日本でも度々ある生活保護不正受給者の存在。ある芸能人の母親でさえも、生活保護受給者になっていたニュースは記憶に新しい。

ここ、イギリスでは日本よりも、政府が生活保護支援に力を入れている。弱者へのサポート精神は強い。しかし、それを逆手に取って不正に生活保護を受給している者もたくさんいるのだ。

今回の不正受給者はこの男

出典 http://www.dailymail.co.uk

元トラック運転手で2度の離婚歴、2児の父親でもあるボーンマス在住のグインフォー・ジョーンズ(50歳)は、2009年に仕事を辞めて以来、ずっと生活保護に頼っている。

膝が痛むのと体の具合が悪いという理由で仕事を辞めたのだ。実際、生活保護受給の申請には、6回もの心臓麻痺経験、軽い脳卒中、腎臓の一つに問題、そして足が不自由で歩けない、などど理由を書いている。

ん?歩けないのではなかったのか…!?

出典 http://www.dailymail.co.uk

世の中、どこで誰が見てるかわからないというのはこの事だ。自分のアパートから電動バイクを持って出て来た男。フラットの玄関ドアから、余裕で前車輪部分を持ちあげ、階段を下りているではないか。

この男は、政府から毎月1340ポンド(約25万5千円)もの生活保護手当を受け取っている。下手すれば、日本人のサラリーマンの給料より良いではないか。しかも、値段が高いこの電動バイク(日本円で約82万円)もその給付金で買ったのだろう。

しかし、この電動バイクの重さは107キロだ。足が不自由で歩けないと主張するなら持ちあげて階段を下りることは不可能だろう。この写真を撮った人が新聞社にネタを売ったので、新聞社は男にインタビューしようとした。

しかし、男は「嘘はついていない。階段は3段までなら上がれるがそれ以上は無理だ。歩くのだって、介助なしでは30メートルも歩けないんだ。」体調も悪いし仕事ができる状態ではない、と主張した。

更に「こんな写真を載せたりしたら、福祉から受給をストップされてしまうじゃないか!」と怒りだしたという。


しかし、階段5段分は余裕で100キロ以上のバイクを持ち上げていたではないか。この件は福祉に回された。「真実を述べている人には全力でサポートするのが我々の仕事ですが、虚偽の申し立ては詐欺以外の何物でもありません。今後、厳しく調査をしていきます。」とコメントしたという。

撮影者は「まるでコメディーのようだった」

出典 http://www.dailymail.co.uk

たまたまこの男の撮影をした人は、イギリスのブラックジョークでも有名なスケッチショー「Little Britain」のコメディーのようだったと話した。主人公のコメディアンが、「余裕で走れるくせに、車椅子生活の生活保護不正受給者」と「それに振り回される介護の人」を演じているのだ。

コメディショーなら面白くて当たり前、だが現実社会では不正受給はシャレにならない。余談だが、彼らは筆者の大好きなコメディアンである。

不正受給者は他にもいる、いる。

出典 http://www.dailymail.co.uk

こちらの男は、障がい者という理由で生活保護受給を申し立てしているが、この通り、重いものを平気で運んで歩いている姿がキャッチされた。

恐らくこの男も不正受給者だろう。日本もイギリスも「黙っていればわからない」と思い詐欺行為をする者がいるが、社会福祉の審査は厳しい。日本はイギリスよりも、本当に障がいや病気を抱えている人にでさえ厳しい国である。

しかし、厳しいからといって、わからなければ不正をしていいというものではないのだ。イギリスでは大家族も年間ものすごい生活保護額を受け取っているのだ。大家族の場合は「不正」ではないが、政府の予算は厳しい。

福祉も少し財布の紐を締める必要がありそうだ。なにしろ、こういう人達が存在するので、本当に福祉からの助けが必要な人達には回って来ないのだ。今後、不正受給申請する人が増えないように、今一度厳しく取り締まるべきだと思う。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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