記事提供:Entame Plex

ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、6月に発売された著書「35点男の立ち回り術」の発売記念イベントを開催した。

今回のイベントでは、田村自らMCをつとめ、メディアの記者だけでなくファンも集めて、全ての参加者からの質問に答える形で、さらには動画を含む撮影及びSNSへの配信などすべてOKという異例の形式で行われた。

本書は自ら35点と自己採点する田村が、そこからいかに努力をして成功を収めたのか、乏しい才能を補うべく体得した“立ち回り術”を紹介。

田村自身、この本については「コミュニケーションを悩んでる人に読んでもらえると楽になるのでは」と話している。

イベントでは、集まった参加者から様々な質問が飛び交い大盛況(その応答の一部は下記で紹介)。そのなかには、困った先輩(極楽とんぼ・山本)が今後どう立ち回ればいいのかという難問も。

その他の質問には難なく答えていた田村だが、この質問に対しては「僕ができることは少ないと思いますけど」と前置きしつつ、「事実がそのまま伝わらずに判断されていることはどうなんだろう」と疑問を投げかけ、

さらには「頑張ってもう一度やろうと思っている人は、お世話になった先輩でもあるので、また番組で楽しいことができたらいいなと思ってますけどね。すぐには無理だろうけど、徐々にメディアに出てくることを願ってます」とエールを送った。

その後、先日ニュースになった田代まさしに関しての質問が投げかけられると、イベント冒頭で「答えられない質問は米倉涼子さんパターンでBGMを大きくして逃げる可能性があります」と宣言していた通り、BGMを大きくして回避。

これには会場も爆笑の渦に包まれていた。

そんな質疑応答の後には、今回会場に集まったファンの中で、もっともこの本をネットで宣伝し売りさばいた人3名を食事に招待することを発表。

さらには田村の突然の思いつきで、感想文大会を行うことも決定。この大会優勝者も食事に招待することを宣言した(詳細は公式Twitterにて)。

最後に、今回のイベントで行われた質疑応答の模様、田村淳なりの立ち回り術をダイジェストで紹介。

――今まで会った人の中で100点だと思う人、一番点数が高い人は?

「100点の男はまだ見たことないです。この世にはいないでしょうね。でも、一番点数が高かった人は竹野内豊さん。この方はそもそもの点数が高いですから、イケメンで背が高くて、性格がいい、気配りもできる。竹野内豊さんで89点。

あまり人のことを点数付けるのはよくないですけど、僕が見た中でこれが最高得点です。あの方だったら抱かれてもいいと思ったぐらいなので(笑)。

自分もぜひ100点を目指したいですし(現在は75点)。100点の人がいるなら見てみたいし、100点の男を探してる感じですかね」

――大学院まで出たのですが、女で大学院まで出ると立ち回り術も難しいんですが、うまい立ち回り術を教えてください。

「僕は学歴社会に生きてこなかったので、大学院まで行く方が理解できないんですよ。それぐらい勉強したかったってことですよね。そこまで行かないと学べないこともあったんですよね。そこで学んだことがあなたの強み、そこをあなたのウリにしていかないと。

ただそれを嫌みっぽく言うのはいけないし、そこが立ち回り術で、その強みをいかにオブラートに包んで届けてあげるか、そして相手を納得させるか、その技術は話術。

大学院まで行った知識をどうやったらうまく人に伝えられるか、強みを自分なりにどう相手に伝えるか、そこを考えていただけたらいいのではないでしょうか」

――妻が怒っているときの立ち回り術をぜひ。

「僕が嫁にやっていることがあなたの嫁に通用するかはわからないけど、僕は遅く帰ってきて(嫁が)寝ちゃってて、会話がないと思ったら、僕がいないときにどんな生活をしていたのか聞き出してあげるようにしてます。

でも、それもほとんど聞いてないんですけど(笑)。その情報は僕にとってはそんなに必要じゃないので。全部受け止めてるとストレスになるから。

僕は人との会話を重要な部分だけ捉えて、あとは捨てるって方法を身につけているので、聞き流し。だけど、相づちはものすごくうまいので。(ポイントは)“へ~”、“へ~”で、三回目に“すげえ!”って言ってればだいたいどんな対応もできます(笑)。

彼女がどういうことを伝えたいのか聞き出してあげる、それを頑張れば夫婦関係もうまくいくんじゃないですかね」

――私もMCをやってるんですけど、いろいろな知識をどう身につけて、どう伝えていけばいんですか?

