イギリスのチェスターフィールド在住のエイミー(32歳)とリアム(28歳)の初めての子供との対面は悪夢に変わった。17時間の陣痛のあと、普通分娩で生まれたリリア。しかし、母のお腹から出てきた時には呼吸をしていなかったのである。

9分30秒息が止まっていたリリア

出典 http://www.dailymail.co.uk

血の気が全くなく、真っ白になって無呼吸で生まれてきたリリア。すぐさま異常に気付いた看護婦と医師は、リリアの蘇生をはかるため、ICUへ搬送。やっと生まれた我が子をこの手に抱きしめられると思っていた両親は、あまりのショックにお互い口も聞けない状態だったという。

5日後にようやく我が子を腕に

出典 http://www.dailymail.co.uk

出典 http://www.dailymail.co.uk

生まれた子供が男の子か女の子かも知らされず、ICUへ治療のために運ばれた後、病院側の懸命な蘇生措置のおかげで、約10分後に息を吹き返したリリアに両親は安堵しした。その後、両親がリリアを抱きしめられたのは5日後だった。

「妊娠時もスムーズで、分娩も特に難産というわけではなかったのに、一瞬にして悪夢に変わりました。9か月、お腹にいた赤ちゃんをこの手に抱けると楽しみにしていたのに、保育器の外からしか手を入れて、我が子に触れることができなかったんです。」当時の辛い思いを振り返って母エイミーはそう話した。

低体温で生まれたリリア。ICUで治療のおかげで、ようやく通常体温に戻り3週間後に退院することができた。今は2週間に1度、病院にリハビリに通っている。

脳に十分な酸素が回っていなかったために、5ケ月の時に医師はリリアを「脳性小児麻痺」と診断した。「恐らく、一生歩行困難になる可能性が高いでしょう」と両親に告げたのだ。

「でも、娘はよく笑ってくれるんです。」

出典 http://www.dailymail.co.uk

リリアが脳性小児麻痺と診断されるまでに、両親はリリアが寝返りを打ったり、口まで手を持って行く行為ができないことに気付いた。「2,3分しか座っていることができないんです。ハイハイもできなくて。でも、娘はよく笑うんです。いつも楽しそうにしてるわ。」

出典 http://www.dailymail.co.uk

「今でもちゃんと座れないから、きっとドクターが言ってることは現実になるとは思います。でも、前向きに考えるようにしてるの。娘の為にできる限りのことをしてあげたいんです。」

「生きていてくれるだけで幸せ。」

出典 http://www.dailymail.co.uk

今は、GoFundMeというチャリティ団体のサイトで、リリアの為の寄付金を募っている。歩けないリリアの為に、特別な歩行器を買うため、またThera Suitsという姿勢制御をより安定させるための特殊なスーツを買うための寄付金だ。

出典 http://www.dailymail.co.uk

更に、リリアは3週間のコースで毎日4時間のセラピーにも参加する予定だという。「脳性小児麻痺を患っていても、他の子と同じように、娘にはこれから色んな経験をさせてあげたいんです。」

両親の愛と、周りのサポートが充実していればこれから困難なことがあっても、乗り越えられる強さを身につけることもできるだろう。寄付金が集まって、リリアに適した歩行器が買える日もきっと近いはずだ。

この記事を書いたユーザー

Mayo このユーザーの他の記事を見る

公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

得意ジャンル
  • 話題
  • 社会問題
  • 動物
  • 海外旅行
  • 育児
  • テレビ
  • カルチャー
  • 美容、健康
  • ファッション
  • 感動
  • コラム
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス