記事提供:Doctors Me

Doctors Me 編集部です。

動脈の血液中の酸素飽和度が低下すると、顔色や全身の色が悪くなり、特に唇や爪の色が紫に変色します。この状態を「チアノーゼ」といいます。

赤血球の中には、酸素を運搬するヘモグロビンというたんぱく質が含まれています。正常の動脈血では、その98~100%が酸素と結合し、血液の赤い色のもとになっています(酸化ヘモグロビン)。

しかしなんらかの原因でこの酸化ヘモグロビンの割合が低下し、酸素と結合していないヘモグロビン(還元ヘモグロビン)の割合が増加すると、唇や爪が暗赤色~紫色に見えるのです。

■ 肌色が悪くなる「チアノーゼ」の原因とは?

1. 血流の悪化

出典 http://www.gettyimages.co.jp

寒い場所にしばらくいたり、冷たい水に長く浸っていたりすると、顔色が悪くなり唇の色も紫色になります。これもチアノーゼの一種ですが、体の正常な反応ともいえます。

2. 心臓や肺の病気など

出典 http://www.gettyimages.co.jp

喘息や肺気腫、肺線維症、肺動脈狭窄、無気肺などにより肺での酸素摂取が障害された時、先天性心疾患などによる静脈血の動脈血への混入、心不全や動脈硬化などによる末梢うっ血などが原因となります。

■ 症状はケースバイケース!

チアノーゼになると、一体どのような症状が起きるのでしょうか。

【ケース1】
顔色や全身の色が悪く、特に唇や指先が紫色になります。呼吸がさまたげられると、さらに酸素不足がひどくなるため、例えば子供が長い時間泣くと顔色が普段よりも悪くなります。

【ケース2】
赤ちゃんがミルクを飲むのにとても時間がかかります。1回に飲む量も少ないため体重が増えず、標準体重より小さいことが多いです。

【ケース3】
心臓が原因のチアノーゼでは、全身の酸素不足からめまいやふらつき、失神などの症状も併発します。さらに症状が進行すると、死に至ることもあります。

■ 医師からのアドバイス

寒くないのにチアノーゼが見られる場合は、すぐに病院を受診しましょう。また、喫煙している人や心疾患、肺疾患のある人はチアノーゼになりやすいと言われています。もともと肺や心臓の病気がある人は、禁煙を心がけましょう。


Doctors Me 編集部おすすめコラム】

"血液クレンジング"って本当に安全?
“むくみ“は病気のサインだった!? 
脱・ガチガチ首&肩!有効な4つのツボ
30代から実践したい【4つの対策】

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス