「オープンカーのある人生」と「そうでない人生」

今巷では、4台目マツダロードスターやホンダS660など、屋根なしグルマ(屋根がないわけではないけど)が何かと話題ですね。実際販売されているクルマでも、ダイハツコペンやフォルクスワーゲンのthe Beetleのカブリオレ、メルセデスベンツEクラスのカブリオレなど、予算さえ許せば「どれを買っても間違いない」レベルのオープンカーがいっぱい!ある意味今ほど「オープンカー大豊作」な時期もあまりなかったかもしれません。

オープンカーと言うと、「何かと不便そう」「どこで乗るの?」「屋根つきの車庫ないし」など、仮に憧れたとしても、なかなかいざと言うと踏み出せないという人も多いのでは?確かに、オープンエアーですから、外気と遮るものを取り払えるわけで、そのクルマ癖などはあります。しかし、一度乗ってみてください。『人生、変わります』いやマジで。

一度乗ったら、「いい、いいというのはわかっていたが、こんなにいいとは!」
そういうキモチになると思いますよ。

新車もいいけど、ライトに普段のクルマとして使うのに、気軽にのれる1台、ちょっとご紹介しようと思います。

シルビアヴァリエッタはいかがですか?

実は筆者の愛車です(笑)あまり「狙って買う」ことをしない小生。しかしこのクルマ前からいいものがあれば是非アシにしたいと思っておりました。その理由は・・・このあとご紹介します。

シルビアヴァリエッタをおすすめする理由。

アシにするなら・・・クルマ好きならいつもそんな妄想をしているものです。そんな中、私もかなり前から狙っていたのがシルビアヴァリエッタでした。S15型シルビアをベース作られたリトラクタブル・ハードトップ(幌ではなく、開閉式のハードトップを持つオープンモデル)として、メルセデスベンツがSLKをリリースした後、国産車で一番速くこのルーフを採用したクルマでもありました。これがいい7つの理由をご紹介します。そうです「7つもある」んです、申し訳ないですがw

①個人的にはシルビアのトラディショナルなイメージを持っていると感じた。
②オープンモデルでありながらハードトップ。
③オープンモデルながら4シーター(いちおう・・・)
④メンテナンスが最小限でよく、故障の少ないエンジン。
⑤希少
⑥5ナンバーサイズ
⑦(②の副産物としての)広大なトランク

①シルビアは峠を攻める為の来るまではありません!

「シルビア」で検索をして、Wikipediaでもみてみましょう。

出典 https://ja.wikipedia.org

初代から順繰りに見ていくと、一番最近のシルビアのイメージの峠を走るイメージがあるでしょうか?そういうクルマじゃないんです。

初代シルビアCSP311型はフェアレディと同じエンジンを搭載。横浜の殿内製作所で作られた高級クーペでした。イタリア車や英国車の古いものを調べていくと出てくる、一台一台丁寧に仕上げていく、「カロッツェリアもの」であり、「コーチビルダーもの」、そういうレベルのクルマでした。それがいつの日にか、そのクルマとしての魅力が故ではあるのですが、「峠を攻め込む」クルマのようになってしまったのですが、実はこのシルビアヴァリエッタ、オーテックジャパンが企画開発し、髙田工業でかなりの手間をかけて作られて産まれたクルマなのです。どこか「最近のモデルだけど一品一品作られたシルビア」という、このクルマが背負っている誇りのようなところに、クルマ好きのココロをくすぐられるかのようです。

②ハードトップは洗車機でも気軽に洗えます♪

布の幌というのは風情があっていいものです。しかし、あれはやはり柔らかいので何かとストレスになることも少なくありません。普段のアシにする上で「幌ではない」ということは大変精神的に楽です。機械洗車でも洗えますし。ただ、そのことが剛性感を支えるものにはなりません。基本的にはオープンがメインなのでしょう。その重たいルーフ、走行中に音を立てることもあるので、基本的には晴れている時は、大概屋根を下ろして乗っています。雨漏りもなくはないですが、まあ、ご愛嬌。

