今回は、特に飲食店の開店時の「何処で」を考えていきます。

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筆者は、港区新橋の繁華街の場末で洋楽バーを12年間経営しています。その前はタクシーの運転手からの脱サラです。

今回は、出店候補地についての考え方などについて、色々と書いていこうと思います。特に飲食店に照準を当てますが、一般の方にも雑学になる内容も含めますので是非最後までお付き合いください。宜しくどうぞお願い致します。

さて、「何処で」やるかは、やはり、これから特に飲食店での起業目指す方にとって、非常に重要なポイントの一つといえると思います。

それでは、その「何処で」ということを考えていきたいと思います。

色々な「何処で」を考える中で…。

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飲食店ということになると、一般的に商店街・繁華街・集合施設内・ロードサイド等のイメージが出ると思います。

筆者もそういった視点しかありませんでしたし、実際繁華街で営業していて間違ってはいなかったと思っていますので、そこは、そんなに考えるところではないかもしれませんが、商店街は付き合いの問題などのこと、繁華街は治安などのこと、集合施設内は営業時間が施設の都合に左右されること、ロードサイドは酒類の販売がリスキーであることなど、それぞれ注意点を踏まえておく必要はあると感じます。

地域を選択し、色々な時間に見て回ることが大事。

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貴方がどのような飲食店を考えるかによりますが、先ずは地域を決めること、若しくは幾つか選択しておくことが、今後の作戦面においても重要な事になります。
 
筆者自身は、前職が都内を走り回るタクシーの運転手だったので、昼夜問わずあらゆる繁華街を走り回りました。そして実際その地域で飲酒してこられた方を乗せ、色々な話を聞き、最終的に新橋という場所に決めました。

そういった意味で筆者の前職は開業前にやる仕事としては非常に優れている仕事でした。毎日繁華街視察をしているわけですから…。

筆者の例からも、もしかしたら、内勤の多い仕事からの独立の場合は、車やバイクに一日中乗るような仕事をしてからというのもいいかも知れません。とにかく沢山の街、それも早朝から深夜、土日に至るまでを知っておくと、かなりいろいろなことを確認することが出来、より自分に合う土地での商売の計画が可能になると考えられます。

計画地が商売のターゲット層の多い土地かのリサーチをする。

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筆者の欲しいお客様の層は、「1960年代や昭和40年代生まれくらいの、洋楽好きのホワイトカラー会社員」…。そういう想定をしていましたので、タクシーの運転手などで日々見ながら当初開業を計画していた、自宅の近所の葛西という場所では、もしかしたら厳しいのではないかという判断になりました。

何故なら企業が少ないこと、ベッドタウンということ、バーというよりは風俗系の店舗が多く、深夜の通行人の層も、見た感じでは筆者のイメージする世代やファッションの人が少ないという結論になりました。

そして筆者は新橋を最終チョイス!

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そこで、当時筆者は、色々な繁華街を流しました。歌舞伎町・大久保・中野・渋谷・原宿・青山・池袋・六本木・麻布・自由が丘・五反田・銀座・新橋・日本橋・神田・上野・錦糸町…それぞれの街に昼夜問わず走り回り、実際お客様を乗せてみた感じの印象や、聞き取れる話から、治安や客層などを判断しました。

とは言うものの、歌舞伎町・六本木・錦糸町は怖いし、麻布・自由が丘は、むしろ筆者の柄ではないし…等と次々に思うようになり、最終的に筆者が関わった学校や会社などがあった場所ということで慣れていることもあってか、青山・原宿・新橋・神田・五反田が良いと思うようになり、不動産物件の相場などを見るうちに新橋に強く惹かれるようになり、結果今に至ります。

土地勘がある場所がお薦めです。

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筆者の例を書きましたが、結局多少はその土地に明るい方が有利だと思います。実際お店に来てくださるお客様は、その街では自分より長い場合もあり、あまり浅いと「外様」と言われてしまう感じも無くはないので、「マスターもボチボチ新橋長いね…」なんて言われることも一つの売りになっていくのかと思います。

恐らく皆様にも、高校や大学、配属された事業所があった場所など、多少その土地になれている場所というものがあると思います。そういった場所で、尚且つ活気のある場所というのを中心にリストアップして、貴方が提供する予定のサービスと、その街を歩いている人達の層を考えて、それが合いそうな場所ということを考えると自ずと絞られてくると思います。

銀座は新橋の隣だが…。

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参考までに触れておきますが、やはり歌舞伎町・銀座・六本木といった、東京でも指折りの繁華街というのは、家賃なども高くなりますし、いらっしゃるお客様の求めるサービスのレヴェルも高いことが推測されます。

始めての飲食店開業という筆者の様な素人としては、あまり水商売のプロっぽくなくても許されそうな、もう少し微妙な街から入ることをお薦めいたします。筆者も銀座の隣という微妙な新橋で良かったと思っています。

業態に合わせた立地を狙う。

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場所が絞れたら、駅前か、場末かなどのことも考えないといけません。勿論家賃は駅前の方が高くなります。駅前は誰もが入りやすい店を作ると流行る印象があります。逆に場末は多少マニアックな趣向の店が流行る印象があります。

貴方がどのようなタイプの店をやろうとしているのかによって、その立地を生かすも殺すもあるかと思います。駅前にミュージック・バーはあまり似合いません。場末に立ち食いそばはあまり似合いません。そのようなことを考えていくと、業態にあった立地というのも見えてきます。

その他、1階が良いのか、地下が良いのか。ペンシルビルが良いのか、飲食店が沢山入った雑居ビルが良いのか。通り沿いが良いのか、裏路地が良いのか。そういったことも計画段階でしっかり認識出来れば素晴らしいと思います。

同じ商売でも「何処で」を間違えると、繁盛するはずの店が閑古鳥になると言っても過言ではありません。それくらい「何処で」は飲食店出店の場合特に重要です。

飲食店で独立をお考えの方。是非「何処で」をよくお考えになり、失敗の少ない開業を目指しましょう!

最後までお読み頂き有り難う御座います。

この記事を書いたユーザー

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東京都大田区大森生まれ。立正大学附属立正高等学校、尚美学園短期大学音楽ビジネス学科、放送大学教養学部生活福祉専攻卒業。STAY UP LATEオーナー。 ライター業と、セミナー講師、司会業も実質少々。江戸川区在住、一児の父。愛猫家。

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