「起きなさい!」と何度声をかけても、起きられない子供たちが増えています。乱れた生活習慣のせい?それとも・・・?

起きられない原因になっているものとは?

起きられないときに真っ先に思い浮かぶのは、寝不足。そこで「夜遅くまでゲームしてたんじゃないの?」とか「早く寝ないからよ!」などと、ついつい非難した言葉を言ってしまいがち。

でも!本当にただの寝不足ですか?

睡眠時間は足りていると思う。早めに寝かせている。
なのに、起きられない!というお子さんでしたら、まずはお子さんの様子をじっくり観察されてみてください。

・起きたくないのではなく、起き上がることができない
・立ちくらみがする
・食欲不振
・頭痛がする
・倦怠感
・午前中はぐったりしているが、午後からは元気になる
・眠れない
・イライラする   など。

このような症状が見られたら、ある病気を疑ってみるべきです。

あまり知られていない起立性調整障害!という病気

その病気というのが、「起立性調整障害」です。

起立性調整障害は、自律神経系の乱れから起きるもので、思春期の子供に多く見られる症状です。成長していく中で、ホルモンのバランスが崩れることから起きるとされています。

中学生だと、20%くらいのお子さんが起立性調整障害だと診断を受けているのだとか。

朝起きられないために、学校にも間に合わない。ということが増えるため、怠けていると捉えられがちですが、本人にしてみれば、かなり辛い状態です。

起きたくないんじゃない!起きられないんだ!ということを、どうか理解してあげてください。

症状改善のためにおススメの5つの方法!

起立性調整障害を改善するための方法を、いくつかご紹介します。

1.朝日を浴びよう!

たったそれだけ?と思われるかもしれませんが、自律神経を起こすためには、「朝」だということを体に知らせる必要があります。

早めにカーテンを開けて、部屋に朝日が入るようにしましょう。

起き上がることに時間がかかることを想定して、早めに起こし始める。というのも1つの手段!

2.マッサージ効果で体を温めよう!

起立性調整障害の原因である自律神経系の乱れの症状として、体温の低下、血圧の低下が見られます。

体温の低下は、血液の流れが悪くなっているために起きるもの。血液の流れをよくするためには、副交感神経を高めることが効果的です。副交感神経を働かせるには、温めること!

横になったままの状態で構いませんので、お子さんの足(体の末端)から、ゆっくりマッサージをしてあげましょう。
緊張した体をリラックス出来る上に、親子のコミュニケーションとしても効果的です!

3.スープやお味噌汁で体を温めよう

目が覚め始めたら、スープやお味噌汁を飲ませ、体の中から温めることも効果的!

食欲がない場合も多いのですが、汁物であれば、摂取しやすいはずです。

4.病院を受診しよう!

軽度の起立性調整障害であれば、上記のような方法で改善していくことも可能ですが、症状が重い場合は、病院(内科)を受診されることをおススメします。

血圧低下を改善するための昇圧剤や、頭痛薬、睡眠サイクルを整えるためのお薬などが処方されますので、それらを使いながら様子を見てください。

また、自立神経の乱れの原因が、心因性の場合もあります。その場合は、小児心療内科を受診されるとよいでしょう。

5.周囲への理解を広めよう!

起きられないことで、学校へも間に合わなくなることが増えていきます。
お子さん自身、自分の症状に焦っていることが多いので、学校の先生やお父さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど、まわりの人たちに理解してもらうよう、お願いしましょう。

また、学校へは、行けたら行こう!というスタンスでいれば、お子さんの気持ちも楽になるはずです。

改善していくまで時間はかかると思いますが、お子さんにとって、ママが焦らずに笑顔でいてくれることが一番のお薬。

将来のこと、好きなもの、やりたいこと、悩んでいること、考えていること、などなど。たくさんの会話ができるチャンスだと、前向きに考えてあげてください!

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えるる このユーザーの他の記事を見る

フリーのライターとして活動しています。ほっこりするような、心がほわっと軽くなるような、それでいてパンチのある記事を書きたいと思っています。2人の息子のママでもあり、不登校問題、発達障害とも向き合っています。元保育士。特別支援学校児童クラブ勤務経験あり。友人に「普通の人より3倍濃度の人生送ってるよね」と言われています(笑)

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