なによりオープンカーに乗ると、「器が大きく」なります。人間にとって大切だと想います。

③4人乗りも気が楽です。

あるとないとは大違いなのが「後席の存在」です。人は乗れないでしょう。ほぼ垂直な背もたれ、えぐれた座面。でもこれがあるから、お子さんのいるご家庭ならかろうじて全員乗れる、荷物が置ける。短距離の送り迎えに。実際私もそういう場面は少なくありませんでした。アシに出来るかどうかのときに「無視できない『気はこころ』」なのです。こういう所一つとっても「大人向けのクルマ」だとわかります。

④やることはオイル交換くらい。

シルビアヴァリエッタ、ベースはS15のもっともベーシックなエンジンを搭載したモデルです。SR20型エンジン、決して新しくはないけれど、ストレスも少なく、パワーも165馬力と、十分なもの。車重はシリーズで最重量級ながら、マニュアルトランスミッションとの組み合わせは、実に適切だと感じさせてくれます。何より、このエンジン、タイミングベルトを持たない「チェーン駆動」のエンジン、ベルトだと10万キロごとにこれを交換する必要が出てくるのですが、チェーンなのでその必要はありません。オイル交換でもしておけば、あまりすることがないメンテナンスフリーな感じ。アシグルマには外せないでしょう。

⑤「一番高価ながら一番非力」である事実の結果・・・

このクルマしかしかなり希少なのです。ターボのついたモデルもありますし、クーペよりも重たいのです。しかも、シリーズ中屈指の高価格車でした。非力で重たく一番高価。数字だけたどるとそうなってしまうわけです。その結果、販売台数は1120台ともいわれていて、大変希少なのです。ですので、それが中古車市場に影響し、普通の距離のものは中古車でもそこそこいい値段するのが実情です。

ただし、前項のように、あまりエンジンなど距離に依存しない車種だけに、積極的に「距離多め」「距離飛び」の個体があればそんなクルマで問題ないでしょう。ルーフの開閉も距離薄くても難ありのものもありますし、距離いっていても、屋根の開閉さえ大丈夫ならいいようなものですから。

⑥5ナンバーサイズはアドバンテージ

⑦たくさん積むか、屋根をしまうか。

実はこのクルマのトランクはかなり大きいのです。というのは、このクルマ、屋根を開けた時の格納場所こそ、そのままトランクとして使える場所なのです。そのかわり、何か積んでいる時は屋根は下ろせませんが。

両立は出来ないものの、荷物が積めるのは普段のアシには欠かせないでしょう。

イベントのあとの後片付けもミニバンよりも頼もしいほど。

トランクから荷物を出すと、こんな広大なスペースが、ここに下ろした屋根を納めます。ワンタッチで簡単開閉。油圧シリンダーではなく、大容量のモーターなのも、ストレスが少なくオススメポイントの一つ、だというのはあとから気づいた点です。

この美しい日本を満喫しよう!

屋根のあくクルマで四季と戯れながら暮らす。普通の愛車でこのクルマを差し置いてよりふさわしいというクルマ、なかなかないと思います。最近売りに出ているヴァリエッタは距離の薄いもので高めなようです。でも高いといっても、軽自動車くらいの値段です。わたしのは外観は程度良なオリジナルながら、距離は13万キロを超えた過走行車。このクルマの相場、距離に依存するようですが、実態は前述の通り距離あまり関係ないのです。シルビアヴァリエッタ、買ってよかったと思っています。昔ほどオープンカーは特別なものではないでしょう。そんなときに、リーズナブルに、珍しいクルマをアシにする。みなさんも、探されてみてはいかがですか?

この記事を書いたユーザー

中込健太郎 このユーザーの他の記事を見る

自動車関連を中心に活動しているフリーランス・ライターです。クルマはじめ乗り物大好き。学生時代は塾講師のバイトで入ったお金で飛行機東奔西走、昼は北海道で、夜は博多でラーメン行脚などにいそしむ。Grouponでみつけたプランで二級船舶免許も取得(現在はペーパーキャプテン)。それでもクルマは特に好きなため、クルマでふらっと鉄道に触れる「寄り鉄」の旅が最近のお気に入り。クラシック音楽(といってもロマン派とオペラですけども)と食べ歩きも一向に懲りないアラフォーオトコです。温泉ソムリエ。

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