「インプットとアウトプットですね。僕は情報はTwitterからとることが多いんですけど、それだけだと間違った情報もあるので、Twitterは大きく、広く、早くみたいなときに利用してます。だけど、本当に聞きたいことは1対1で話す。

まわりに政治に詳しい人だったり、世界情勢に詳しい人だったり、年上のおじさんがたくさんいます。芸能界って芸能界だけで友だちを作ろうとしますけど、芸能界の友だちは1人もいらないと思ってて、そこにはプラスの情報をくれるのはほんの一握りですよ。

だったら、自分が欲しい情報を持ってる人に近づいて、情報は入れるとしゃべりたくなるから、誰かにしゃべることでその人からの意見も出てきて、いろいろな意見が合わさってきて自分の中で腑に落ちる新たな発見が生まれてくるというか。

俺みたいな風見鶏な男がよく怒られるんです。俺は右だって思ってて、左の人の意見を聞いて本気でそうだなって思ったら、信念がないみたいなことを言う人がいて、一度右だと思ったら一生右じゃないといけないのか日本はって思うことがすごくありますね。

あとは、賢い友だちもバカな友だちも両方作った方がいいですよ。賢い人はだいたいバカなことやってますよ。

人間って自分がドキドキするようなものを取り入れていかないと生きていけないじゃない。昔はそれが恋愛だったけど、今は違うものを求めてて、例えばやったことのないことはとにかくやろうと思うし、食べたことのないものは食べてみたい」

――対談とかたくさんやられてますが、コミュニケーションをとる上で意識していることは?

「この人は何が一番言いたいんだろうってこと。まずは何を望んでるかしか考えてないんですよ。自分が本当に聞きたいことはどうでもよくて、しゃべり出してエンジンがかかったときにそれをぶっこむとベラベラしゃべってくれるんで。

まずは相手のエンジンをかけるのを心掛けてますね。俺がよくする質問は“趣味は何ですか”“休みの日に何をしてますか”“夢は何ですか”の3つは、みんなだいたい持っているので。

それで趣味がゴルフという人には、俺は全然好きじゃないけどゴルフが好きなフリをします。あとは、初心者ぶると知識がある人は初心者には教えたがるから、知ってても初心者ぶることもあります。

ずるいって言われるかもしれないけど、俺は立ち回り術としてそうしてますね」

――年上の人にものを言うとき、上司に対してうまく意見を言うにはどうすればいい?

「僕も目上の人には気を使うようにしてますけど、言葉遣いとか。でも、自分にも後輩ができて思うのは、ある程度つっかかってくる感じ。全て従順なやつは信用できない。

気持ちよくつっかかってくる人が好きなんですよ。だから、本当にこれはおかしいんじゃないですかってことは、自分も面と向かって言うようにしてます。

そのかわり、後輩なのに生意気ですみませんとか、頭を下げるのは簡単、気持ちなんて捨てちゃえばいいんだから。

そこで気持ちを捨てることができたら、後々のコミュニケーションとしては、あいつは俺のことを思って意見を言ってくれるってことに繋がってくるので、最初は個を捨てますかね。

譲歩することが大事。相手のためにどう譲歩すればいいか考えますね。僕も困った先輩がいます(笑)」

――今「ごぶごぶ」(毎日放送)に出演してますが、関西での立ち回り方、(ダウンタウン)浜田さんとの立ち回り方は?

「浜田さんは僕にとってスーパースターだけど、「ごぶごぶ」(上下関係を捨てて進行するロケ番組)って言う番組なので五分五分。

でも、本当に五分五分でいるとブチ切れられるじゃないですか。だから、僕の中では8(浜田):2(田村)ぐらいなんですよ。

でも、浜田さんがちょっとでもミスったり、粗相したときには僕が逆に8にいける。そこで五分五分になってバランスをとるっていうのはありますね。

だから、浜田さんのミスは絶対見逃さないっていうか、そのときは怒られてもいいからいじりにいく。浜田さんが不倫したときにもいじりましたし(笑)。でもこれを言うとまたものすごく早い肩パンがやってくる(笑)」

――人に頼ったり、頼み事をするのが苦手なんですが、そういう時の立ち回り術は?どうしても1人でやった方が良いと思っちゃう。

「1人でできるなら1人でいいんじゃない?でも、1人でできる女子は男子が助けないですよね。俺は演技力さえ身につければいいと思ってて、仕事でも1人でやってる姿を見せる、そのとき作業は全然進んでなくてよくて、作業してるフリを見せる。

