記事提供:Doctors Me

Doctors Me編集部です。実用化されれば、99%有効と言われる「男性用ピル」。果たしてどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。医師に聞いてきました。

現在あるものは認可された薬ではない!

現在、男性用のピル(経口避妊薬)はありません男性用ピルの研究が進んでいるのは確かなようですが、まだ薬として開発までは至っていないのが現状のようです。研究が進んでも臨床試験などを考えると、開発には非常に長い時間がかかるとことが予測されます。

インターネットなどで、男性の経口避妊薬として効果があると謳われたハーブを紹介しているサイトもあるようですが、薬として認可されたものではないので、もし、そういったものを購入する場合は注意してください。

また、海外で開発・発売された医薬品が日本で承認、販売されるまで「ドラッグ・ラグ」と呼ばれる期間のずれがあるので、海外で男性用ピルが認可されたとしても日本で認可されるまでは通常4、5年はかかります。

男性用ピルが実現したら?

皆様は、男性用ピルは必要と思いますか?薬剤師として、医療従事者として考えると複雑です。避妊(バースコントロール)は、人生設計のなかでも非常に重要なことですので男性主導でバースコントロールが出来る事は、利点といえます。

一方でステディでない相手との性行為が軽んじられてしまう危険性があると思います。男性と女性では、性行為に対しての考えに違いがあることが多く男性主導での避妊がネガティブな結果をもたらす可能性も否定できないと思います。

もっとも懸念されるのは、性感染症です。避妊できているという気持ちがコンドームの使用を怠らせてしまうと性感染症に感染する危険性が高くなります。これは、ピルを服用する女性にもいえる事ですが、性行為には、性感染症の危険が伴うという強い認識が必要です。

現状での男性主導で出来る避妊法は?

•コンドーム/性感染症の予防にも有効です。女性側のピル服用と合せての使用をお勧めします。

•男性不妊手術(パイプカット)/精子を運ぶ管 「精管」を切断する手術です。もとに戻す事は難しいので後に子供を持つこと希望する方には向きません。

現状では、男性主導の避妊法はこの2つです。副作用もなく、服用中止後も生殖機能に影響のない安全な男性用ピルが開発される日はくるのでしょうか。

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