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猫を飼っている人、これから飼おうと思っている人、必読!

猫専門医・服部幸先生に、「本当はこうして欲しいんだけどなあ」という猫のホンネ、そして生活の中に潜む、猫の命に関わる危険なコトを教えてもらいました。

まずは絶対、猫にしてはいけない3つのコト。

1位 魚しかあげないと死にます

毎週日曜日の夕方、長年「お魚くわえたドラ猫~」と刷り込まれてきた日本人は、大部分の人が猫は魚好きだと思っているはずです。

確かに好物ではありますが、それを主食にしていると死んでしまいます。

よく考えてみて下さい、猫はライオンやトラと同じ肉食動物です。猫は海や川で魚を獲らないですよね?かつお節はトッピングとしてはいいと思います。

例えば水族館でイルカのショーを見ていると、ご褒美に魚をもらっていますが、あれがもしフライドチキンだったらどうでしょう?

猫も魚をひと口食べたくらいではなんともないとは思いますが、イルカがそれを毎日食べ続けていたら、確実に病気になります。

それと同じくらい、猫に魚を与えるということは“変”なことなんです。ですからそればかり食べているとだめということです。

猫のエサは人間の食生活と密着しているので、海の近くや島に住んでいて、どうしても魚中心になるというご家庭もあると思います。

それは仕方がないことですが、でも与えるなら白身か赤身で、青魚は危険です。いか、たこなどの軟体動物も危ない。だからどうしても魚をあげたいのならヒラメ、タイがベストです。高いですけれど(笑)。

やはりキャットフードが一番いいです。確かに魚が原材料になっているものが多いのですが、それ以外の栄養素を添加している完全食になっているので安心です。

そして、猫のエサの与え方のオススメは、家が汚れる等の問題は別として、エサを少しずつ何か所かに隠しておきます。

それを探検しながら食べる。猫は肉食獣で、本来は狩りをしてエサを手に入れる動物なので、狩りをしている風に、楽しみながらエサを食べることができるようにしてあげるといいと思います。

2位 百合の花は絶対ダメ!観葉植物も要注意!!

猫は肉食獣であるがゆえに、植物の毒を代謝する能力がすごく低いんです。

草食動物は植物を食べるために進化をしているので解毒能力が備わっていますが、肉食獣は植物を食べる習慣がないので、肝臓が解毒できないんです。

猫にとって危険な植物の代表的なものは、百合の花。猫の体重にもよりますが、ひと口で命の危険があることも。

ですから家の中に百合の花を置くのは絶対NGです。もっというと、百合の花の花粉が猫の体や、家の人の洋服などについて猫がそれを舐めると、死にはしませんが、具合が悪くなると思います。

百合の花を生けている花瓶が倒れて割れ、水が飛び散って、その水を舐めても具合が悪くなる猫もいると思います。

百合の花はこれからの季節、すごく出回る時期ですので注意が必要です。

百合の花以外ならOKなの?というと、そんなことはありません。それを食べて死んでしまった猫に獣医さんが気付いて、論文にして学会で発表して、その事例が多いことがわかると初めて世界中で認められるんです。

つまり、まだわかっていない植物も多いので、百合の花以外でも観葉植物は気を付けた方がいいですね。

猫草とわかっているものは大丈夫ですが、観葉植物って毎年新種がどんどん出てきます。ですから「これは大丈夫ですか?」と言われても全部は正直わからないんです。

毒があるのがわかっているものだけでも相当種あります。アゼリヤとかソテツ、ポインセチアなどよく見かける植物も毒を含んでいて、これがなぜ毒があるのがわかったかというと、これを食べて死んだ猫が数多く報告されたからなんです。

野良猫はどうなんだ、という話になりますが、野良猫が毒をかぎ分けて影響のない植物だけを食べているのかといえば、決してそんなことはなくて、彼らは人知れず死んでいて気づかれないだけなんです。

