私は壁にぶつかったり何か困難な状況に陥った時、決まって思い出しお手本にする人物がいます。

フェデリコ・フェリーニ。イタリアの映画監督です。
代表作には『道-La Strada』『甘い生活 - La Dolce Vita』などがあります。

映画監督としての栄光

フェリーニは、高校卒業後は新聞社に勤務していましたが、映画監督としては『寄席の脚光』という作品の共同監督としてデビューします。

その後『青春群像』や『道-La Strada』などのヒット映画を撮り続け、ヴェネツィア国際映画際に於いてはサン・マルコ銀獅子賞を受賞するなど、映画監督として栄光の道を歩んで行きます。

高校卒業後、新聞社に勤務し、古都フィレンツェや首都ローマで挿絵や雑文を書いていた。その後、ラジオドラマの原稿執筆などを経てロベルト・ロッセリーニ監督の映画『無防備都市』のシナリオに協力。
『寄席の脚光』(1950年)でアルベルト・ラットゥアーダとの共同監督にて監督デビュー。

出典 https://ja.wikipedia.org

こちらから引用させて頂きました。

妻ジュリエッタ・マシーナとの出会い

サン・マルコ銀獅子賞を受賞し、代表作の一つともなった映画『道-La Strada』に出演したのが、妻で女優のジュリエッタ・マシーナ。

二人が結婚するきっかけは、フェリーニが脚本を書いたラジオドラマにジュリエッタが出演した時に出会ったのが、そもそもの馴れ初めのようです。

『道-La Strada』以外にもジュリエッタはフェリーニの作品のいくつかに出演していますが、知的障害のやや弱い女性という役どころを見事に演じたこの作品は、ジュリエッタの代表作ともなっています。

フェリーニとジュリエッタは、後に一旦離婚しますが、結局生涯に渡り傍で連れ添い、フェリーニの死も看取っています。

私は、フェリーニの病死にもジュリエッタが傍にいた事で、二人は結局結婚を貫いたと思っていましたが、一度離婚していたんですね・・・。

出典 http://www.gettyimages.co.jp

フェリーニの妻で女優のジュリエッタ・マシーナ

文学を学んでいたが演劇に転向、ローマ大学で学ぶ。1943年、ラジオに出演していた時、そのラジオドラマの脚本を書いたフェデリコ・フェリーニと出会い、同年結婚。

出典 https://ja.wikipedia.org

二人の出会いとして引用させて頂きました。

監督としての苦悩と私生活の陰り

順調にヒット作を飛ばし続けるフェリーニでしたが、遂に監督としての大きな壁にぶつかります。

スランプに陥りながらも次なるヒット作へのプレッシャーに押し潰され、現実逃避したい衝動に駆られた時期があったそうです。
しかも、同じ頃、妻ジュリエッタとの関係も悪化していきます(これは後に別居へと発展していきます)。

公私ともに追いつめられたフェリーニは、何とか監督としてのスランプと冷えた私生活から脱却しようと苦しみもがき、そこから非常に斬新なアイデアが閃くのです。

ありのままの自分の苦悩を作品にする

フェリーニの取った行動、現実から脱却する為のアイデアとは、スランプに陥っているありのままの自分の状態を映画として撮る事でした。

その作品が『8 1/2』(ハッカニブンノイチ)です。
作品には、フェリーニさながらのスランプに悩まされた映画監督が登場します。そして、現実と妄想の区別が定かではないような、何とも不思議な映像作品が出来上がるのです。


私は、このエピソードを、もう随分前のドキュメンタリー番組で見ました。
今回、一応ネット上などでもあちこち調べてみましたが、背景にある当時のフェリーニの状況を把握されていない方もいらっしゃったり、ある程度解説されているサイトもありました。

私は、何らかで壁にぶつかってしまうと、今でもフェリーニのこのエピソードを思い出します。
そして、いつもお手本にするんです。
体裁や人目より、今の自分をまずさらけ出してしまおうと。

不思議ですが、執着も見栄も捨ててみっともない自分を晒してしまうと、妙に吹っ切れて次へ進めたりします。

ありのままを作品にしてしまうとは、斬新で素敵で潔くて、今でもお手本にしている生き方です。

この記事を書いたユーザー

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音楽業界を経て、フリーのデザイナー兼ライターを生業にしております。ポジティブに解決したトラブルや実体験ネタを中心に書いています。8歳下の夫と愛犬の気ままな3人暮らし。音楽好きのゴシック好きの和服好き。オカルトも大好きでございます。好きな作家は芥川龍之介、詩人は中原中也☆

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