お笑いコンビピース又吉直樹さんと綾部祐二さん。

又吉さんが処女小説の『火花』で芥川賞をとったことにより「格差コンビ」と呼ばれてしまっていますが、そこを逆手にとった綾部さんの行動を再評価する声も多く、今コンビとしての注目度も高まっています。

相方への揺るぎないリスペクトが「格差コンビ」の掟

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3連休の中日、しかも又吉が芥川賞を受賞してから初の舞台とあって会場は満席に。大きな拍手で迎えられたピースは「大先生をお呼びしましたよー!」とはやし立てる綾部に対し、「今後も変わらず、劇場に立ちたいと思いますのでよろしくお願いします」と落ち着いてあいさつする又吉と、いつものように対照的な立ち振る舞いで笑わせる。

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綾部さんが又吉さんのことを「大先生」と呼ぶだけで、またひと笑い起きる。相方の快挙をひがんで妬んでいるだけの人間にはできない所業ですよね。

綾部はそんな、小さい思いにがんじがらめになっていない。むしろ又吉の快挙を新しい笑いを変えようという、どん欲さにあふれている。それを裏付けるのが、芥川賞受賞前に又吉がある取材で発した言葉だ。

「(「火花」が)5月に三島由紀夫賞に落選したとき、だいたいの人は“取れなくてもすごい”とか言ってくれたんですよ。でも綾部にだけは、“取らなきゃ意味ねぇんだよ。ビジネスになんねぇだろ”と言われた」

綾部は「火花」によって変化するであろう、2人の関係性と今後の立ち位置を、シビアに考えていたということだ。関係者は「綾部は文学を全く解さない人物だが、又吉の快挙は自分のことのように喜んでいる」と証言する。相方への揺るぎなきリスペクトが「格差キャラ」の礎なのだ。

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綾部さんは、昨今の小説家としての又吉さんのことだけをリスペクトしているわけではなく、芸人としての又吉さんに対しても、コンビ結成前から一目置いていました。

ピン芸人としての大変さを知っていた綾部

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もともと別のコンビ(又吉さん=線香花火、綾部さん=スキルトリック)を組んでいた2人は、東京NSC5期生で同期。先に綾部さんはコンビを解散してピンとして活動していましたが、当時の又吉さんが組んでいたコンビ『線香花火』の人気は凄まじく、解散した際、「“線香花火”だから終わるのも早かったんでしょうね」と何の気なしに発言したダイノジ・大谷さんにファンから非難が殺到し、殺人予告が届いたという逸話があったほどでした。

ずっと解散したいと又吉に相談され、コンビ解散しピン芸人になった大変さを知る綾部さんは止めていたが、どうしてもと言われじゃあコンビ組もう!と結成されたピース。

又吉さんは結成一週間くらいで舞台立ちたいです!と言ってきたが線香花火ファンが可哀想だし半年くらいは待とうと(綾部さんは)なだめていた。しかし又吉さんが早く立ちたいと言うのでそれでも3ヶ月くらいでピースとして初舞台に。すると案の定叩かれまくり。線香花火ファンに非難され、まるで寝取ったように言われる綾部さん。

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「漫才ではピカイチだったんで。僕ら同期の中では断トツでした」と綾部さんも後にテレビで言っていましたが、当時はアイドル的な人気もあり、映画にも出演(『青い春』)したりと、これからどんどん活躍の場を広げていくのかと思われた矢先の『線香花火』の解散、そしてすぐに『ピース』というコンビの再結成。ファンの心中は穏やかではなかったのでしょう…。

奇妙な三角関係

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当時は線香花火の解散理由について色々と憶測が飛び交っていましたが、2年前に、TBS系列で放送された『さんまのファンタジスタ』という特番に、又吉さんの元相方である原偉大さんがサプライズ出演。

綾部さんと原さんも同期で、又吉さんの“新旧”相方でもあるお二人。又吉さんをはさんで奇妙な三角関係のような画になっていましたが、この番組で『線香花火』解散の理由が明らかになりました。

「僕の芸人に対する熱が冷めたことです。解散前の、熱の冷めた僕と向き合うのは、さぞ苦痛だったことでしょう。本当に申し訳なかったと思ってます。ごめんなさい」

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又吉さんと中学校時代からの同級生だった原さんは、2000年に又吉さんの誘いで『線香花火』を結成するも2003年に解散。現在は芸人を引退し、雑誌編集者になっています。

番組内で元相方である又吉さんに向けて読まれた手紙が、とても心に刺さるものだったのでご紹介します。

線香花火を解散してから、10年が経ちました。ここ数年は、ちょくちょく会うようになり、飲みに行ったり、家に泊まったりもしてますが、照れもあってか、やはりなかなか本音を言う機会がありません。色々な縁があってこういう機会を作ってもらったので、手紙を書かせてもらいました。

線香花火として過ごした芸人時代は、本当にたくさんの出来事がありました。二人で上京し、一緒に住んで、NSCに入り、漫才をしたり、コントをしたり、いろんなところへ営業に行ったり、テレビや映画にも出演したりしました。あの芸人時代があったから、今の僕があると思ってます。芸人に誘ってくれてありがとう。

解散の原因は、僕の芸人に対する熱が冷めたことです。解散前の、熱の冷めた僕と向き合うのは、さぞ苦痛だったことでしょう。本当に申し訳なかったと思ってます。ごめんなさい。

そんな気持ちもあって、熱も才能もある又吉には、本当に売れて欲しいと思ってました。なので、ピースとしてコンビを組み、今こうして活躍していることを、心の底から嬉しく思ってます。熱の冷めた僕と続けていたら、こんな売れることはなかったでしょう。

僕の結婚式の時に、参列したいけど、どうしてもスケジュールが合わないと、コメントVTRを送ってくれましたね。コメントの後、一発ギャグを繰り返し、『こんなんやるようになりました』とはにかむ姿を見て、不覚にも僕は泣いてしまいました。本当に嬉しかったです。ありがとう。

10年後、20年後、この日のことをあてに、酒でも飲めたらいいなと思います。これからも、一番の隠れファンとして影ながら応援していきます。頑張ってください。

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線香花火時代には考えられなかった一発ギャグを繰り返し「こんなんやるようになりました」とはにかむ又吉さんの姿に涙した原さん…。本当に今のピースの活躍を喜んでいました。

この手紙を聞いていた又吉さん…ではなく、なぜか綾部さんの瞳から涙が…!

「素晴らしいツッコミを僕は見てたから。こいつの存在がどうしてもチラついて…」

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「なんでオマエが泣くんや!」とさんまさんたちにいじられながら、綾部さんは涙の理由をこう話していました。

綾部「こいつ(原)は本当に才能があり…やっぱどうしてもこいつのツッコミが…素晴らしいツッコミを僕は見てたから、やっぱり漫才やってる時に一個、こいつがどうしてもこう、チラつく部分とかがやっぱあったんでね。そういう部分でなんか色々こう…こいつの手紙でちょっと食らっちゃいましたね。」

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もともと人気も才能もあった人がいなくなった場所に自分が立つことのプレッシャーを考えると、察するにあまりありますが、原さんに「ピースの一番の隠れファンとして影ながら応援していきます」と言われたことは、きっと綾部さんにとっても、本当に大きな自信につながる言葉だったのでしょうね。

では、最後にピースとしてのお二人の仲良しすぎるエピソードを一挙にお届けして締めたいと思います。

「コンビやのに“古着屋行ってたらなんかお前が好きそうなペイズリー柄のパンツがあったぞ!”とか電話してくるんですよ」

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又吉『確かにサービス精神があるんですよ。古着屋行ってたら、コンビですよ。コンビやのに古着屋行ってたらなんかお前が好きそうなペイズリー柄のパンツがあったぞ!!とか電話してくるんですよ!どこどこにあったぞって!』

