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6月17日に発売となった藤井隆、11年振りのNEW ALBUM『COFFEE BAR COWBOY』。クレジットには妻・乙葉や松田聖子、YOU、宇多丸など本人との縁の深い豪華ゲストメンバーが揃う。

しかし、注目は藤井隆+西寺郷太(NONA REEVES)+冨田謙のプロデューサーチームだろう。

話題は富田謙のツイートから始まる。

今回のアルバムでは半数以上に渡り作詞・作曲に藤井隆の名前がクレジットされている。

かつては筒美京平、松本隆を始め浅倉大介や堀込高樹、Tommy February6など多くの一流ミュージシャンとセッションを重ねてきた経験もあるが、そもそも自身も音楽に造詣の深い一面を持っており、そういった事を経ての制作サイドへの挑戦だろう。

藤井隆の音楽遍歴と言えば、2000年「ナンダカンダ」から始まった一連の音楽活動の終了後、期間をおいた2011年。レイザーラモンRG、椿鬼奴との月一洋楽ライブイベント『Like a record round! round! round!』が特徴的だ。

ただ3人がカラオケで洋楽を歌いまくるというイベントだが、ここで音楽への愛、制作への意欲がより深まったと考えられる。これはその後、その3人で組むユニット「Like a Record round! round! round!」へと続く。

2014年には、よしもとアールアンドシー内「SLENDERIE RECORD」を藤井隆主催で立ち上げるが、これも松田聖子作詞作曲のシングル『She is my new town』、tofubeatsとのコラボ『ディスコの神様』から、徐々に音楽に傾倒していった結果だろうか。

直接のきっかけはライムスター宇多丸からの呼びかけであると『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』6月6日放送分で語られる。この放送では藤井隆、西寺郷太もゲスト出演し、やはり藤井隆の音楽への深いこだわりが話された。

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以上、先ほどの冨田謙のツイートや『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』での発言から考えるに藤井隆、西寺郷太とはお互いの洋楽フリークとしての共感、ディスカッションが多くあったと思われる。具体的な音楽への的確さをもった進行はプロミュージシャンの中でもあまりない。

多くはメッセージ性やファッション性、プロとしての慣れなど、音楽性以外の要素で溢れ返る。

知識と経験と純粋さを保てたのは芸人という別ジャンルからのアプローチだからか。

そして、連名のプロデューサー2人もプロ的というより、音の追及がまるで子供のように純粋でオタク的とも言える程に、感覚がまっすぐな所がある。

この11年振りのアルバムは、そんな3人の音楽好きが単に音を追求したようなフリーキーなアルバムとなっている。そこには時間を忘れて楽しげに遊ぶ大人の姿が収録されている。


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