ジメジメした梅雨や真夏の時期には気を付けていても、食材が傷みやすくなったり、あちこちカビが生えたりと掃除や食材の管理に神経質になってしまいますよね。うっかり冷蔵庫に入れ忘れた食材が数時間で傷んでしまうほどこの時期は菌がものすごい速さで増殖してしまいます。

料理をするときに気を付けることはたくさんありますが、一番はやはり食材が多く触れるまな板の清潔さ。この時期のまな板の洗浄・除菌は特に気をつけなくてはいけません!

細菌性食中毒の発生件数は夏場がピーク!

軽く洗ったまな板の雑菌は12時間後に50,000倍に増殖!?

【調査方法】キッチンの中でも直接食べものが触れる機会の多いまな板について、生の肉や野菜を調理後、軽く洗って、高温多湿なシンク脇に置かれた場合、雑菌数がどのように変化するのかについて、時間を追って調べました。

STEP1:一般家庭から回収したまな板を塩素系漂白剤で除菌して使用

STEP2:生の豚肉、生野菜(ネギ)などをまな板の上で実際に細かく刻む

STEP3:食器用洗剤とスポンジでまな板表面を軽く洗い、水で洗剤を洗い流す

STEP4:高温多湿環境(温度30℃、相対湿度90%)を再現し、シンク脇で保管

STEP5:保管後、2時間ごとにまな板表面上の雑菌を採取し、その数を計測

出典 http://alcohol-jokin.com

こちらは、アルコール除菌@キッチン ラボさんが行った研究レポートです。 

【調査結果】<まな板をシンク脇などの高温多湿な環境に保管すると10時間後に2,500倍、12時間後に50,000倍に増殖>

調理後、軽く洗ったまな板には、400個/10cm2の雑菌が残留しており、完全に雑菌などの汚れを落とし切れていませんでした。そのまな板を、シンク脇などの高温多湿な環境に置いて放置すると、400個/10cm2だった雑菌は、4時間後には350倍(14万個/10cm2)に増殖。

10時間後に2,500倍(100万個/10cm2)に達し、12時間後に50,000倍(2,000万個/10cm2)まで増殖していました。

出典 http://alcohol-jokin.com

軽く洗ったまな板の菌は、なんと12時間後には50.000倍に増えたとの結果が!

洗浄だけではなく 除菌・殺菌が大事!

まな板は軽く洗っただけでは完全に雑菌などの汚れを落とし切れておらず、洗浄済みのまな板をシンクの脇など湿度が高い場所で保管すると、菌がものすごい速さで増殖してしまいます。

使用後のまな板はしっかり洗い、風通しの良い場所で保管して乾燥させるのがいいでしょう。しかし、しっかり洗っていても溝に入り込んだ雑菌などは残ってしまう事も…。そこでまな板の除菌が必要になります。

除菌作用のある食器剤洗剤の効果って

TVCMでよく、食器洗剤でスポンジもまな板も除菌ができる!と謳った物が数多くありますが、塗った後に時間をおいて洗い流すと多少の手間がかかります。また、あくまでも【除菌】なのです。

除菌とは、文字通り「菌を取り除く」こと。菌を殺す「殺菌」や、すべての菌を死滅させる「滅菌」とは意味合いが違います。手や衣類を石鹸できれいに洗うのも立派な除菌行為。除菌効果をうたう洗剤をあえて使う必要はありません。

「殺菌」は菌を積極的に殺さなければいけないので、普通の石鹸や「除菌ができる洗剤」ではムリです。

出典 http://www.live-science.com

除菌とは、文字通り「菌を取り除く」こと。菌を殺す「殺菌」や、すべての菌を死滅させる「滅菌」とは意味合いが違います。手や衣類を石鹸できれいに洗うのも立派な除菌行為。除菌効果をうたう洗剤をあえて使う必要はありません

出典 http://www.live-science.com

スイス・バーゼル大学の研究所の研究発表によると、フランス、スイス、ドイツの一般家庭のキッチンや病院で使われているまな板を分析した結果、院内感染の集団発生の原因菌として知られる薬剤耐性菌の一種「ESBL産生大腸菌」が増加していることがわかった。

抗生物質が効かない耐性菌の増加に対しては、新たな抗生物質開発の緊急性が警告されている。 薬が効かなくなった細菌が、まな板に付着している。

この結果から、生肉を扱うまな板を分けることや、生肉を切った包丁はすぐに洗浄して他の食材は切らないこと、また、生肉を扱った手もすみやかに洗うことが大切という。汚染された食物からの感染もあるが、手を洗うことの重要さがうたわれている。

出典 http://www.yomidr.yomiuri.co.jp

雑菌は少ないに越したことはありませんが、そこまで神経質になって薬剤に頼り切ることに大きな意味があるとは思えないですね。では何が一番いいのか?

除菌は薬剤よりも熱湯で!

まな板の殺菌をするには、熱湯消毒が効果的です。スポンジやまな板は、【使う直前】に90℃程度の熱湯をたっぷり回し掛けて殺菌するのが一番簡単な殺菌方法なのです。

熱湯は菌を一瞬で殺します。薬のように耐性ができることもないのです。なにより薬剤に頼らないので、安心安全に殺菌できます。

日光に当てるのも◎

出典 http://www.photo-ac.com

梅雨の時期にはなかなか難しいですが、日光に当てるのも効果的だそうです。広範囲の除菌にはまな板を使用する前に、高濃度アルコール除菌スプレーを吹きかけるのも◎

また、木のまな板は自然乾燥はNG!洗った後は清潔な布巾でしっかりと水分を拭き取りましょう。

いかがでしたか?薬剤に頼るのもいいですが、昔ながらの除菌・殺菌方法が一番効果的な方法なのかもしれないですね。これからはカビや腐敗菌なども繁殖しやすい季節ですから、まな板やスポンジ、布巾の除菌はこまめにしていきたいですね。

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むぎ太郎 このユーザーの他の記事を見る

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