アメリカでは来年2016年が大統領選の年。オバマ大統領が2期目を終え、次の政権には新しい人を選ぶ事になるので、まだまだ先の来年11月の投票日に向け、各候補者が既にしのぎを削っています。

一番の有力候補は、やっぱりヒラリー・クリントン氏。選ばれれば女性初の大統領ということになりますが、夫ビル・クリントン元大統領時代からのしがらみもあり、一番話題性も多い候補ではあります。

新たな候補者が次々と名乗りを上げるなか、最初に人々の目をひいたのは、その名前でした

昨日、民主党から来た大統領選候補の名前がリンバーバット・マッカビンズって

出典 https://twitter.com

buttというのはお尻のことで、運悪くそれを苗字に持つ人もいますが、名前のほうにその単語が入っているのは有り得ないことなんです。

不審に思ったレポーターが確認したところ、候補者は本物のネコだったんです

出典 https://www.facebook.com

インタビューによれば、友達のネコが出馬したら面白いだろうなと、ケンタッキー州ルイビル在住の高校生、アイザック・ウェイス君が思いついた事でした。候補者のマッカビンズ氏は、同じ高校に通うエミリー・マッカビンズさんのペットです。

立候補にあたりアイザック君がしたのは、連邦選挙管理委員会のホームページにアクセスし、必要事項を打ち込んだだけで、登録が完了しました。サイトによればリンバーバット・マッカビンズは民主党=デモクラット(Democrat)ですが、これは自動選択のせいで、アイザック君は実際には「Demo-Cat(デモ・キャット)と入力したのだとか。

アイザック君とエミリーさんのもとへは既にアメリカ市民である証明請求など立候補に伴う書類が届き始めています。また選挙事務所のボランティア応募者やマッカビンズ氏の代理人になりたいという弁護士まで、問い合わせの手紙もぞくぞく集まって来ているそうです。

「やっぱ候補者がネコだって知らないらしくて」

うん、まあ…申込み用紙だけでは名前が変だと思うだけで人間以外だとは思わないでしょうね…

アメリカの大統領選史においては、リンバーバットが初めての人外候補者ではありません。1968年にはピガサスという豚が、2008年にはモリーというダックスフントが名乗りをあげています。

連邦選挙管理委員会によれば、自由とチャンスの国アメリカ、誰でも大統領に立候補できますが、実際に候補者名簿に載せてもらって投票の対象になるかどうかは州法によるのだそうです。また、選挙に関わる法律は人間のみに有効で、その他の生き物に当てはめることは出来ないのだとか。

「リンバーバットは素晴らしい大統領になるって冗談で言っているんですよ」とアイザック君。実際にやってみて、大統領選という大きな選択肢にしては、あまりにも難なく登録が出来たのに驚いているのだとか。

「誰にでも立候補の権利があるということなんだと思います。だから管理委員会のホームページを見ると、200人以上もの候補者が登録されているんです。もちろんリンバーバットも入れてね」

リンバーバット・マッカビンズ氏を大統領に!ということで、フェイスブックやツイッターのアカウントを取得し、SNSでも活動は既に始まっています。さて、どこまでレースに食い込めるのか、楽しみですね!

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