ロンドンが大パニック!地下鉄が全面シャットダウン

出典 http://www.theguardian.com

7月8日水曜日の夜18:30から翌日木曜全日にかけて、イギリスのロンドンにて地下鉄スタッフによるストライキが行なわれ、地下鉄は全面休止、通勤者らがバスや車、自転車を利用し道路は大渋滞、バス停には長蛇の列が出来る等街全体がカオスとなりました。

大迷惑なストライキ

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地下鉄の全面休止ストライキが実際に行われたのはなんと13年振り。今回は9月から開始予定となっている「週末のみいくつかの路線にて夜間も地下鉄を走らせる」ということに対する約2万人のスタッフによるストライキ。夜間働くことに対し、会社から提示された2%の昇給と2000ポンド(約38万円)のボーナスでは足りない!というもの。しかも、夜間働くか働かないかのチョイスは自身にあるのにです。それどころか、昇給は翌年と翌々年は更に1%増またはインフレに合わせた割合どちらか高い方というのにです。

それに加え、ロンドンからウェールズに向けてサービスを提供する鉄道会社First Great Westernも日立の新しい列車導入に伴い機能が高くなることから、人員削減となることを恐れ同日にスタッフがストライキ。ロンドン西方面に住む人にとってはダブルパンチとなりました。

約6億円の損害

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それに伴い市内のバス会社はバスの本数を増やし、道路工事は道を空ける為至るところで中止等対策が取られ、ソーホーやメイフェア地区ではお店の売り上げが6割減と今回のストライキで生じた被害総額は300万ポンド(約6億円)と言われています。また、金融街ではバス停は見たこともない長蛇の列となり、あまりに満員超えの状況にバスを走らせることを拒んだバスドライバーをめぐり警察が呼ばれたなんてことも。当の地下鉄運営会社であるTransport for Londonも、通勤時間に融通のきく人はラッシュアワーを避けるようにと警告を出しました。

そんなに地下鉄ドライバーの雇用条件は悪いのか?

出典 http://www.telegraph.co.uk

では実際にそこまで地下鉄ドライバーの条件は悪いのでしょうか?それがなんと、トレーニングを受け正社員となったドライバーの初給与は、週36時間という週5日だと1日7時間程度の労働に対し年収49673ポンド!日本円では約940万円とかなり条件が良いことがわかります。なんとこの年収は労働時間がより長い看護師や警察官、教師や消防官と比べても随分良い条件となっています。これが5年後には5万~6万ポンド(950~1140万円)に昇給するんだとか。

それだけでなく、なんと有給は年間43日間も・・・。比べられている看護師等は22~30日程度です。調べれば調べる程なぜこんなに良い条件を与えられているのに、こんなに大勢のロンドン市民に迷惑をかけることが出来るのかと苛立ってしまいます・・・。

出典 http://www.theguardian.com

実際に被害を受けた人は「私達だって大変な仕事がある。でも給与に満足していなくたって、皆でじゃあ今日は働きませんなんて出来ない。少しは被害を被る市民の数を考えないのか。ありえない。」とご立腹。ごもっともと思うのは筆者だけでしょうか・・・。

この夜間の地下鉄サービスを始めることにより360万ポンド(約7億円)の経済効果があると見込まれており、2000人が新たに雇用される予定です。

筆者も本日は通常の倍以上にあたる2時間以上かけて出勤しました。そんな中筆者の夫はのうのうとストライキの為自宅勤務。そんな「喜び組」も数千人いたようです。

もし同じことが東京で起こったとしたら、あなたならどう思いますか?

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ガーリーなことが大好きなロンドンに住む道産子アラサー。お料理・お菓子作り・5つ星ホテル巡り・ミシュランレストラン巡り・アフタヌーンティー巡り・マーケット巡り・ショッピング・甘いもの・お花柄が大好き。

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