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戸建、マンション、持ち家、賃貸に関わらず住まいは、重要な空間です。特に持ち家の場合は、資産でもあるので如何に良い状態を保つか、修繕も含めて考えていらっしゃる方は多いと思います。

そんな大切な家が、もしも欠陥住宅だったら…?

まずはこちらのツイートをご覧下さい。

新築なのに換気扇と洗面台が取り付けられておらず、共用廊下も壁紙の張替えが…

また、換気扇のスイッチがあるのに実際は取り付けられていなかったということから、このツイート主の方の下には、こんな希望者が集っているようです。

現場検証は行われるのでしょうか?

さて、冗談はさておきツイート主のテラサワさん以外にも、欠陥住宅の報告がありました。

雨漏りしてるのでしょうか…。困りますね。

扇風機で家が揺れるって、さすがに安心して眠れません。

床のぺこぺこ気になりますね。

ドアがちゃんと閉まらないなど、隙間は一番気付きやすいかもしれません。

では、欠陥住宅に住まないためにはどんなことに気をつければ良いのでしょうか?

購入する場合と、賃貸の場合、それぞれの注意点を見ていきましょう。

購入する場合

建て売り

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新興住宅地などに多い建て売り。最近増えていますが、買い手が欠陥に気づかない仕組みがありました。

建て売りでは家の買い手は、建物が完成した後で初めて物件を見る。

しかし構造的な問題は内外装で隠され、完成後に外から見ただけではわからない。ここに根本的な問題がある。

隠された構造的な問題が明らかになるのは、住宅を購入した人が、検査会社に検査を依頼した場合だ。建売業者はこのため、検査会社が介入することを嫌う。

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つまり、欠陥があったとしても完成してしまった状態で、購入するか否かの選択を迫られるので、見えない部分の欠陥に気付けないという落とし穴があるのです。

そのため、最近では購入前に検査会社へ依頼する人も増えているのだとか。しかし、検査会社も建設会社と結びついているケースも多く、欠陥があっても異常なしとしていることもあるとのこと。注意したいですね。

なかなか住宅金額が決まらない

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外観や間取りなど、一生の買い物ですからこだわりたいですよね。しかし、それらを実現するのにいくらかかるのか、金額はきちんと業者から提示されていますか?

建物の価格は、プランなどがある程度定まっていれば枠取りができているので、ぴったりとまでは行かなくともほぼ数字は出ているはず。

ただ、標準工事以外にかかる費用、たとえば『建築確認設計費』『地盤補強費』『屋外給排水工事費』『屋外電気設備工事費』『外構工事費』『ガス工事費』『諸経費』などは、いくらかかるのかまったく分からない状態なわけ。

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最終的な金額を提示された時に、払えない金額に膨れ上がっていたらと思うとゾッとしますよね。

したがって、早い段階で間取りなどの話を提案してくれる業者の方が、最終的にかかる金額の提示も早いのです。

「○○費用は別途です」と最終的な金額をなかなか提示してこない業者は、オススメできません。

こちらの要望を聞いてくれない

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言うまでもありませんが、家を買う側は「お客様」です。理不尽な要望でない限り、最大限こちらの都合に応えてもらえるはず…。

しかし、住宅メーカーによってはこんなこともあるそうです。

『○○ハウスさんですか?家を建てようと考えているのですが、お話を聞きたいので、○月○日に自宅に来てもらえませんか?』とお願いしたところ、

『わざわざお電話ありがとうございます。あいにくその日は予定が入っておりますので△月△日ではいかがでしょうか?』と、必ずこちらの希望した日を避けて、別の日を言ってくる人がいます。

お客様の希望日に予定など入っていなくても必ず別の日を指定します。

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なぜこのような対応をされるかというと、住宅メーカー側が売り手中心の教育をするケースがあるからなのだそうです。

住宅メーカーに限らず、お客様第一の接客が常識だと思うのですが…。

こうした対応をされた場合は、その後も住宅メーカー主導で事を運ばれてしまいますから絶対に避けましょう!

