歴書」ができあがりますよ?

それでは見ていきましょう……

趣味・特技欄を書く意味は?

まず覚えておくべきことは「趣味や特技の内容で、採用や不採用が決まることは一部例外をのぞいてない」ということです。

この欄は面接官や採用担当者に「あなた」という人物の具体的なイメージを持ってもらうために機能します。

たとえば趣味に「勉強」特技に「勉強」と書いた人と、趣味に「運動」特技に「運動」と書いた人がいるとします。

これを見て、前者は痩身でメガネのイメージ、後者は筋肉ムキムキのイメージになると思います。また、趣味に「寝ること」と書いたらスラムダンク流川楓のイメージ。特技に漢字バラバラと答えたらAKB大家志津香のイメージです。

では、この欄を空白にしたらどうなるでしょう?

ここになにも書いていないだけで「あなた」という人物像がまったく見えなくなってしまいます。いったい「あなた」はどんな人なのか、書類だけでピンとこなくなってしまいます。これではどうにもこうにも面接になりません。

この場合、たいていの面接官はこう思います。

「よくわからない謎の人は、ひとまず落とそう。だってよくわからないんだもん」

まあ、ようするにそれだけです。
趣味や特技というのは「あなた」に対するイメージ色をつけるだけで、内容はそれほど気にされません
ここでは面接時の会話の糸口になるものを面接官が探すという感じです。ようするにコミュニケーションの一環です。面接官はこの欄であなたのコミュニケーション能力をはかっているのです。「べつに」や「塩対応」では通用しません。

そんな理由から、趣味・特技の欄になにも書かないのは絶対にNG。そしてこの欄に書いてはいけないネタという例外的なものも当然存在します。この例外については、のちほどお話しますが、そのまえに……

趣味と特技の違いは?

これは簡単です。


趣味は好きなこと
特技は趣味が高じて得意になったこと


たとえば自分はカフェ巡りが好き(=趣味)。
毎日カフェに通っているうちにコーヒーの豆の違いがわかるようになった。今では、たいていどんなコーヒーでもひと口飲めば銘柄を当てることができる(=特技)といった感じです。

パズルが好き(=趣味)だからパソコンでスクリプトを組むのが得意(=特技)という発展のさせかたでも良いですし、オシャレをすることが好き(=趣味)だから、頑固な襟汚れを落とす洗濯技術がある(=特技)というものでもOKです。

こういった考え方をしていくと、趣味と特技の境界線が自分のなかでわかってくるだろうと思います。

では具体的にどんなことを書けばいいのか?
面接ではどんな趣味がオススメなのか?

そのあたりを見ていきましょう……

履歴書に書くための趣味・特技の基本的な考え方

上記の理由から、コミュニケーション能力をためされているといっても過言ではない履歴書の趣味・特技欄。

では、いったいなにを書けば良いのでしょうか?

これにも考え方があります。

面接官の目を引くもの」

印象に残してもらい、そこからコミュニケーションに発展させるためには、この「相手の目を引く」ということが非常に重要になってきます。

では、面接官はどんな趣味や特技にガッツリくいつくのでしょうか?

よく書かれる男女別趣味欄ランキング

男女別の履歴書趣味欄のランキングというものがあります。結果としては以下のものです。


【男性編】
1位 読書
2位 音楽鑑賞
3位 スポーツ観戦
4位 映画鑑賞
5位 旅行


【女性編】
1位 読書
2位 音楽鑑賞
3位 旅行
4位 映画鑑賞
5位 料理


どれもこれもベタな感じですね。これでOKなのです。ベタこそ王道。悪目立ちしません。よって、面接官に悪いイメージをあたえることもありません。しかし、これではなんの印象にも残りません。100人中80人はこういったベタな回答だけしかしてこないからです。

このような回答をして、印象に残らなければ面接はざっと流すだけで終わってしまいます。面接官はあなたに興味を持ってくれません。

そして、興味を持ってもらえないということは合格する確率がほぼ0ということです。

それでは困ってしまいます。ですので、このベタである基本をベースに面接官や採用担当者に興味をもってもらえるようアレンジをくわえなければいけなくなります。そのアレンジ方法とは……

趣味の解説&アレンジ

1.読書

上記のランキングをみると男女ともに読書、音楽鑑賞、映画鑑賞がはいっています。この3つはあたりさわりのない無難な趣味だからです。

こういった無難な趣味はたくさんの方が記載します。よって、これらをこのまま書いてもまったく目立つことはありません。

では、どうしたら良いのでしょうか?

