ディオールといえば、ルイ・ヴィトン、セリーヌ、ジバンシーなどを抱えるLVMHモエネヘネシー・ルイヴィトン傘下の最重要ブランドの1つです。

香港には海港城(Harbour City)という主要ファッションブランドが“全部入り”の巨大ショッピングモールがあり、各ブランドの旗艦店が入居しているのですが、あのディオールが入れないという状況になっています。

モールの入口その1

別の入口。クリスマスや旧正月は圧倒されるような飾りつけで有名

下記の写真を見てわかると思いますが、海港城の路面店にはブルガリ、グッチ、マーク・ジェイコブス、プラダ、コーチ、ドルチェ&ガッバーナ、エルメス、フェラガモ、シャネル、ルイ・ヴィトンという錚々たるブランドが入っています。

もちろんモールとの契約のタイミングもありますが、ディオールならこの中に入っても不思議ではありません。

左からブルガリ、グッチ、マークジェイコブス、プラダ

同じく左からコーチ、ドルチェアンドガッバーナ

右からルイ・ヴィトン、シャネル、サルバトーレ・フェラガモ、エルメス。これらが1つのモールの路面店にずらりと並んでます。東京でもこんなモールはありません

結局、ディオールは海港城の向かいにあるビルに旗艦店をオープンしました。ちなみにそのビルにはカルティエとミュウミュウも入っていて、彼らも入居できないことを意味しています。

モールの真横の建物で、人通りも多い通りなので売り上げはそれなりにカバーできるとは思いますが、海港城の集客力は半端ではありませんので…。

こんな感じに向かいに入りました

このようにカルティエとミュウミュウも

なぜこんなことが起こるかというと、一言で言えば香港が小さな街のため需要過多に陥り家賃の高騰が激しいからです。一流ブランドでさえ家賃が払いきれず家賃の低いところにお引越しというケースが後を絶ちません。

そう、競争が激しく、いい場所を確保するだけするにはかなり資本力がいるためです。今の海港城の路面店のどこかの店が契約更新をしないとき、ディオールやカルティエなどは他ブランドとの競争を勝ち抜いてそこに入居できるのでしょうか? 

まあ、観光客としては、ここにくればすべてのブランドが見られるのでそれで十分かもしれませんけど(笑)。

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メディア業界で約20年の経験を持つフリーランス・ジャーナリストです。政治経済からスポーツ、グルメ、エンタメまで広くカバー。香港との関わりは2001年から。10年前からライフスタイル・ブランドLiucia(www.liucia.com)を共同で立ち上げ、経営もしています。

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