■ 目的を知れば、聞き慣れない検査も安心!

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妊娠していると、今まで聞いたことも、見たこともないような検査をすることがありませんか? 妊娠中は、小さなことでも不安になってしまいますよね。何のための検査なのか、赤ちゃんに異常があるから検査するのか、など知っていると、安心できますよね。

そんな検査のうち、今回は「ンストレステスト」について見ていきたいと思います。

■ 母体への負担を軽減しながら赤ちゃんのようすをチェック!

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記事提供:Doctors Me

Doctors Me 編集部です。
ノンストレステスト(NST)は、名前の通り、ストレスをかけないで行うテスのことです。陣痛などのストレスがない状態でお腹に分娩監視装置をつけ、胎動赤ちゃんの心拍数、子宮収縮の状態を調べ、赤ちゃんのようすを見ます。

NSTは、「赤ちゃんが元気かどうか」を知ることができるので、妊娠を観察・管理する医師にとっても、大切な検査になります。

■ どのような場合に行う検査なの?

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この検査は、一般的に、妊娠34週以降の妊娠後期に行う検査で、対象はすべてのお母さんになります。お母さんのお腹に赤ちゃんの心拍を取るためのものと、お母さんのお腹の張り(子宮収縮)を取るためのものの2種類のセンサーをつけます。

■ どうやって、赤ちゃんの状態を診断するの?

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赤ちゃんは、羊水の中で、水泳をしているようなものなので、手足を動かした際、自律神経系が正常に働いて元気であれば、心拍数が増加します。これを、「反応あり=元気」、と判断します。

逆に、心拍数の増加が見られない場合、「反応なし=要注意」と判断します。検査には40分ほどかかります。赤ちゃんは睡眠と覚醒を20〜30分毎に繰り返しているので、たまたま寝ている赤ちゃんでも40分待てば必ず覚醒し、検査の判定が有効になると考えられるからです。

■ お産の予行演習でもある

検査中に、子宮収縮が起きた場合には、赤ちゃんの心拍数がどう変化するかも観察できます。これは、お産の予行演習のようなものです。子宮が収縮すると、子宮をとりまく血液の流れが減少して、それに伴って、胎盤の血液の流れも減少するため、赤ちゃんにとってはストレスです。

もし、ストレスに耐える予備能力が低下してきている場合は、子宮収縮とともに心拍数の低下(徐脈)などの変化が認められることになります。

■ 出産方法も、これで決定できる!

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出産時のリスクが高い赤ちゃんの場合(お母さんが妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病を持っている、赤ちゃんのサイズが小さいなど)は、この予備能力の程度を知る意味で、オキシトシン・チャレンジテストという検査を行うこともあります。これは、お薬によってごく初期の陣痛様の子宮収縮を起こし、お産の予行演習を行うことによって、赤ちゃんが本番のお産に耐えうる予備能力をもっているかどうかを判定するテストです。

テスト合格なら普通のお産(経腟分娩)・テスト不合格なら安全策の帝王切開術が選択されます。

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