テレビを付けると又吉直樹さんの顔が大きく映し出され、新聞や雑誌の中吊りにも又吉さんの快挙を告げる言葉が並んでいます。

今まさに「時の人」である、又吉さん。

そんな中、AGFから、又吉さんの(書き下ろしエッセイ)が付いたボトルコーヒー、
「『深い珈琲エッセイ』付き<ブレンディ>ボトルコーヒー BOOKボトル」のセットが
7月23日に発売されることになりました。

取扱い店舗は、全国の紀伊國屋書店。販売期間は2週間限定。

そのコーヒーボトルがこれ!

出典 http://entabe.jp

又吉さんが、このコーヒーのために特別に書き下ろしたエッセイ9作品がボトルのパッケージに綴られています。
紀伊国屋書店では、このコーヒーと又吉さんのサインが入った「深い珈琲エッセイ」のオリジナルしおり(全9種)をスペシャルセットとして販売するんだそうです。

エッセイは全部で9つ。
その題名を挙げてみましょう。
どれも、読んでみたくなるものばかり。

すべてコンプリートしたくなります。


1. 君と同じ味にはならない

2. 懐かしいコーヒーカップで出された

3. 飲み終えたら帰らなければならない

4. 珈琲をお代わりする時、物語は佳境に入る

5. 行けなくなった喫茶店

6. 珈琲だけが側にいた夕暮れ

7. 夏の蝶とアイスコーヒー

8. これを飲んだら泣こう

9. すべての風景に珈琲はいた

コーヒーボトル9本セットで、価格は1,800円(税込)です。
これは売り切れ必須でしょう。
どのエッセイも読んでみたいと心をくすぐる物ばかりです。

実は、この9つのエッセイのなかからすでに、一つだけ発表になっています。
発売日まで読みたくない方は 以下の又吉さんの写真の下は、読まないでくださいね。



「君と同じ味にはならない」

「好きな人ができました。鍵はポストに入れといてください。今までありがとう」
そんなメールが送られてきて、好きだった人との関係が終わったことがある。
驚きはしたが、僕達は何週間も会っていなかったので、予兆はあったのだと思う。僕としては、今後の二人のことを考えたうえで、経済的に将来の展望が見える地点まで一刻も早く辿り着きたくて必死だった。それと同時に、その人に対して、おそらくこんな日々が永遠に続いていくことになるだろうけれど、そんな生活は不満ではないか? もし、つらいなら、いっそのこと自分のことなんか振って欲しいと考えていたのだと思う。別れてから、しばらく苦しい夜が続いた。あの人が入れてくれる珈琲はもう飲めないのか、などと普通のことを考えてしまう。自分で珈琲を入れてみるけれど、同じ味にはならない。あの珈琲は二度と飲むことができない。あの一杯の珈琲の中にこそ、幸せはあったのだと思う。

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東京が好きで、昭和が好きで、古い日本のドラマも好きで、カフェが好き。
忘れられかけている遠い記憶のことを掘り起こしています。

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