情報提供:Doctors Me

Doctors Me編集部です。「マリファナ」は日本では“違法薬物”として取り締まれていますが、世界を見渡してみると、例えばカナダベルギー、オーストラリア、オランダ、スペインなど(一部除く)、合法的に使用できる国が多数あります。

そして、アメリカ合衆国の23州では、医師の指示のもと、治療の一環としてマリファナが使われています。化学療法での吐き気や神経痛、多発性硬化症などの治療に用いられるのです。

さらにコロラド州とワシントン州では、すべての人に“嗜好品”として、マリファナの販売が認められるようになりました。このように、世界ではマリファナを解禁する動きが広がっていますが、実際にマリファナはどのくらい危険なものなのでしょうか?医師に聞いてみました。

■ マリファナを使うと、どうなるの?

マリファナを使用すると、以下のような症状が出るといわれています。

・多幸感(ハイになる)

・短期記憶の低下

・口の渇き

・判断、運動能力の低下(「マリファナを吸った人は、吸っていない人に比べて、交通事故を起こす確率は2倍になる」という報告があります)

・脈拍の増加、血圧の低下

・食欲の増加

・感覚の変化(例えば、時間の感覚が変わる、など)

■ 長期間使用すると、こんな影響も……

長期間マリファナを使用すると、脳の発達に影響するといわれています。「10代からマリファナを日常的に使用し続けた場合、IQが8ポイント落ちる」や「大人になってマリファナの使用をやめたとしても、落ちてしまった能力は取り戻せない」という報告もあります。

また、幻覚うつ、妄想症といった症状が出てくることもあるほか、統合失調症がある場合は症状を悪化させることもあります。ちなみにマリファナは、10人に1人が依存症になるといわれています。

■ 今後の研究に期待!

「マリファナは、タバコやアルコールに比べるとそこまで危険ではない」とよく言われます。しかし吸引用のマリファナの場合、タバコと比べて4倍もタールが肺に堆積するともいわれているのです。

マリファナは違法薬物であった時期が長いため、研究は始まったばかり。タバコやアルコールに比べてマリファナが危険なのかどうかの答えは、まだ見つかっていません。

■ 医師からのアドバイス

「日本は20年前のアメリカを追っている」と言われることがありますが、これから日本でもさらに違法ドラッグが身近になり、社会的問題となるでしょう。その危険性をしっかりと理解して、「NO」と言える強い意思を持つことが大切だと思います。

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