最近、ギスギスした親子関係や、希薄だと感じる家庭を目にします。そんな家族に、是非読んで欲しいと書いてみたくなりました。

また、日常のちょっとした事でも、他人の行動に異常に厳しい見方や対応をする方もいたりと、全体的に心に余裕の無くなっている方が増えているのだろうか?と感じます。

どんな時代にも、楽しく気負わずに生活や子育てをしてきた、うちの母のお話です。

諺で大切なことを教えてくれた母・・・

日常の至るところにとにかく諺の多い人で、何か行動したり、悩んだりという大切な場面に口にしておりました。自分自身に投げかけていたり、私など子供に向かって言うことも多かったですね。

両親とも、嫌なことや困った事があっても、愚痴をこぼしたり塞ぎ込んでしまう場面はほとんど見た事がありません。
笑いに変えて過ごして来たという印象です。

最近になって、日常のふとした場面で母に言われていた諺の数々が、しかも問題に対して適切なものがポンと頭に出てくる為、今でも迷った時には母が教えて諭してくれているような気がしています。

そんな母が良く口にしていた諺の中から、いくつか書いていきたいと思います。

■七度(ななたび)尋ねて人を疑え

何かが無くなっていた時や、やった筈のものが抜けていた、なんて時に、良く私は
「誰か持って行ったのかな?」
「あの人に預けた筈なのに、処理してくれなかったのかな?」
なんて口に出す事がありました。

そんな時に、母に良く言われていたのが、この言葉です。
「七度(ななたび)尋ねて人を疑え!」

安易に人を疑う前に、まず自分が何処かに忘れていないか、記憶違いをしていないか?ちゃんと何度も確認して、探してみなさいという事です。

そして、実際に記憶違いだったり、思いもよらないような所に落ちていた、なんて事があり、疑わずに済んで良かった、という経験が何度もあるんですよ。

今も、
「あれ?ここにあったあれが無い?」
なんて時には、ふっと母のこの言葉が浮かびます。そして、じっくり何度も探したり、確認するようにしています。

物が見当たらないときなどは、よく探したうえで最後に他人を疑え。軽々しく人を疑ってはいけないということ。

出典 http://dictionary.goo.ne.jp

本来の意味として引用させて頂きました。

何度も確認してから初めて人を疑う、疑うからにはそれなりにじっくり確認する事が必要という事ですが、慌てずに落ち着いて探すという事も心掛けています。

■立ってる者は親でも使え

これは、母が日常的に使っていた諺の一つです。
誰かがちょっと席を立って何処かに行こうとする場合や、外出する時などには必ず声をかけます。そして、大概何か用事を頼むんですね。

「ちょっとちょっと、ついでにお風呂見てきて。」
「ついでにあれ、買ってきて。」
という具合です。

そして頼んだ後に
「立ってる者は親でも使え」と言いながら笑っているんです。

頼まれる方は面倒な時もあったりしますが、これ、人に頼む以外にも『ついで』を上手く実践しておりまして、母自身が何処かに行く際にも、一つでは無く同じ方向で解決できる用事を一気に片付けてきたりと、非常に合理的でした。

私個人としては、立場や年齢に関係なく、その時に出来る人間がやれば良いという解釈をしております。母もそんな感じで使っているように見えました。

立っている者は親でも使えとは、急ぐ場合には、誰でもよいからそばにいる者に用を頼むのがよいということ。

出典 http://kotowaza-allguide.com

本来の意味として引用させて頂きました。
目上の者に用事を頼む際の言い訳としての解釈もあるようですね。

■腹が減っては戦はできぬ

今から何か大変な物事に取り組む時は勿論ですが、日常の仕事に取りかかる時には、まず必ず腹ごしらえが鉄則。

これ、私なりの解釈を入れると、まずは美味しい物をしっかり摂るだけでなく、準備をしっかりして気分を引き締めて事に当たろう、一日を始めようという事でもあるのではないかと思います。

母はとにかく、食事を後回しにして何かをそのまま始めたり続けるという事はしませんでしたし、私達にも勧めませんでした。
むしろ、食べる事をないがしろにすると𠮟られましたね。

母が大切にしていた事は、まず食べること。食事を抜かない。
そして次に好きな物を美味しく食べる!

食べる事は人間だけでなく、生きているもの全ての基本ですね!

