起業志望の方によく聞かれることなので、まとめました!

出典経営コンサルタント内海透氏撮影

筆者自身も起業する前に、「起業するからには簿記を理解しないと…」とか、「調理師の資格を取ろう…」とか、色々なことを思いました。

筆者と起業について話をする方も、【簿記】【資格】【学歴】【語学力】【PCスキル】【調理技術】…。そういう類の事の心配されている場合があります。

起業した側からすると、正直なところ、上記したようなことは大袈裟に考えなくていいと思っています。

今回は、そのような起業するために必要な資格などについて解説していきます。

【簿記】

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「簿記」ですが、経営をするにあたり、簿記の知識はあるに越した事はありません。決算資料なども読めるに越した事はありません。

しかし、そこに売上が上がって、脱税など無くきちんと収入を得て食べていけるのでしたら、ここはそのような事を気にせず、そんなにお金も掛かりませんので税理士さんにお願いして、事務や経営のブレインになってもらい、自身は店の運営そのものに注力するのが良いと思っています。

【資格】

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次に「資格」の類です。誤解されている方も多いですが、飲食店の開業に栄養士や調理師の資格は必要ありません。確かに、それらの資格があれば、開業前に食品衛生の講習が免除されるというものはありますが、たった一日講習を受ける事で、飲食店開業に必要な資格的な条件は得ることが出来ますので安心してください。

それ以外にマストな資格は一切ありません。関連することで自動車の免許や商材の資格(ソムリエ等)があった方が仕事が獲得しやすいような場合は、それらの取得を目指すことも良いと思います。

【学歴】

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そして「学歴」ですが、筆者個人の感覚として、「あるに越した事はない」です。

客層にもよりますが、特に都心部やビジネス街での営業となると、お客様も一流企業の方や経営者等も少なくありません。一流やそれに近い世界で活躍されている方は、大学を出ている方も多く、そういった話を平気でしてきます。

何となくコンプレックスがあると、気になる場面というものは出てくると思います。学歴そのものが必要かといえば、そんな事はありませんが、店の品格を高めようとするならば、自分自身がそういう層の方々にも対応できる知性・教養があるに越した事はありません。

筆者の店の近所の同業仲間には、中卒から大学院卒までいますが、皆さんそういったお客様の獲得が出来るだけの「人間力」のようなものを持たれています。自らがインテリである必要までは無いと思いますが、少なくとも馬鹿にされない程度のトーク・スキルを中心とした魅力作りは必要かとは思います。

【語学力】

出典経営コンサルタント内海透氏撮影

そして、「語学力」ですが、正直必要ないと思っています。

筆者の店は洋楽のお店という事もあって、外国人のお客様も少なくありませんが、ここは日本です。ターゲットを明らかに外国人観光客向けにしているならばともかく、そうでないのであれば、基本は堂々と日本語で通し、最悪な場合でも中学校で習った程度の英語を話すくらいで構わないと思います。注文くらいどうにか取れるものです。

それよりももっと大事な事は、日本語の力を付ける事です。日本語で面白い事が言えない人は、恐らく外国語をやっても同じことだと思います。コミュニケーション力を持っていれば、言語そのものの壁は比較的簡単にクリアできます。その上で必要性を感じるならば、お客様の層にあった外国語の取得を目指す事で、更なるお客様の獲得に繋がる事がありますので、試みるのも良いと思います。

【PCスキル】

出典経営コンサルタント内海透氏撮影

そして、「PCスキル」ですが、筆者は最低限必要だと思っています。

既存の飲食店の経営者には、未だに電話とFAXしか情報収集の手段が無いという人も少なくありません。しかし、今の世の中はインターネットやメールでの情報収集が当たり前です。

何も難しい表計算ソフト等を器用に使いこなすところまではいかなくても、せめてホームページやブログを通じてインターネットでの情報配信や情報収集、そして、メールによってお客様への連絡や関係する仕事の相手との連絡をするくらいの事は出来るようになっていることが望まれます。その他フェイスブック等のSNSは店を上手く宣伝する事が出来、売上UPにも関係してきます。使えるものは使うべきだという考え方の方には、お薦めです。

【調理技術】

出典経営コンサルタント内海透氏撮影

最後に「調理技術」ですが、もし貴方が日本一美味しいお店を経営したいのであれば、それは間違いなく必要でしょう。

ただ、個人経営の小さな飲食店のお客様の大半は、そこのマスターであったり、店のムードであったり、横に座る常連様だったり…そんなことに期待をしてご来店されています。

飲食業ですので、勿論不味いものは出せませんが、お金を頂いて出すことが恥ずかしくない程度の、言ってみれば及第点のものでも、店番をする貴方の笑顔やトークであったり、店でかかる音楽であったり、気の合う仲間であったり、幾らでもお店を気に入ってもらえる要素は作れます。

上手い料理人が往々にして接客に苦しんでいる姿を見ます。「俺が作っているものは最高なのに、何で客は分からないんだ…」などの声も耳にしますが、飲食店は味だけを求めて通うところではありません。

なのでド素人出発の筆者が12年間大きな失敗も無くお店を継続しているのです。お店に他店には無い魅力や、マスターに「人間力」的な魅力があれば、いくらでも技術面はカバーできます。そこがまた、飲食店経営の魅力だったりします。

【ということで…】

出典筆者家族撮影

資格だとか、技術だとか、あるに越した事はないと思いますが、そういったことに固執して、貴方の起業の夢が遠ざかるのであれば、筆者は反対です。

開業までの方法は一冊「個人事業の始め方」みたいな本を読んでその通りやれば出来ますし、技術は貴方の「人間力」で充分カバーできます。あまりカタチに拘らず、自分らしいスタイルで自信を持って起業に向かって頂きたいと思っています。

最後までお読み頂き有り難う御座います。

この記事を書いたユーザー

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東京都大田区大森生まれ。立正大学附属立正高等学校、尚美学園短期大学音楽ビジネス学科、放送大学教養学部生活福祉専攻卒業。STAY UP LATEオーナー。 ライター業と、セミナー講師、司会業も実質少々。江戸川区在住、一児の父。愛猫家。

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