イギリスの国営電話局やガス会社の適当さには筆者も呆れている。イギリスではとにかく、国営のなんたら、というものは全てが適当だ。

今回、British Gusにブチ切れた女性が、新聞社に訴えた。

「亡くなった、って何度言えばわかるの!?」

出典 http://www.dailymail.co.uk

怒りまくっているのは、ドーセット州在住の3人の母、アリソン・ヒックスだ。彼女の祖父に当たるスタンリー・ブロムリーは今年初めに93歳で他界した。

しかし、今でもガス会社がスタンリー宛に請求書を送りつけてくるのである。「祖父が亡くなった時に、ちゃんとガス会社に伝えたわ。なのに止めると言っておきながらまだ送ってくるのよ。何度、祖父は死んだって言えばいいの!?」

アリソンは、ガス会社に怒るだけでなく電話口で泣いた。「私にとって祖父は親代わりだったんです。だから、もういない、って何回も言うことさえ辛いのよ。」

早くに両親を亡くしたアリソン。祖父であるスタンリーさんの面倒を過去7年間、看てきたという。「大切な人が亡くなるって辛いのよ。そういう気持ちを踏みにじるように、私の電話を無視して、何度も何度も請求書を祖父宛に送ってくるマヌケな会社よ!」

出典 http://www.dailymail.co.uk

この苦情を受けて、ガス会社代表のリー・フランクは「今回の件では、大変ご迷惑をおかけしました。心からアリソンさんに謝罪したい。」と申し出るも、アリソンは「今更謝罪なんかいらないわ!さっさとガスを止めて!!」

国営電話局もそれ以上に適当

出典 http://www.cultofandroid.com

日本でいうところのNTTが、このBritish Telecom(通称BT)だ。このBTのいい加減さは世界一といってもいいぐらいだ。

筆者も、そして周りのイギリスに住む人のほとんどが、このBTに迷惑をかけられているのだ。頼みもしていないのに勝手に電話回線を切ったりする。明らかにBTのミスなのだが、早急に対処すると言いながら余裕で一カ月は待たされる。

電話局のせいで、一カ月もインターネットや電話が使えないとなると、今の現代人はもうお手上げだ。電話で苦情を言おうにも、自宅に引いてる電話線を切られた場合、携帯電話しかない。

しかし当然、携帯からの通話は高くつく。こういう国営の会社は1分間に何百円もの通話料を取るのだ。なんて浅ましい。

こういった迷惑極まりない出来事が、筆者にも何回も起こった。「過去に電話線を勝手に切られて迷惑してるので、今回は気をつけて下さいよ。」と言っても、ハイハイと返事しながらまた切るのである。

恐らく、日本ではあり得ないことだろう。そして電話の度に違う人が出るので、話が繋がらず、一からまた長々と説明しなければならないのである。頭に来るったらない。

更に最悪なことは

出典 http://flights.indonesiamatters.com

勝手に電話線を切っておいて、一カ月も電話もネットも繋がらない状態にしておきながら、なんと電話代の請求書&修理代が届いた時には、もう怒り狂う。散々何度も説明して、ようやく使えなかった間の電話代&電話線修理代はチャラになるのである。

このやりとりが、実に8回ぐらいは行われる。怒りを通り越して呆れるが、しかし、疲れるからといって泣き寝入りだけは絶対にしてはいけない。今回のアリソンのように、何度も請求書を送り付けられてしまうからだ。

相手側のミスであっても、きちんと正さないと会社側が裁判に持って行く場合があるのだ。今回、ガス会社はアリソンに「個人情報のデータの更新の遅れ」と言い訳しているが、新聞社に訴えて明るみにならなければ、恐らく何度も何度も同じことを繰り返さなければいけなかっただろう。

イギリスに暮らして、良いことももちろんある。しかし、こういう悪いところはかなり目立つ。これも客を客とも思わないサービスの上に成り立っているからだと、日本人の筆者は思うのである。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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