記事提供:しらべぇ

「知り合いが海外旅行から帰ってくると、毎回イヤな予感がします」

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そう語るのは、関西で生まれ育ち、大学卒業後の就職を機に上京した尾畑さん(仮名・男性・26才)。

彼は、これまで一度も日本を出たことがない。

学生時代、留学や海外旅行に出かける友人を横目に見ながら、大手牛丼チェーン店のバイトとバンドサークルの活動に明け暮れた。

「周りに海外から帰ってきたヤツがいると、必ず海外の話になるんですよね。

あそこの国は治安がよかった、ボッタクられた、絶景だった、でもやっぱり出かけてよかった、って」

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友人との会話がそれだけで終わればよいが、この後に必ず「問題」が生じると尾畑さんは語る。

「そのうち、話題は一度も海外に行ってない自分にシフトするんです。

『オマエ、まだ海外行ってないの?』『最初はどこ行きたい?』『ていうか、今からみんなで決めるか!』って。

こうなったら、最後。僕は置き去りにされて海外旅行大好きなヤツらだけで会話が盛り上がるんです」

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尾畑さんは、「日本から出たくない」とも「海外には興味がない」とも思っていない。

だが、周囲が「海外旅行すべき」と、やたらと日本を出ることをすすめてくるとき、居心地の悪さを感じるのだという。

■「とりあえず海外行きな!」「は?」

本サイトが実施したアンケート調査によると、男女1671人のうち、39.9%が「多くの国に海外旅行するべきだと思う」と答えている。

だが、尾畑さんのように、こうした風潮に違和感を覚える人も少なくない。

「多くの国に海外旅行すべきだとは思わない」と答えた人たちの声を聞いてみよう。

■その押し付けはなんなの?

「視野を広げるべき」だとか、そのような観念的な考えを抱きたくない(男性・30代)

そんなの個人の自由で人がどうこう言うものじゃない(男性・30代)

お金がなかったり、殺人や窃盗が多い国になぜ行かなければいけないのか教えてください。日本が恵まれていることを知るため?なんで知らなきゃいけないの?(女性・40代)

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■日本も知らないくせに

まず日本の各地へ行ってみるべきだと思う(男性・20代)

海外を知ることも大事だがそれ以前に自国のことを知る必要があるから。(男性・20代)

たくさんの国に出かけているヤツのほうがエラい、威張ってよい、みたいな風潮がある。mixiで自分がこれまで行った国をプロフィールに書くヤツがいた。多くの国に行って何になるのか分からない(男性・40代)

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■「とりあえず海外」に違和感

海外に出る目的をはっきりさせないで行っても、時間とお金の無駄になる気がするから(男性・20代)

ちゃんと目的があるなら良いが、「多くの国」というのでは意味がないでしょ(男性・40代)

海外に行くことが、いかにも偉いことであるかのような風潮がおかしく思う。国内のことも知らない人が多いのに。海外に出かける度にFacebookに写真をアップしている人は愚かです(女性・30代)

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■あふれる情報

別に本やテレビで充分だから(男性・20代)

日本にたくさん外国人いるし(女性・20代)

外国に行かなくても全く困らないし、グローバルな考え方や知見は国内にいてもある程度は身につけることができる。それどころか、やたらと海外に行くのにその地の料理や建築に疎い人を見ると、行動主義も考えものだな、と思う(女性・30代)

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回答者の多くは、「とりあえず海外」という風潮に否定的なよう。たしかに、過度な価値観の押し付けは時に人を不快にさせることもある。

海外旅行に出かけるのが好きな人は、相手を見てからその話題を切り出すべきなのかもしれない。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年5月22日~2015年5月25日
対象:全国20代~60代 男女1671名

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