1人焼肉、1人バーベキュー、1人遊園地・・。そんなものは序の口である。ついに、結婚式を1人で挙げる、「ソロウェディング」まで誕生した。価格も30万以上はするので、申し込むにはかなりの決断が必要であろう。

いや・・、意外にニーズはあるのでは!?と、思い始めた。

私の半径5メートルの友人たちが、既に似たようなことをしているのだ。彼女たちは豪華なドレスに身を包み、写真撮影をするのが趣味。それも、プロのヘアメイクとカメラマンがついて、スタジオで撮影する本格的なものである。海外(主に台湾)にまで出向いてこしらえてくるので、気合は十分だ。

出来上がった作品は、あなたはモデルですか!?と疑うほどの美しさである。そんなパーフェクト写真をLINEやSNSのアイコンに使用すると・・。『あれ!?結婚したんだっけ!?』と、周りから言われるクオリティだ。

そう・・女たちの大好物、ドレス。

1秒1秒、時は流れている。「少しでも若く美しいうちに、ウェディングドレスを着ておかねば!」と、女たちを煽らせる戦法だ。焦り(時間)と好物(ドレス)をチラつかせるとは・・。馬の鼻先に、人参ぶら下げ状態である。このビジネスを考えた人物、かなりのやり手だ。

とはいえ、大半の人は「ひとりなんて、寂しすぎる!」と敬遠するだろう。気になったので、世論をインターネットにて調べてみた。

すると、「部下のソロウェディングに招待された。ご祝儀は払うべきなのか?」という、前例のない悩みを抱える者まで発見。もしも、自分が招待されたらどうする・・!?このセレモニーに30万以上かかると知ってしまった以上は、手ぶらでは行けやしない。

ご祝儀問題には、辛辣な意見が並んでいた。やはり、世の中はまだ受け入れ態勢が整っていないのだろう。(まとめニュースより一部抜粋)

「コスプレお披露目会じゃないか!」
「罰ゲームかよ!」
「やるにしても、祝儀はとるな!」
「剛田武リサイタルじゃん、これ!」

ジャイアンリサイタルと並列にされると、人を招待しにくいではないか。それ以前に、開催することも躊躇する。しかし、ジャイアンも観客がいないと楽しくないだろうし、心の友ならば行ってあげるのもオトナの社交である。

また、救いとなる優しい意見もあったので、ご紹介する。

「ある程度お金かけているでしょうし、同じ30代独身、仕事ばっかりで……って気持ちがなんか分かります」

「もし誰かに招いてもらったら、面白いもの見たさで、ご祝儀持ってでも、喜んで駆けつけます!こんな機会、人生にそんなにないかも?」

このように、労いやネタとして捉えてくれた方が、ジャイアンサイドからも声をかけやすい。義理で来てくれる者が少ないはずだ。本物の結婚披露宴に招待するよりも、真の友人は誰なのかが、リトマス紙のようにハッキリと浮かび上がるイベントである。

このサービスを利用した女性たちの感想として、このような意見が。

「本当に結婚したくなり、前向きになりました」
「撮影後は何だか優しくなれた気がします。」

何だかホッとした。「これで気が済みました・・!」と言われると切ないが、自身を盛り上げるキッカケで使うならば、いいのではないか。ソロウェディングは人生の通過点の一つで、お祭りなのであった。

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三重県生まれ。OLブロガーです。
『恐怖の婚活回想記~時々、ぼやき』⇒http://ameblo.jp/mieken2013/

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