腹が減っていては、いい働きができない、というたとえ。

出典 http://kotowaza.avaloky.com

本来の諺の意味として引用させて頂きました。

■親が死んでも食休み

これも良く、食後に聞いていた諺です。
何かと慌ただしい現代では、食べてすぐに何かしたい気分の時は多いのですが、本来はしっかり休むのは大切ですね。

食事すら抜いてしまうのは、母にしたらもうとんでもない話でした。
ゆっくり、楽しく食べて、ちゃんと休んでお腹を整える・・・。身体にも心にも大切です。

毎食後だけでなく、午前と午後のお茶の時間もしっかり摂る・・・。
みんなで楽しくおしゃべりする時間を取るのも、『食休み』の一つであると思っています。

そして何より、無理をせずに一呼吸置いて事に当たる、常に時間に余裕を持つ。
そんな姿勢でいるのが一番良いのだと思います。

どんなに忙しい場合でも、食後の休息は取る必要がある、ということ。

出典 http://kotowaza.avaloky.com

■人の振り見て我が振り直せ

私がつい周囲の人の愚痴などこぼしてしまった時には、この言葉が良く出てきました。これは、母が若い頃にお世話になっていた叔母に、やはり良く言われたそうです。

他人を見て「あの人は何だろう?」と非難したり、偉そうに言ってしまうより、まず自分はどうかを考えてみなさい、という事ですね。
そして、自分も同じ愚かな事はないか考えて改めなさい、という意味合いでも言ってくれていました。

母の諺好きは、母の叔母によるもののようで、まだ若かった頃に同じように様々な場面で諺で注意され、教えられていたそうです。
それを娘にも伝えていたんですね。

他人のやっている動作や態度で好ましくないと感じたら、その相手をとがめる前に、自分は他人に対して同じようなことをしていないか、他人の行動を自分のこととして省みなければならない。。

出典 http://www.iec.co.jp

意味を引用させて頂きました。

■世の中に寝るより楽はなかりけり・・・浮き世の馬鹿は起きて働く

これは諺ではなく、歌のようですが、調べてみると誰のものかも不明なようです・・。

母は寝る前にこの言葉を必ず言っておりまして、潔く寝てしまうんですよ。それはもう、ぐっすりと。
その日、どんな事があっても、睡眠はしっかり取る、寝る時にはもう何も考えない、という姿勢は、見ていて本当に気持ちの良いものでしたね。

いつまでも起きていて、効率の悪い仕事をしているなら、きっぱり諦めて寝てしまい、しっかり休んだ方が翌日良い仕事が出来る、という意味合いとしても、私は考えています。

また、母は、冬であれば湯上がりにすぐ寝る、というのも必ず実行しておりました。
いつまでも起きていて湯冷めして風邪など引いては馬鹿を見るし、足が冷えたら気持ち良く眠れないというのが母の考えのようでした。

子どもの頃、寝る前に祖母が「寝るより楽はなかりけり、浮き世の馬鹿は起きて働く」と
よく言っていた。寝る気満々である。
あなたは寝るときに「惜しい」と思うか「楽しい」と思うか。
私は絶対後者だ。

眠ることは至福であり、惰眠をむさぼる快楽が至上と思う。
睡眠時間を削ってまで、しなくてはならないことなど世の中にほとんどないというのが私の持論だ。

出典 http://www.okanejuku.jp

私の解釈や母の姿勢に近いものだったので、引用として使わせて頂きました。

■笑う門(かど)には福来る

これは、特に母が気に入って使っていた諺ではありませんが、その姿勢そのものが、うちは両親ともこの諺がぴったり、という感じでした。

辛いと愚痴をこぼしたり、いつまでも悩んで時間を費やすより、さっさと気分を切り替えて休む時は休む、美味しいものを食べて笑う・・・。

そうすれば、きっと良い解決策が向こうからやって来る、そんなものだと思います。


焦らず気負わず、気の合う人と美味しいものを食べて、楽しく笑って過ごしたいですね!

いつも笑い声が溢れる家には、自然に幸運が訪れる。明るく朗らかにいれば幸せがやってくるという意味。
また、悲しいこと・苦しいことがあっても、希望を失わずにいれば幸せがやって来るということ。

出典 http://kotowaza-allguide.com

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石井ロージー このユーザーの他の記事を見る

音楽業界を経て、フリーのデザイナー兼ライターを生業にしております。ポジティブに解決したトラブルや実体験ネタを中心に書いています。8歳下の夫と愛犬の気ままな3人暮らし。音楽好きのゴシック好きの和服好き。オカルトも大好きでございます。好きな作家は芥川龍之介、詩人は中原中也☆

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