記事提供:カラパイア

軍事訓練は、軍隊において軍人が受ける軍事的な体力や技能を習得するための訓練である。戦場では何が起こるかわからない。

想定される様々な危険を回避するため、優位に敵を攻撃するため、様々な激しい訓練が行われている。

こうした過酷な訓練により、最強の軍隊が作られていくのだろう。

1. 本物の手榴弾で“ホットポテト”ゲーム(中国、人民解放軍)

軍事訓練は、戦闘の最中に要求される規律、緻密さ、勇気を養うための厳しい道筋だ。中国人民解放軍の兵士たちは、こうした素養を1つ上の次元へと引き上げるための訓練に勤しんでいる。

その1つが、下手をすれば命を落としかねない手榴弾を使った“ホットポテト”ゲームだ(ボールなどを次々と投げ渡し、ある時点でそれを持っていた人が負けとなるゲーム)。

出典 YouTube

この動画は、人民解放軍駐香港部隊の兵士が手榴弾をパスしながら、最後の兵士が穴の中に放り込むまでを捉えたものだ。穴に放り込んだら、爆発する前に頭を手で守りながら勢いよく「伏せろっ」だ。

2. 胸に銃弾を受ける(ロシア、スペツナズ)

下の動画は、元米デルタフォースのラリー・ヴィッカーズがTAC-TVのために撮影したものだ。ロシアの特殊部隊に自信を植え付ける訓練コースの一環として、兵士は互いの胸に向かって銃を打ち合う。

出典 YouTube

その狙いは、打たれた瞬間の心構えを兵士に叩き込むことだ。防弾ベストを着てはいても、実際に負傷することもある。だが、兵士はどんなときでも素早く、正確に撃ち返すことができなければならない。

次に、無垢な第三者を演じる人を押しのけながらの射撃訓練が行われる。これはストレスが集中力に与える影響を教えるためのものだ。兵士はストレスに曝される状況下でも、冷静に任務を実行できなければならない。

3. 火の輪くぐり(中国、人民解放軍)

軍服を着込んだ兵士が、アサルトライフルを片手に炎が燃え盛る輪をジャンプして潜る。こうした危険な訓練で覚える感情やアドレナリンの分泌は、実際の戦闘で経験するものと同じなのだそうだ。

4. 溺死訓練(アメリカ、ネイビー・シールズ)

実際のところネイビー・シールズの訓練はどれもクレイジーだが、一部の訓練は本当にヤバい。例えば、兵士は泥まみれになりながら“冷水訓練”とも呼ばれる波の拷問に耐えなければならない。

お次は、手足を縛られたまま行われる“溺死訓練”だ。潜水と浮上を20回、5分間浮ぶ、プールの浅い端まで泳いだら底に触れずにターンして深い側に泳いで戻る、水中で前方宙返りと後方宙返り、底に沈んだマスクを回収といったメニューをこなす。

それだけではない、実践で溺れ死んだ者を模倣するために、インストラクターがプールの兵士に攻撃を加えてくるのだ。

5. 頭突きで瓦割り(韓国/中国)

多くの軍隊には、兵士を鼓舞するための楽隊が存在する。だが、中国の兵士は、背中で竹を折ったり、頭で瓦割りをしたりする。

こうした見世物的パフォーマンスで勝敗が決するのならば、人民解放軍は最強の軍隊だろう。上層部も実践においてはほとんど意味がないことを理解しており、この訓練に費やす時間を検討中だとか。

出典 YouTube

6. コブラの生き血を飲む(アメリカ、海軍)

腕立て伏せと襲撃訓練の成績が兵士の価値を証明していたのは過去の話だ。米海軍では今、コブラの生き血を飲んだり、自分の歯で鶏の頭を食いちぎる訓練を行っている。

タイ人のインストラクターから猛毒のコブラを仕留める方法を指導されると、兵士たちは地元民の習慣に倣って、その生き血を飲むよう勧められる。

ほとんどの兵士はこれを喜んで受け入れ、口を上に向けて、コブラから滴る生き血をすする。鶏の頭を食いちぎったり、コブラの尻尾を食べる儀式もある。

コブラゴールド2014と名付けられた11日間の訓練には、タイ、アメリカ、シンガポール、インドネシア、日本、韓国、マレーシアから13000人の兵士が参加した。

開催地はタイのチョンブリー県で、ジャングルで生き残る技術の他に、強襲揚陸作戦や人道的救助、友軍の撤退援護などの訓練が行われた。

7. 炎と銃火の上でバランス訓練(ベラルーシ、レッドベレー部隊)

ベラルーシ内務省特殊部隊の隊員はそのタフさで知られている。それを証明して、精鋭のレッドベレー部隊に入隊するためには、過酷な試験をパスしなければならない。

試験は、10kmの歩速行進、危険な強襲テスト、格闘技、高層ビル襲撃、アクロバットなどが含まれる。難度を上げるため、上官はさらに工夫を凝らす。新兵は細い棒の上をバンスを取りながら移動しなければならない。その下では炎と上官の銃撃が待っている。

栄えあるレッドベレー部隊に入隊するには平均5、6回の挑戦が必要となる。徹底的に鍛え抜かれた兵士のみがこれをクリアできるのだ。

8. 超高層ビルからダイブしてラペリング(イスラエル国防軍)

テルアビブの高層ビルに人質をとって立て篭ったテロリストがいたとしても、その窓から対テロリスト部隊の襲撃を受けるとは予想もしないだろう。

だが、これはイスラエル国防軍の対テロリスト部隊が実施に訓練していることだ。テルアビブ市内最高の高層ビルの屋上から飛び降りて、目的の部屋までラペリングで降下するのだ。兵士は下を見ないよう窓にだけ集中し、突入の合図を待つ。

9. ゴツゴツした岩の上を匍匐前進(台湾、中華民国海軍)

“天国への道”試験は、高雄市左営区で行われる9週間集中訓練の締めくくりとして行われる。50mに渡るゴツゴツとしたサンゴや岩の上を匍匐前進をしながら、様々な課題をクリアしなければならない。

10. 煙の中を乗馬(オランダ、王立保安隊)

動物を使った訓練も軍隊ではお馴染みだ。オランダ王立保安隊の兵士は、発煙弾から吹き出す煙の中を乗馬で移動する。写真は、2013年9月に行われた2014年度予算審議に向けたリハーサルの場面だ。

出典:10 of the Craziest Military Training Exercises

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス