18日に放送されたテレビ朝日系のバラエティ番組、アメトーーク。
この日の企画は本好きの芸人さんが集まり、本の楽しみ方や、なぜ自分は本が好きなのか?など、本について語る読書芸人の第2弾。

出典 http://natalie.mu

左から市川紗椰さん、雨上がり宮迫さん、蛍原さん、ピース又吉さん、オアシズ光浦さん、オードリー若林さん。

番組の中で出演者のピース又吉さん、オアシズ・光浦さん、オードリー・若林さんがそれぞれ自分のおすすめの本を10冊紹介し、本の内容や自分の好きなポイントを解説していました。

皆さんが取り上げていた本や話がとても興味深かったのでまとめてみました。

ピース・又吉直樹さんが選んだおすすめ本13冊

1人、10冊だったようなんですが、又吉さんは絞りきれず、13冊に。

町田康「人間小唄」

ねじめ正一「長嶋少年」

堀本裕樹「熊野曼陀羅」

庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」

古井由吉「杳子・妻隠」

パトリック・ジュースキント「香水 ある人殺しの物語」

村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」

山下澄人「コルバトントリ」

深沢七郎「庶民列伝」

筒井康隆「笑うな」

北村薫「月の砂漠をさばさばと」

西加奈子「漁港の肉子ちゃん」

今村夏子「こちらあみ子」

出典テレビ朝日 アメトーークより

又吉さんの紹介を受けて…

蛍原「光浦さんと若林から見て、この選択はどうなの?」

若林「結構、コインロッカーベイビーズは…又吉くん、純文学があの、近代とかの。好きなイメージがあるので、嬉しいですね。コインロッカーベイビーズが入ってることは。」

光浦「面白いですよ。」

光浦「10代とか、20代とかに読むべき本かなって。」

宮迫「そうなの?」

光浦「ぐぅ〜って熱くなりますよ。凄く。」

又吉「疾走感もあってね。」

若林「何時間かで読むって皆言いますよね。コインロッカーベイビーズは。」

出典テレビ朝日 アメトーークより

続けて、この日のゲストの市川沙耶さんが又吉さんが選んだ「人間小唄」「漁港の肉子ちゃん」「笑うな」をいくつか読んでいるという話をした後、人間小唄の話に。

又吉「人間小唄は1人のちょっと恨みを持ってる作家を監禁というか…美人局みたいな感じで呼び出して…で、これをやったら、あの、逃がしたるって話なんですよ。短歌を作るか、もしくはラーメン屋を成功させるか、で、暗殺っていうその3つを。」

宮迫「全然違うやん。」

又吉「違うんですよ。それをその人がどうやってやってるかというと、凄い不思議な…」

又吉「で、監禁されてる方も、『なんでこんなことせなあかんねん」って思って、ラーメンを頑張って作って、段々、流行ってきて、で、途中で1回監禁されてることを忘れて、実際にいかにラーメンを売るかに没頭する時間とかあったりするんですよ。」

又吉「それを読んでてなんか笑えたり…で、急にハッとなんかその現実に戻ったりとか。」

宮迫「何それ…」

又吉「凄い不思議な…」

宮迫「メチャクチャ面白そう。」

出典テレビ朝日 アメトーークより

オアシズ・光浦靖子さんが選んだおすすめ本10冊

西加奈子「ふくわらい」

本谷有希子「自分を好きになる方法」

角田光代「八日目の蟬」

桐野夏生「グロテスク 上・下」

町田康「パンク侍、斬られて候」

三島由紀夫「不道徳教育講座」

瀬戸内寂聴「わが性と生」

内田百閒「ノラや」

夢野久作「夢野久作全集」

出典テレビ朝日 アメトーークより

紹介し終えた後…

光浦「グロテスク、私は好きですけどね。」

光浦「もう…桐野夏生さんがね。これは…私、桐野夏生さんの意地の悪いところが大好きで。」

光浦「桐野夏生さんっていろんな本を書いてるけど、ちょっとね。いい気になったブスとか、貧乏くさいとこ凄いガッとやって、バチコーンってやるの。キャッとすげえ厳しいの。」

光浦「私、大好きなのが靴下の名場面があるの。」

宮迫・蛍原「何?靴下の名場面って?」

光浦「良い女子校に入るわけ。小学校からエスカレーターの。だけど、そこにはヒエラルキーというものがあって。1人の和恵っていう女の子が出てくるんだけど、和恵の家は凄く倹約家な家なワケ。決して貧乏じゃないワケ。」

光浦「で、その和恵が落とした靴下のシーンがあって、そこは皆、ラルフローレンの靴下を履くワケ。紺の。だけど、和恵はそれを買うのがもったいないっつって、ただの紺の靴下に赤い糸でラルフローレンもどきを刺繍をして履いてたの。で、それが教室に落ちちゃったって名場面があんの!『この靴下、誰〜って?』いや〜!って、もう…」

又吉「怖いですね〜…(笑)」

宮迫「怖いな〜いじられ倒すな。」

光浦「その小さなこと。小さなもう…仕草とかたまらんの…」

出典テレビ朝日 アメトーークより

三島由紀夫の不道徳教育講座について聞かれた光浦さん。

光浦「小説じゃないです。エッセイみたいなやつで。」

光浦「面白いですよ。普通に。なんか『友人を裏切れ』とか。なんかもうホントに。意地が悪くて面白いですよ。」

宮迫「意地が悪いの好きですね。」

光浦「意地が悪いの大好きなもんで。あんまり意地悪に偏っちゃいかんもんで、西さんとか読んで1回浄化するの。自分を。」

出典テレビ朝日 アメトーークより

西加奈子さんの話に。

蛍原「西さんは又吉も。町田さんも…被って来る人もいてるんやね。」

又吉「西さんはホントに面白いですね。」

蛍原「へ〜」

又吉「なんか読んでてね。ホントにこう…なんやろ。純粋な気持ちになれるというか。」

出典テレビ朝日 アメトーークより

オードリー・若林正恭さんが選んだおすすめ本10冊

中村文則「教団X」

平野啓一郎「私とは何か」

岡本太郎「強く生きる言葉」

朝井リョウ「何者」

川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」

司馬遼太郎「燃えよ剣」

村上龍「映画小説集」

綿矢りさ「夢を与える」

プチ鹿島「教養としてのプロレス」

西加奈子「サラバ」

出典テレビ朝日 アメトーークより

まず、平野啓一郎さんの本について語ります。

若林「新書の方ですけどね。小説も面白いですけどね。ここから入ると(本に)入りやすいんじゃないかな。」

出典テレビ朝日 アメトーークより

同じ芸人のプチ鹿島さんの教養としてのプロレスについて話が。

若林「これ芸人さんのプチ鹿島さんの本なんですけど、これプロレスだけじゃないですね。書いてあることが。凄い実生活。」

若林「オレ、これ読んで、凄いプロレスファンになって。去年の6月から。生活も変わりますよね。実生活も。新書ですね。」

出典テレビ朝日 アメトーークより

この後、3人が共通して、西加奈子さんの本を選んでることに触れながら…

教団Xの話に。

若林「教団Xは…作家さんにおすすめの小説ありますか?っつたら、教団Xって言われた…最近なんですけど。」

蛍原「(西加奈子さん推薦と書かれた帯を見て)西さんがおすすめしてるよね?」

光浦「じゃあ無敵になっちゃうね。」

若林「新興宗教というか、極真っ当な教団と、ちょっとカルトな教団の2つ出てくるんですけど。」

光浦「結構、教義の部分が面白かったりするんですよ。」

光浦「架空の教祖が喋ってることなんだけど、結構、なんかなるほど!って思っちゃったり…」

若林「脳科学の本とか読んでも、スッと入って来ないっすけど…」

光浦「あ。これなら入る。」

若林「物語が乗っかってくるから。」

又吉「読んでる途中から、ぼくはこれはヤバイ!と思って。」

又吉「読み終わった時もホントに…10年に1回あるかないかの…なんかそういう感覚でした。」

宮迫「マジで。」

出典テレビ朝日 アメトーークより

最後に3人おすすめの西加奈子さんの本について若林さんが。

若林「サラバはこれ直木賞取ったやつなんですけど、生まれたとこから、30代中盤まで。」

若林「あの男の人生というか、書いてあるんですけども、それをかっこ良く書けるのが、西さんの凄いところで。」

若林「10代のダメな男を救う小説だったら、結構あると思うんですけど、30代となると救いようがなくなってくるじゃないですか?」

若林「で、30代のクズを救えるのはもう西さんだけですよ。日本で。」

蛍原「そうなの?」

宮迫「そんなに?」

若林「ボロボロ泣くんじゃないですかね?」

宮迫「30代のクズが?」

若林「私、泣きましたから。(笑)」

宮迫・蛍原「はっはっはっ(笑)」

若林「マイナス思考の私、泣きましたから。」

蛍原「あ〜そう?読んだ方がいいね。」

若林「これはホント読んだ方がいいと思いますよ!」

出典テレビ朝日 アメトーークより

選んだ本から3人それぞれの性格や趣向が見えてくることや、共通して、西加奈子さんの本を選んでいることが面白いですね。

読みたい本を探してる方、新しく本を読んでみようと思ってる方、皆さんが取り上げた本や話を参考にされてみてはいかがでしょうか?

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