こんにちは。僕は、生後7ヶ月の赤ちゃんを持つ新米パパです。新米だからこそ気づいた、育児の苦労や幸福を書いていきたいと思います。

今回は、0歳児を保育園に入れる時に感じた、不安や悩み、そして覚悟について。

ある朝、妻が号泣していた。

当時、生後4ヶ月の息子を保育園に預けるようになった数日後のことだ。

朝、息子を送り届けて帰宅した妻が泣いていた。「子どもがかわいそう」とグスングスン。「かわいそう」というのは、まだ生まれてきてから4ヶ月なのに、親の手元を離れて「かわいそう」ということ。

僕たちも、生まれてからたった4ヶ月で、息子を保育園に預けることは本意ではなかった。しかし、4月から新生児枠で入れないと、次のタイミングでは認可の保育園に入れなくなってしまう恐れがあったため預けることを決断した。

まだまだ赤ちゃんとずっと一緒にいたいのに。

もし、僕たちが共働きじゃなかったら?幼稚園に入園するまで、息子の傍らには常に母親がいて、それこそ24時間一緒にいれたはず。

しかし、妻のしている仕事上、長期間休むわけにもいかず、僕の働く会社にも「育休制度」なんてものはなかった。つまり、選択肢はほぼひとつだった。

「小さいからどうせわからない」は本当か?

泣く妻に、上手く気の利いた言葉もかけてあげられず、「大丈夫だよ」としか言えなかった。妻が「かわいそう」という意味も痛いほどわかるから、あまり余計なことも言えなかった。

前に一度、妻が同じことを言った時に、「まだ小さいから寂しいとかわからないよ」と言ったけど、それは、100%大人の言い訳だ。たしかに「寂しい」とか、そういう感情はまだないのかもしれない。でも、たぶんすでに母親という存在をしっかりと認識していて、傍にいないことはわかっているはずだ。

失うことで、得られるものもきっとある。

保育園に預けることで一つ確かなのは、これからするであろう「子どもの初めて」をたくさん見逃すということ。初めての寝返り、初めてのハイハイ、初めて喋る言葉。家にいる時にやってくれればいいけど、そのいくつかは保育士さんが一番最初に見聞きすることになるのだ。親としては、やっぱり寂しい。

でも、もしかしたら、早くから他の人と触れ合うことで、人の気持ちがよくわかる子になるかもしれない。刺激や発見が多いから、ずっと親といるよりも吸収することが増えるかもしれない。

そう思うことで、今も毎朝息子を保育園に送り届けている。

妻の覚悟に、追いつけていなかった僕。

子育てに、決まった正解はないはずだ。今できることは、現状をちゃんと受け入れて、その中での最善を2人で話し合いながら見つけていくしかない。ベストは無理でも、ベターを目指して。

ずっと一緒にいられない分、違う愛情のかけ方はきっとある。子どもはきっと、親が思っているより頑丈だ。

その日、妻は僕が会社へ出かける時「子どもの分まで、仕事をちゃんと頑張る」と自分に言い聞かすようにつぶやいた。僕は、妻を素直に尊敬した。親としての自覚に、父と母でだいぶ差がついているようで、自分を少し情けなく感じた。

この記事を書いたユーザー

ARASE このユーザーの他の記事を見る

「おもしろフィルター」を通して、あらゆる情報をおもしろく伝えられるよう善処します。記事、コラムなどの執筆のご依頼は→mapsincjapan@gmail.com

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス