記事提供:Doctors Me

Doctors Me編集部です。
出産は孤独で、辛いもの、と思われがちです。でも、実は出産の瞬間はおなかの中にいる赤ちゃんもチカラいっぱい頑張っているんです!今回は、そんな見えざる赤ちゃんの努力を解き明かします。

■ 赤ちゃんも、お母さんと一緒に頑張っていた!

陣痛が始まると、多くのお母さんは今までで一番つらい痛みを経験することでしょう。それでもお母さんはかわいい赤ちゃんのために苦しみを我慢して一生懸命がんばります。生まれてきた赤ちゃんの顔を見て泣き声を聞くと、その辛さは一瞬でふっとんでしまう、というお母さんも多いですね。

さて、お母さんは苦しみに耐えて赤ちゃんを産みますが、生まれてくる赤ちゃんも、じつは同じように頑張って生まれてきています。
赤ちゃんはお母さんの子宮から出てくるとき、産道という狭い通り道を通って、頭から出てきます。そのため赤ちゃんは出産が近づくと、自ら頭を下にして、出てくる準備をするのです。
また出産予定日が近づいても逆子の赤ちゃんは、自然な経膣分娩が難しいため、帝王切開をする産院が多いようです。

■ 狭い産道を一生懸命に通ってきている

頭を下にしても、産道は、はじめ横長で最後は縦長という楕円の形をしているため、するんと出てくることはできません。赤ちゃんの頭は縦長ですので、まず赤ちゃんは横を向いて降りてきて、だんだん出口に近づいてきたら縦に戻る、というように回りながら出てきます。

それと同時に、横長の肩も産道に合うようにうまく通ってきます。それでも産道は狭くて硬いので、赤ちゃんは頭の骨をずらして通らなくてはなりません。頭蓋骨は、合計5枚の骨がパズルのようにくっついてできていますが、赤ちゃんは、そのくっつき方が弱いため、産道の形に合わせて骨をずらすことができるのです。これを骨重責(こつじゅうせき)といいます。

ただ、産道を通るときに強く赤ちゃんの頭が圧迫されると、内出血を起こしてしまうこともあります。生まれてきた赤ちゃんの頭が、縦長なのは、がんばって狭い産道を通ってきた勲章なのです。生まれてきたら、「よくがんばったね」と声をかけてあげたいですね。


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■ まとめ

もしも出産中、陣痛が耐えられないくらいつらくなったら、「この子も頭の骨をずらしながら、がんばって出てこようとしているんだ!」と思うことで、お母さんも励まされるのではないでしょうか。

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