逆に考えればいいんです。みんなが書いているからこそ、これはチャンスになり得ます。
無難な趣味だからこそ、まわりとの一歩差がつけやすかったりもするのです。

では、どんなふうに差をつけるのか?

表現を少し変えればいいのです。

たとえば……


読書→小説を読むのが趣味です、雑学書を読むのが趣味です


などと具体例をあげて書けばそれだけ目立ちます。
そして、面接官がその項目について突っこんできてくれやすくなります。

面接官がつっこむ――つまり「あなた」という人物に興味を持ってくれるということです。アピールチャンス。面接官とコミュニケーションをとる絶好の機会にめぐまれるということです。ここでハッキリした答え方ができれば、まわりよりも一歩も二歩もリードしたということになります。

2.音楽鑑賞

音楽や映画に関してもおなじです。


音楽鑑賞→クラシックを聴きます、さまざまなジャンルの音楽を鑑賞するのが趣味です


などと書けば面接官もつっこみやすくなります。

もちろん、趣味の欄に書くのですから、それなりの知識がなければいけません。そのうえで、おもしろい話しに持っていくことができたら、面接官の印象にかなり残ることになるとは思いませんか?

たとえば集中したいときには、私は現代音楽のスティーヴ・ライヒという作曲家の音楽をよく聴きます。この曲は音ではなく音のズレを聴く音楽で、目をつぶると一音いちおんが縞模様のように見えてくる……なんていう話を聴けば面接官の人の印象に「縞模様の音楽」と「あなた」をしっかりと残すことができるのです。

3.映画鑑賞

同様に映画鑑賞もアメリカ映画が好き、フランス映画が好き、この俳優のでている作品を中心に見ている、この監督の作品を中心に見ている……などと記載すれば、ただ「映画鑑賞」などと書くよりもよほど印象に残り、会話を広げやすくなります。

タランティーノ監督作品と書いて、暴力シーン以外の構成部分などを熱く語れたらちょっとほかと違うなと思われたりしますよ?

その結果、面接が成功しやすくなるのです。

4.旅行

また旅行なども誰にでも書ける趣味のひとつです。

これもやはりただざっくりと旅行と書くよりも「○○への旅行」などと書いた方がより良いでしょう。

たとえば、その会社にちなんだ場所を○○にいれれば、面接官の方はかなりの確率でくいついてきます

そこで、その土地がなぜ好きなのか、なぜその土地ばかりに旅行にいくのかというのをおもしろエピソードを織り混ぜて話すと好印象になります。
もちろん「ほかの場所への旅行もしますが、なぜか定期的に○○にいきたくなってしまうんですよね」などといえば、リアリティがさらに増します。

5.スポーツ観戦

次にスポーツ観戦についてですが、これはやはりスポーツ観戦と書くよりもサッカー観戦や野球観戦などと具体的に書くことをオススメします。

サッカーも野球もバスケもゴルフもフィギュアスケートも見るという方はざっくりとスポーツでまとめるのではなく、個々に記載する方が良いでしょう。

もちろん、具体例を書くのですからでたらめに書いてしまってはいけません。
それぞれのスポーツに対する思いいれやエピソードなどを用意して面接に望むようにしてください。

ちなみに、個人的なオススメは相撲観戦です。

これはかなり面接官の気を引けます。
そして相撲が好きな理由は「相撲の一場所というシステムが人生と似ているから」とこたえると良いでしょう。

相撲は一場所が15日です。
このなかで8勝すれば勝ち越しです。
人生のどんな場面でもすべて勝ち続けるというのは誰にとっても不可能なことです。

なので、つねに勝ち越すことができるように動いているという考え方を自分の言葉で伝えてください。

「ぎりぎりの勝ち越しよりも、もうちょっとしっかりとやっていきたい。だから9勝6敗の精神でなにごとにも取り組んでいます」という答え方は地に足のついた考えであると同時に、絶対にだいじな場面では負けないという決意表明という受け取られ方をします。

