「とても感動して思わずカメラを向けた」1人の医学生によって撮られた写真は、Facebookで拡散された。その写真には、マクドナルドのドライブスルーから漏れる灯りで、宿題をする1人のホームレスの少年の姿があった。

フィリピンのホームレスの少年

出典 http://www.dailymail.co.uk

地面に座り、古い木製のベンチの上で宿題をするダニエル(9歳)。暗くなった夜に頼れるのは、マクドナルドのドライブスルーから漏れる灯りだけだ。

そしてダニエルには、ノート1冊と鉛筆1本しかない。

ダニエルの一家は、建設業者であった父が2012年に激しい金融騒動に巻き込まれ、財産を失った。その後、父は急な病気で他界した。更に最悪なことに、その後すぐに自宅が火事になり、全てを失ったのである。

父を失くした一家にあるのは屋台のみ

出典 http://thechronicleherald.ca

現在、ダニエルの母は生活のために屋台でストリートフードを売っている。そしてダニエルには7歳の弟ガブリエルがおり、3人でこの小さな屋台で寝泊まりしているのだ。

2本あった鉛筆を1本盗まれた

出典 http://www.dailymail.co.uk

どこの世界にもいじめっ子は存在する。ダニエルが今苦しい状況にいるということを子供はわからないのか、たった2本しか持っていなかった鉛筆のうちの1本を、クラスのいじめっ子達に盗まれてしまったのだ。

最後の1本まで盗られたら大好きな勉強ができなくなるーそう思ったダニエルは鞄に、お守りのロザリオを入れて持ち歩くように。

Facebookで一気に広まったダニエルの写真により、メディアからインタビューを受けた母は、相当驚いた。しかし「屋台には灯りがないから息子は学校の勉強を、灯りが漏れるマクドナルドの近くでしてるんです。」とコメントした。

「お金がなくても、どうか2人とも勉強に専念して欲しい。」それが母の願いである。

母も頑張っている

出典 http://www.dailymail.co.uk

子供たちとの生活を支えるために、母もストリートフード以外にタバコやお菓子も売っているそうだ。更に、他人の洗濯物を洗ったりする仕事もエキストラでしている。

マクドナルドのドライブスルーのマネジャーはこう語った。「あの兄弟は時々、ここに食べ物やお金をねだりに来るので、あげたりしていますよ。今度、紙に星を描いて来たら、おもちゃをあげるよって言ってあります。」

寄付金活動が行われている

出典 http://www.dailymail.co.uk

facebookにダニエルのことが投稿されて以来、ダニエルにちゃんとした教育を受けさせてあげようというチャリティ活動が動き出している。寄付金を募っているのだ。

「夢をかなえたい。一生貧乏でいるのは嫌だよ。」いつも母にそう話すダニエル。

将来は警察官か医者になりたいそうだ。私たちは、勉強できる環境や、常に何かを学べる生活ができるということを、決して当たり前と思ってはいけない。ダニエルのケースは世界では氷山の一角だろう。

勉強したくてもできない子供が世の中にはたくさんいる。だから、問題もなく学校に行けて、灯りのある場所で勉強できるということに感謝しながら生きるべきだ。筆者もこの記事を読んで改めて、息子にそれを伝えて行きたいと思った。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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