「息子さんの心臓をもらえたから、今の僕があるんです。」23年前に心臓移植を受けた男性が、ドナーの母親に面会し感謝の気持ちを述べた。

事故で亡くなった息子の母は、23年ぶりに愛する息子の心臓の音をその男性の胸から聞いて、感激の涙を流した。

生まれつき心臓疾患を持っていたダニエル

出典 http://www.mirror.co.uk

ダニエル・ティトレーは1981年、深刻な心臓疾患を持って生まれた。(写真右下)11歳の時、家族は医師から、心臓移植以外にダニエルが生き伸びる方法はないと告げられた。

1992年に14歳で他界したスティーブン

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一方、ヨークシャーに住んでいたスティーブン・ノリスは、自転車で交通事故に合い、帰らぬ人となった。スティーブンはドナーカード保持者であったために、彼の各臓器は多くの人の命を救うこととなった。

そして、スティーブンの心臓が西ウェールズのダニエルのもとに届けられたのである。

23年経って、ドナーの母に面会したダニエル

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「スティーブンの心臓が移植されなければ間違いなく自分は助からなかった。」ダニエルはずっとドナーの家族に感謝を伝えたかった。そして23年経った今、facebookを通して自分の気持ちを告白。

するとテレビ局に相談してみてはというコメントをもらった。早速テレビ局に連絡したダニエルは、プロデューサーの協力を得ることに成功。ついにドナーの母親と面会する機会ができたのだ。

14歳で愛する息子を亡くした母ジリアンと、ヨークシャーのリーズで面会したダニエル。彼の心臓はスティーブンの心臓だ。母ジリアンは、ダニエルの胸に耳をあて心音を聞いた。「あの子の心臓の音なのね。」感極まって涙したジリアン。

「自分の命を救ってくれたドナーのことをもっと知りたいと思いました。息子さんが生きていたこのリーズで、会いたいと思ったんです。」そしてジリアンはスティーブンのことをダニエルに語った。

今35歳になったダニエル

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「スティーブンの心臓をもらったから、自分の元の心臓があった時よりも元気に今を生ききることができるんだ。本当に感謝してるよ。」

感動のストーリーは今月30日に民放で放送される。23年ぶりに息子の心音を聞くことができた母ジリアンは、一瞬にして色んな思いが頭をよぎったことだろうと思う。しかし、確かに息子スティーブンの心臓は生きているのだ。

ドナー患者となることは、他人の命を助けると共に、自分がまた別の場所で別の形で生きて行くことになるのだと筆者は思う。たった14年の命だったスティーブンだが、ダニエルの心となり、ダニエルの中で共に生きている。

ダニエルの他の臓器をもらった人達も、今元気で生きていることを願いたい。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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