綾部『それは相方にも一緒ですよ、それは単に人ですから』

又吉『ゆってくれるんですけど僕は今度言われたら言われたのに無視する訳いかないじゃないですか!?見に行ったらちょっとサイズデカかったんすけど買わなしゃーないなって思って(笑)』

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又吉さんの好きそうな洋服の売り場を教える綾部さんと、サイズが合わなくても買っちゃう又吉さん。

「又吉」でも「まったん」でもなく「マタキチ」

そして新たに「大先生」という呼び名も加わったわけですね、わかります。

「ここ(又吉)は俺がつっこむから!!」

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録画したアメトーークのラゴリを見てたら、べーやんが、やたらとまったんに激しいつっこみをする吉村くんに向かって、「ここ(←まったん)は俺がつっこむから!!」って言って手でかばってたのを見て、ちょっときゅんとしました。笑 コンビ愛ですねー。笑

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ピース、平成ノブシコブシ、ハイキングウォーキング、イシバシハザマの4組のコントユニット『ラ・ゴリスターズ』がアメトーークに出演した際、吉村さんに激しめにツッコミを入れられる又吉さんをかばう綾部さんにキュン…。

「コンビを組んだのは賭け。駄目なら京都で2人で静かに暮らそう」

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コンビ共通して寺社好きで特に大の京都好き(京都に行きたいが為にファンツアーを企画実行もした事がある)。 一番のお気に入りは知恩院。仲が良くなったきっかけも18歳の又吉が知恩院のストラップをしているのを綾部が見かけ盛り上がったのが始まり。ボケ等一切無しで京都案内番組をするのが二人の長年の夢である。

出典 https://ja.wikipedia.org

京都と寺社好きという共通点で仲良くなったお二人。

又吉さんの誕生日にチューリップの花束とか…(照)チューリップの花言葉は「思いやり」だそうですが、赤いチューリップだったら…それはもうプロポーズも同然!!(恍惚)

「コンビで付き合ってちゃダメって事?」

出典 http://www.crank-in.net

ピースとフルーツポンチと誰かもうひとりがいて、その5人でやったんですけど、そのゲームで手を繋ぐんですよね。

で、みんなふつーに手繋いでるのに、ピースだけ恋人繋ぎしてて!!(爆笑)

そこをフルポンの村上くんが、「ピースさんだけ恋人繋ぎにしてるんですよ!!」ってつっこんだら、べーやんが、「え?なに?コンビでつきあってちゃいけないってこと?!」っておちょけてたのに大爆笑した!! 

そのひらきなおりとも言える返しに対して、「いや別にだめってことはないですけど!!」って言ってた村上くんにまたうけた。笑 だめじゃないんだ。笑

出典 http://jr-yako.blog.so-net.ne.jp

『よしもと(無限大)』の麒麟の回で、ピースとフルーツポンチと麒麟の川島さんが、手をつないだままタスキリレーをしたときの出来事。何度やっても自然とカップルつなぎ(指と指を絡めて手をつなぐ)になってしまうお二人なのでした…(尊い…)

「コンビでやってるので、不都合はない。これからも今まで通り芸人100%」

出典 http://natalie.mu

-この受賞で芸人としてやりづらくなるとか、不都合が生じるんじゃないかと思うことは。

又吉:そうですね、特に注目していただくのは芸人としてありがたいことなので、不都合は今のところ感じてないのと、あと、コンビでやってるので、不都合はないと思います。

-お笑いと作家という部分では比重はどのようにしていけたらと。
今まで通り芸人100(%)でやって、それ以外の時間で書くというのをずっとやってきたので、その姿勢みたいなものを崩さないようにしたい。それがどちらにとってもいいと思うんですね。

又吉:毎月のライブやりながら、そこで気づくこととかお笑いやコントにできないこととか、そのまま小説にはならないんですけど、どっかに残っていて、それが文章を書くときの一歩目になるので、それがすごい必要なことなんです。

出典 http://www.jiji.com

今後も芸人100%の『ピース』として、更なる笑いを産んでくれることでしょう。これからの活躍にも期待しています!

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