今年の4月、アメリカのアーカンソー州のブリーダー一家に生まれたブリティッシュ・ブルドッグの「ボンサイ」は、スイマーパピー(泳ぐ仔犬)症候群という非常に珍しい障がいを持って生まれた。

仔犬の胸部が平らになり、四肢が広がった状態になっているので内臓に圧迫を与えやすく、通常は長くは生きられない為に安楽死を選ぶ場合が多いという。

後部の足は手術で切除

出典 http://www.dailymail.co.uk

広がるだけで治る見込みのない後ろ脚を切除したボンサイは、上半身のみになってしまった。この障がいを患うと早くに亡くなってしまうケースが多いが、現在2カ月半、なんとか必死に生きている。

障がいがあっても可愛い犬に変わりはない

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ボンサイの飼い主は、facebookにボンサイの姿を投稿した。瞬く間に人気が広がった。

今では、12000以上もの「いいね!」と、既に3000ドル(約36万8千円)の寄付金が集まっているという。

出典 http://www.dailymail.co.uk

ボンサイは、人間の胎児にも稀に起こる二分脊椎症という障がいも持っている。

生まれつき脊椎の一部が形成されなかった状態を言います。神経障害を伴わない二分脊椎症もありますが、一般に二分脊椎症と呼ぶ場合にはなんらかの神経障害を伴う二分脊椎のことを意味します。

脊椎の背中側の骨が一部開いて脊髄などの神経組織が背中に飛び出している『開放性二分脊椎(脊髄髄膜瘤)』と、骨の開いている部分が正常な皮膚に覆われている『潜在性二分脊椎』に分かれます。

運動麻痺:足が上手く動かせず、歩きにくい、成長に伴い足の変形も起こってくる
感覚麻痺:触った感じ、暑さ、痛みを感じない
膀胱障害:おしっこを上手く出したり、我慢したり出来ない 
直腸障害:うんちを上手く出したり、我慢したり出来ない

出典 http://www.murakamiseikei.com

おむつをしていることも

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後ろ脚切除の手術後、回復に向かっているボンサイだが、今後もMRI検査で障がいがどのように臓器に影響を与えているかを調べなければならないという。

出典 http://www.dailymail.co.uk

大変な障がいを持ちながらも、健気に生きるボンサイ。facebookではボンサイのキュートな写真がたくさん投稿されている。

また、寄付金募集のページには「ボンサイはとってもチャーミングな仔犬です。彼のことを世間にもっと広めていきましょう。他の仔犬と姿形が変わっても、それなりに生きていけるようにしてあげたいですね!」と励ましのメッセージが添えられている。

普通、日本でも海外でも獣医院は保険が効かない。ボンサイの状態を検査し、今後治療していくには相当な費用が必要だろうと思われる。

健気に必死に生きているボンサイが、今後も元気に育っていくことを願うばかりだ。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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