6.料理

女性の場合は、料理などを趣味にあげることもよくあると思います。
これもやはり得意料理や最近つくったものなどを具体的に記載すると良いでしょう。

たとえば「ラーメンをスープから」などと書けば面接官はびっくりして、その話をきこうとしてくれます。

「女性がラーメン」

差別とか区別とかではなく単なるイメージとして、これだけでインパクトは絶大なのです。

ですのでそのときに追い討ちをかけるように、なぜスープを1からつくろうと思ったのかなどのエピソードを話してください。

もともとラーメン屋めぐりが好きだったから、店主からいろいろとレシピを聞いたり、自身でネットで調べたり、通っているうちに味を盗んだりして作ってみようと思ったなどと答えると、向上心と行動力のある人物だという評価につながります。

7.その他

ほかにも、TOEICの点数や英語など語学に関するスキルなどを特技に書き、面接の際に英語を話したりするなどもインパクトをあたえるうえで充分効果的です。

また写真撮影や献血などといった趣味も、面接官の食い付きがよく近年書く方が増えているようです。

こういったものも具体例とそれに付随するインパクトのあるエピソードを用意して面接にのぞむようにしてください。

ほかにも職種によって業務に活かせそうな趣味や特技を記載するのもアリです。

たとえば保育士などを目指す場合、ピアノと記載し自身でタブレットなどを用意していき、子どもたちの好きそうな曲を一曲披露するのもひとつの賭けではありますが悪くありません。

ちなみに、コスプレなど就職面接の履歴書に書くにはちょっとうしろめたい趣味の場合は、つごうよく書き変えてしまえばOKです。


コスプレ→洋裁・裁縫


このように、それに付随するものでポジティヴな印象になる趣味や特技に書き変えてしまうのです。コスプレをする方は裁縫が得意で、そういった部分の知識に長けているはずなので、印象に残るおもしろエピソードを話せるだろうと思います。
ようするに、すべていい方の問題というやつです。ウソはまったくついていません。こういった技も面接時には必要です。専門知識は面接時の武器になります。せっかくの武器です。使わなければもったいないです。武器は使わなければ力を発揮しないのですから。

そして面接でNGとされるアニメ鑑賞も「私はどんな媒体のものでも物語を見るのが好きです」と記載すればOKです。あなたには物語に対する熱いエピソードならいくらでもあるでしょう?

以上が履歴書に書くオススメの趣味・特技です。
これらの趣味や特技は履歴書に記載してもまったく問題ありません。まずそうなものは、つごうよく表現を変えてしまえばいいだけなのです。けっこう簡単だと思いませんか?

履歴書に書いてはいけない趣味・特技

しかし、履歴書ではたとえ表現を変えたとしても履歴書に記載してはいけない趣味や特技というものがあります。冒頭の例外というものです。

それは……


ギャンブル関連のもの


競馬やパチンコ・パチスロだけでなく株やFX、バイナリーオプションというものもNGです。そして酒やたばこ関連の趣味もあまり好ましくないので書かないほうが無難です。

まとめ

いかがでしたか?
履歴書に書く趣味や特技というのは、どんなものを書くということがだいじなのではありません。無難で悪目立ちしないものを、インパクトをあたえるように記載することがだいじになってくるのです。

そこで大切なのは、その趣味や特技に対する熱や思いいれ
または印象に残るようなエピソード。自分の「好き」を語れるか。面接官に興味を持ってもらえ、面接官と良好なコミュニケーションがとれるか。これが、鍵になってきます。

趣味や特技は人それぞれ。
そのなかで共通して必要なのは常識と積極性。そして活動的で明るい人物という印象をあたえることです。

だって暗い人より、明るい人の方が初対面では良い印象を持つでしょう?
友達でも恋人候補でもさ。きっとそこに、答えはあります。

ちなみに、ぼくの趣味は、ペットサロンで犬を見ること。
特技は機械の分解、修理。今は時計のオーバーホールができるようになるため勉強中です。これを組みあわせると……

AIBO?

がんばれ、就活生!
うのたろうでした。

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Spotlight公式ライター/プラチナユーザー。ライターしたり小説書いたりしています。ライターのお仕事は随時受け付け中です。サンプル文章はこちらにもあります。http://unotarou.com/
きてくれた、すべての人を、愛しています。
【twitter】@unotarou

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