香港にはさまざまな北京、広東、上海などいろいろな中華料理店があるほか、フュージョン、コンテンポラリー、トラディショナル…こちらもいろいろなスタイルがあります。今回紹介するのは、地階(日本でいう1階。香港はイギリス統治下だったので階層の数え方がイギリス式)がバーで1階と2階(=つまり2階と3階)は中華レストランというユニークな店が誕生しました。名前は「大宮庁(Tycoon Tann)」です。

特別な時にも使えるレストランです。1階は白色を基調として、青と緑、茶色という印象的な配色。2階は上海のフランス租界をイメージしているそう。

1階のバーは普通に通りを歩いていると、モダンなバーに見えるので「1杯引っ掛けて行こうかな?」と思わせてくれるバーです。店内をよく見ると、漢方薬の店にあるような薬箱がデザインされたインテリアが印象的です。カクテルもユニークで「Yum Cha」(110香港ドル)というはジン、フランスのリキュール“サンジェルマン”、レモングラスなどが入ったもので、器は中国茶で飲むようなもので運ばれてきます。実はプーアル茶など本当の中国茶も50香港ドル前後で飲むことができます。

バーの様子。左に薬箱のような内装が施されています

中国茶ではありません。「Yum Cha」というカクテルです

料理としてのスタイルは中華と西洋の素材をうまく融合した中華料理です。「天籽蘭花松茸花膠燉響螺湯燉響螺湯」(338香港ドル)はウェルク貝とマツタケを使ったスープ。「黑松露洋薏米釀鮮雞翼」(138香港ドル)はチキンウィングにトリュフやフォアグラを中につめたという豪華なメニュー。「大官両儀龍蝦」(488香港ドル)はロブスターとトリュフのソテーとロブスターと米をあぶった2種類の味が楽しめる一品。ほかにも北京ダックの上にキャビアが載ったメニューがあるなど、上述のほうに新しいスタイルの中華が食べられることがわかると思います。

「天籽蘭花松茸花膠燉響螺湯燉響螺湯」は贅沢なスープです

トリュフとフォアグラが中に詰まっている「黑松露洋薏米釀鮮雞翼」

デザートには「金龍吐珠」(168香港ドル)は巨大な球を形作ったもので、それをはさみで切って食べます。ゴマの味が効いています。見た目が派手なこともあり、なんとなく切るのがもったいない感じです。

「金龍吐珠」。普通の料理っぽいですがデザートです

日本にいれば伝統的な中華料理をたべるところはありますが、モダンな中華料理店はあまり多くありません。香港に来た際にはこういった中華料理店に来てみるのはいかがでしょうか? かっこいい店なので、香港人のみならず西洋人客も多く、中華料理を食べてから下におりて、バーで飲むという人もたくさんいます。

★大宮庁(Tycoon Tann)
住所:74 WellingtonStreet, Hong Kong 
アクセス:地下鉄中環(Central)駅から徒歩5分
電話:+852 3125 3228
営業時間:レストラン:ランチ11:30~15:00、ディナー18:00~23:30。
     バー:11:30~翌2:00(日~木曜)、11:30~翌3:00(金、土曜)

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メディア業界で約20年の経験を持つフリーランス・ジャーナリストです。政治経済からスポーツ、グルメ、エンタメまで広くカバー。香港との関わりは2001年から。10年前からライフスタイル・ブランドLiucia(www.liucia.com)を共同で立ち上げ、経営もしています。

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