賃貸の場合

内覧時にここを見よう

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賃貸の場合も、敷金や礼金などがかかりますし、決して安くないお金が発生します。

欠陥がないかを見極めるために、内覧時にチェックすべき項目がいくつかありました。

【構造・耐震性】
・ペットボトルのジュースなどを床に置き、振動の確認(何らかの振動があれば、中の水が揺れるので分かります)

・ピンポン球などを床に置いて転がらないか確認(転がる場合は家が傾いているので危険)

・窓や扉の開け閉めをして、立て付けが悪くなっていないか確認

・押入れの中などもチェック(見えないところの仕上げを手抜きしている場合は要注意)

・素足でフローリングを隅から隅まで歩き、浮き沈みや軋み音のチェック
構造や土台がしっかりしていないと、家が傾いたりして扉や窓の立て付けが悪くなり、耐震性が著しく低下します。

【耐火性】

・鉄筋構造であれば耐火性は高いですが、木造構造であれば耐火性は劣ります。

【健康の安全性】

・窓を閉めた状態で、壁紙や床板の臭いなどをチェック(薬剤臭やシンナー臭などがしないか確認)

・壁紙の端をチェック(壁紙の下などにカビが生えていたりすると、剥がれてきたり黒ずみが出ていることがある)

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特に傾いていないか、立て付けは大丈夫か、という確認は気になるところ。

また、内覧すると窓を開けがちですが、室内の空気が問題ないかを確認するためにも、最初は窓を開けずに様子を見ることをオススメします。最悪の場合「シックハウス症候群」になってしまうこともあるからです。

では、もし欠陥住宅だと気付いたら、どのように対処すれば良いのでしょうか?

購入した場合

欠陥住宅には2種類ある

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欠陥住宅を大きく二つに分類すると、法令違反の建築と契約内容に違反した建築とにわかれます。

実際の建築紛争では、法令違反を建築主(施主)が指示したとういう弁解が、業者からされることも多いですが、二つの側面から考えればよいでしょう。

出典 http://www.kenchiku-gmen.or.jp

どちらが違反の立証が難しいかというと、後者の方が難しいとのこと。

言った、言わないということにもなりかねませんので、必ず業者とのやり取りは書面で行いましょう。

この欠陥が起きた原因が二つあることを踏まえた上で、取るべき手段は…

瑕疵担保責任

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簡単に言ってしまえば、住宅やマンションの保証です。

一定期間内に欠陥が見つかった場合、無償で直してもらえます。ただし、それにも細かい規定があり…

契約書にかかれている「瑕疵担保」の項目で、瑕疵担保責任期間とその適用内容を確認しましょう。

瑕疵担保責任は、「民法」と「住宅の品質確保の促進等に関する法律(=品確法)」によって定められています。

民法では、木造で5年、鉄筋コンクリート造で10年と定めてますが、実際には1~2年で契約しているケースがほとんどです(民法よりも契約が優先されます)

出典 http://www.kenchiku-gmen.or.jp

品確法では、住宅の構造上の主要な部分または雨もりの部分に対して、引渡したときから10年間となっています(ただし、2004年4月1日以降に契約した物件に適用される)

また、マンション、建売住宅など不動産業者から購入した場合、「宅地建物取引業法(宅建業法)」により、引渡しから2年以上となっているので、注意してください。

出典 http://www.kenchiku-gmen.or.jp

気になる方は、一度契約書を確認してみましょう。

また、欠陥を早期発見するためにも第三者の専門機関に、1年目点検や2年目点検を依頼することが望ましいと言われています。

賃貸の場合

賃貸の場合、欠陥を見つけたらまずは管理会社や不動産へ連絡しましょう。連絡をせずにいると、欠陥なのに自分がやったものと濡れ衣を着せられる羽目になります。

証拠として写真も残しておくと良いでしょう。

しかし、工事に伴い転居せねばならない場合、または工事をしてもらえない場合は、住み続けることが難しい状況になるケースもあり、転居費用の問題が出てきます。

この場合の費用負担について愛知県の不動産業者が、次のように回答しています。

貸主と不動産が欠陥を知っていたかどうかが分かれ道

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弁護士によると貸し出す際に、欠陥の有無を知っていたかによって変わるそうです。

1)知っていて、告知が無かった場合この場合なら敷金の全額返還と引越し費用は出してもらえるのではないでしょうか。また、不動産業者も知っていた場合は、手数料も返還を受けられると思います。

2)知らなかった場合、話し合うことで敷金の全額返還は可能だと思いますが、引越し費用や手数料は難しいような気がします。

出典 http://www.chintai-hakase.com

疑わしい場合は、きちんと弁護士を入れて話し合うことが必要かもしれません。

住宅購入も、賃貸も、多額のお金が掛かります。

定期的な点検を入れることで、家の安全も守るようにしていきたいですね。

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