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私達が口にしている食べ物や飲み物…ただでさえ消費税の増税や、円高の影響で値上げが相次いでいることで、世の主婦の皆さんは頭を悩ませているのではないでしょうか。

そんな値上げとの戦いの真っ只中に、今度は「砂糖に課税を検討する」というニュースが飛び込んできました…。

厚生労働省による砂糖への課税検討の概要

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国民の健康対策として、たばこ、アルコール、砂糖などへの課税強化を求めることなどを盛り込んだ提言書を、厚生労働省の有識者会議がまとめた。

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現在、嗜好(しこう)品であるたばこ、そしてお酒には、税金がかけられている。
たばこ税は、1本およそ12円。

酒税は、酒の種類によって異なるが、ビールなら1缶350mlで、77円の税金が課せられている。

さらに、購入する際には、消費税も支払っている。

今回、まとめられた提言書の中には、たばこ、アルコール、砂糖など、健康リスクに対する課税という文言があり、嗜好品のお酒や、たばこに加えて、普段よく使う調味料の砂糖などにも課税を検討していくべきと書かれている。

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お酒、たばこは嗜好品なので、税金がかかるのは仕方のないことかもしれません。

しかし、今回問題になっているのは調味料としても使われている、“砂糖”への課税が検討されていることです。砂糖は、お菓子にも使われますが料理の調味料にも使われますし、嗜好品と言い切るには賛否が分かれることが予想されます。

では、なぜ「国民の健康対策」として砂糖に課税が検討されるのか、理由についても見ていきましょう。

砂糖に課税を検討する理由

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砂糖への課税の狙いは、「砂糖の摂り過ぎ」による様々な病気を防ぐことで膨らみ続ける医療費を抑えるとともに、新たな財源の確保につなげようというものです。

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なんだかモヤっとする理由ですね…。どんなものでも「摂り過ぎ」は健康に良くないですし、それは砂糖に限った事ではないのですが。

では、本当に砂糖は病気の原因になるのでしょうか?農畜産業振興機構のHPから、砂糖についての記述を紹介します。

砂糖は糖尿病や肥満の原因ではない!

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糖尿病は、決して砂糖、すなわちショ糖を摂るから生じるわけではなく、遺伝やインスリン代謝の異常、食習慣では長期に渡る肥満やインスリンを疲れさせるような偏った食事習慣などで発生するのです。

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「糖」という字が使われているので、誤解されがちですが糖尿病の直接的な原因ではないのです。

血糖値が上昇し、尿に糖が混じることからこのような病名になっていますが、さきほども申し上げましたように糖尿病は体内でエネルギー源となるブドウ糖がうまく利用されなくなる病気です。糖尿病の「糖」=「砂糖」では決してありません。

実際、わが国での砂糖の消費量は年々減少しているといわれています。このことからも砂糖が糖尿病の直接の原因になっていないことは、お分かりいただけるかと思います。

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砂糖の消費量が年々減少傾向にあるのに、なぜ課税をするのでしょうね…。おかしいな…。

では、肥満の原因は何なのでしょうか?

エネルギーを産生する筋肉量が少ない、すなわち運動不足ですから、運動で筋肉量を増やし蓄えた体脂肪を減らすようにしませんと、ごくわずか食べただけでも太ることになります。

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子どもにとって公園は運動出来る場所ではなくなってきていますし、大人も運動する機会はたしかに少ないですよね。

つまり、肥満は、砂糖や甘いものを食べると太るのではないことは、十分理解できることです。糖尿病を予防するためには、食事の摂りすぎによるエネルギーの過剰を是正し、消費エネルギーを増やして肥満を予防することが大切になるのであって、砂糖を摂ったからといって、糖尿病になるわけではないのです。

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結局は、砂糖が直接の原因ではなく、運動不足であったり遺伝や体質によるものなのです。

砂糖に課税するよりも、スポーツや運動を推奨する方が現実的なのでは?

ところで、日本では消費税が導入される以前は、砂糖が課税対象だったことをご存知でしょうか?なぜ課税されていたのかについても調べてみました。

消費税開始と共に廃止された「砂糖消費税」とは

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日清戦争後の財政需要の増加、北清事変(義和団事件)遂行の費用などにこたえるために課せられた消費税の一つ。砂糖消費税法は1901年(明治34)3月法律第13号として公布された。

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日清戦争で国の財政に余裕が無くなったことで作られた税金だったようです。当時、砂糖は嗜好品と見なされていたので、課税対象となってしまいました。

しかし、第二次世界大戦後もこの砂糖消費税の徴収は続き、廃止されたのは消費税が導入された1989年4月1日!

いつまで嗜好品と認識しているんだ!というツッコミも入れたくなりますし、消費税の導入と同時に廃止していることから、ぜいたく品との認識を取り下げているはずなのですが…。

では、海外での砂糖の規制について紹介します。

WHOの基準が改定された

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WHO=世界保健機関は今年3月、肥満を防ぐために砂糖の摂取量の目安をこれまでの半分に引き下げ、大人で1日あたり25グラムまでとしました。

これは、ティースプーンおよそ6杯分。およそ40グラムの砂糖が含まれるとされる炭酸飲料1缶を飲むだけで、目安を軽く超えてしまいます。

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肥満を防ぐために、砂糖の摂取量の目安を引き下げたのです。たしかに、日本と比べると特に欧米諸国は、肥満が問題視されていますし摂取カロリーも多め…。

しかし、この1日25グラムという数字についても専門家の間では激論が交わされているようで…

英キングス・カレッジ・ロンドンで栄養学と食事療法学を教えるトム・サンダース教授はAP通信に「5%を順守するならオレンジジュース(コップ1杯砂糖が24~26グラム)を飲むことすら許されないだろう」と憤慨。

さらに「欧米など先進国なら甘い飲み物やシリアル、ビール、あめ、クッキーをやめれば10%は困難ではない。ケーキは愛すべき食べ物だが、ごちそうなのだ」と述べ、ぜいたく品や菓子類をやめ、10%をめざす方が現実的との考えを強調した。

出典 http://www.sankeibiz.jp

5%、10%という数字は、一日の総摂取カロリーに対しての砂糖の割合を示しています。

オレンジジュースすら飲めないとは…食生活に楽しみを見出せなくなりそうですね。

今回の厚生労働省の「砂糖への課税」に対するTwitterの声を見てみましょう。

Twitterの声

おわりに

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Twitterの声の多くは、課税をすることに対して難色を示すものでした。

まだ課税することが決定したわけではありませんが、もし課税されることになったら食卓にも大きな影響が出ることは避けられません。

皆さんはどのように考えますか?

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