家の中の観葉植物を、うちのコはかじらないから大丈夫、と思っている人もいると思いますが、昨日まではかじらなかったとしても、明日かじるかもしれないんです。

3月、4月は引越しや新生活のスタートで、観葉植物を購入する機会が増えてくると思いますので、猫を飼っている人、これから飼おうと思っている人は注意して欲しいですね。

3位 風邪薬、ダイエットサプリ、育毛剤…人の体にいいもの=猫には毒のものが多い

人が飲む風邪薬や頭痛薬に含まれている、「アセトアミノフェン」という成分が、猫には毒で、あれは一錠飲んでしまったら死にます。

絶対にやめて欲しいのは猫が熱があるからといって、自分が飲んでいる解熱剤を砕いて少し飲ませるということ。全部の薬がダメというわけではなく、大丈夫なものもあります。

でも猫が誤って食べてしまったら死んでしまう薬が本当にたくさんあって、育毛剤も、ものによってはダメですね。猫の毛が抜けてきたからといってお父さんの育毛剤を使ってしまうと、死んでしまう可能性があります。

それから「αリポ酸」という、よくダイエットサプリに含まれているものなんですが、これも2粒飲んだら死にます。

しかもこれは猫が好きな匂いがするんです。なので飼い主さんが「αリポ酸」を飲んで、それをそのまま置いておくと、猫が袋を引きちぎって食べてしまいます。

人間によくても猫には毒なものは本当にたくさんあります。アロマもダメです。アロマオイルは植物を蒸して濃縮したものですから。

アロマオイルを1cc作ろうと思ったら、植物が何キロ必要になるか。だからアロマオイルを1cc舐めてしまったら植物を何キロも食べたことになりますから、ものによっては死んでしまいます。

家の中に猫にはNGなものはたくさんあります。薬や植物はなるべく猫の手が届かないところに置いて欲しいです。

東京猫医療センター

平日は約30件、土日には50件の患者(猫)さんが駆け込んでくるという、東京の下町、江東区森下にある、服部幸先生が院長を務める猫専門の病院・東京猫医療センター。インタビューも治療と治療との合間に行いました。

「午前中の患者さんは、飼い主さんの話によるとリボンを飲み込んでしまったらしく、内視鏡で引っ張り出すとチョコレートのピンクのリボンが出てきました。バレンタインデーだったからでしょうか。

胃の中にあるうちは痛がらないし症状が出ないので、内視鏡で取れますが、腸に入ってしまうと詰まるので苦しみだし、開腹手術になってしまいます。猫はなんでも遊び道具として咥えているうちに飲み込んでしまうことが多いですね。

家で裁縫をやる人に注意をしてほしいのが、糸を通した針を出しっぱなしにしたり落としたりすること。猫は糸で遊んでるうちに、針も一緒に飲み込んでしまうこともあります」

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患者さんは全国からやってくるそう。

「全国からいらっしゃいます。先日は韓国からもいらっしゃいました。飼っている5匹の猫を現地の病院に連れて行って、レントゲンや血液検査をして、そのデータを持って飼い主さんが来院しました」

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猫のためなら海を越えてでもやってくるという、飼い主さんの素晴らしい愛情です。

─ところで今、猫を飼う人は増えているのでしょうか?

「猫を飼う人は横ばいから微増です。犬を飼う人は激減しています。

昔はペットショップに行くと犬の方がスペースを占めていましたが、今は逆。ヨーロッパでもアメリカでも同じ状況で、これからはファーストペットは猫という人が増えてくると思います。

TVCMに登場するのは今は犬よりも猫の方が多い気がしませんか?猫は都会的な生き物で、散歩も行かなくていいし、忙しい一人暮らしの人は仕事から帰ってきて、夜中に毎日犬の散歩行くのもなかなか大変です。

それに比べて猫は散歩しなくてもいいので、一人暮らしとか、共働きの家の人はやっぱり猫が多いですね。犬に比べると鳴き声も小さいので、集合住宅でも比較的飼いやすいというのもあると思います」

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東京猫医療センター
住所:東京都江東区森下1-5-4
TEL:03-6240-2271
診療時間:9:00-12:00/16:00-19:00
休診日:水曜日(日曜・祝日も診察)
往診:要相談

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