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Doctors Me 編集部です。

世の中には、単なる偶然の一致と片付けられない現象があります。

たとえば、双子は言葉にしなくてもお互いの思っていることが伝わると言いますが、お昼ごはんに何を食べるか、遊園地でどのコースから回るか、どんな人が好みかなど…挙げればきりがありません。日常生活における選択でかなりの部分で、趣味や志向が似通っていることは間違いないと言えるでしょう。

このように、特にコミュニケーションをとらなくても心が通じ合うことを、「シンクロニシティ」と呼んでいます。今回は、この不思議なシンクロニシティのメカニズムについて、医師に聞いてみました。

■ それまでの人生経験が大きく影響

出典 http://www.gettyimages.co.jp

人がある選択をするとき、遺伝的な好みとそれまでの人生経験に基づいて行う、ということが分かっています。直観的な判断や熟考して決めた判断のいずれにおいても、無意識のうちにこれらの要素が大きく関係しているのです。

双子は、遺伝的に同じバックグラウンドを持っている上に、成人するまでの長い時間を一緒に生活していることが多く、同じ人生経験を積んでいます。そのため、何かの判断をするときには、当然、その内容が似通ってくるものと考えられます。

このように考えてみれば非常にシンプルで、だからこそ自分が思っていることをもう一方も思っている、いわゆる以心伝心が起こりやすくなるのです。

■ 双子はテレパシーもできちゃうの?

出典 http://www.gettyimages.co.jp

このように以心伝心が起こりやすいと言われている双子ですが、一方に何かの情報を与え、もう一方にそれをテレパシーで伝えてくださいという実験をしても、うまくいきません。あくまでも、これまでの経験に基づいた判断に関する場合のみ、シンクロニシティが発揮されるのです。

では、成人して別々の人生経験を送ると、シンクロニシティはどうなるのか。遺伝的背景は同じでも、人生経験が異なるにつれて、やはりものの考えや判断の仕方が変わってきます。そのためシンクロニシティは少しずつ薄れていき、おのおのの個性が出てくることになるでしょう。

【医師からのアドバイス】

勘の良い読者の方はお気づきかもしれませんが、実は夫婦がだんだんとお互いの好みや考え方が似てくるのも、シンクロニシティのひとつです。もともと遺伝的背景の違う二人でも、同じような人生経験を積んでいると、似たような考え方をするようになります。

元も子もない言い方ですが、不思議ではあるものの、奇跡的な現象としてとらえるのは少々非科学的すぎるかもしれませんね。


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