そして、男の人が通りかかったら“間に合わない…”とか言えば、そこで声かけられると思うし、それでよっぽど悪い人じゃなければ、その後さりげないお礼も。そこでまたコミュニケーションが生まれるわけだし。

ウソも方便、使い方によってはウソという言葉は悪いけど、演じることも大事だと思います。女子は愛された方がいい、おびき寄せる術をどれだけ持ってるかが大事だと思います、恋愛においては。

女子のモテると男子のモテるは違いますからね。女子はたくさんの異性に同時期に付き合ってくださいって言われるのがモテる。男子は意中の人を落とす技術を持ってる人がモテる。

言葉は一緒なんだけど、中身が違うっていうか。35点の僕が言うのもなんだけど(笑)、僕はそう感じましたけどね」

――逆に立ち回れなかった経験は?

「めっちゃあるでしょ、だって警察ともめて謝罪させられてるもん(笑)。東京スポーツに一面で“(田村)淳テロリスト”って出たし(笑)。立ち回れてないでしょ。

だけど、ギリギリのところまで行くからこそ、ここまでいったらヤバいっていうのが感覚でわかるから、ルールの際を歩くのが好き。ルールから逸脱してしまうと、法に触れてあなたルール違反でしょって怒られちゃう。

だけど、ギリギリまでいかないとどこまでアクセルを踏んで良いかわからないから、極力ギリギリを歩くようにしてる。だから全然うまく立ち回れてないんです。

本当はもっとうまく立ち回りたい。うまく立ち回ってる芸能人はいっぱいいるし、好感度の高い方々はうまく立ち回れている人たちだと思いますよ」

――今5点加えられるとしたら?

「スポーツだろうね(笑)。運動ができないですから」

――(田村)亮さんは何点?

「基本の点数は55点。イケメンですから。それに性格も優しいし、後輩にも慕われているので。だけど、加点もないから55点。

そのまま全部出ちゃってるから。55点のまま歩き続けてますね。うまくしゃべれれば加点。酒癖が悪いので、お酒を飲まなきゃ加点、金髪も時代遅れですから…ここにもいましたね(笑)」

――追加された加点要素として、どういう要素が一番占めていますか?

「35点から70点にあげるために何が一番点数が高いか、行動力。自分で言えるぐらい行動してますからね。思ったら行動するし、怒られてもまだ動くし。超怒られてやっと止まるみたいな。俺は多少怒られてもちょっとずつ動き続けるっていう。

で、意外とこんなところまでいくと怒られなくなったねっていうのがあるので、とにかく行動するようにしてますね。行動力は他の人より点数が高いと思います。

テレビ番組を本当は作りたいんだけど、それってテレビ局の許しを得ないと作れないし、スタッフやスポンサーがないと作れないけど、今の時代はこうやって生配信ですぐできるので思いついた企画は事務所に言わずにそのままやってりしてますね。

マンションの1室を防音して全部緑の壁にして、いつでもCGで合成できるような部屋を作ったんですよ。今やろうとしてるのは『悩みと悩み』。

悩み相談って今でもそうですけど、ポジティブそうな人に相談してくるけど、悩みを持った人同士でお互い相談しあえっていう。そうすれば相談してる側の気持ちもわかるし新たな発見があるんじゃないかと思って。

今度生配信でやるのでぜひ見てください。とりあえず自分でやってみて、面白くない企画もあるけど、やったからこそ自分で気付けるっていうか。

行動に移すと道が開けることもあるし、やめようって思えるからまずは行動する、僕の人生において一番大切なことですね」

――緊張しいなんですけど、緊張しないようにするには?

「しちゃってるものはどうしようもない。緊張は自分との折り合いだと思ってて、緊張にもいろいろな種類があって、今日みたいに楽しめるものもあるし、どうしようもないときは無視するパターンがある。

緊張してることを知らんぷりする、あとは緊張してることをみんなに言っちゃう。そうするとだんだん溶けていくので、それで緊張したフリをし始められたときには緊張が溶けてるっていうか。緊張への対処方法は1つじゃない」

――初対面だと緊張しておとなしいって言われるけど、本当はそうじゃない。うまく自分が出せなくて、最初から自分っぽく明るく振る舞うためには?

「そのままでよくない?いきなり明るいヤツの方が信用できない。最初はいいと思う、日本人は様子をお互い伺い合う人種。

コミュニケーションとしては、日本人は丁寧にはいって、お互いの距離感を探りながら、いつ敬語を外すかとかを楽しんだ方がいい。コミュニケーションがより楽しくなるし、その方がいいと思います」

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