もし、自分の子供が障がいを持って生まれたら、きっとほとんどの親は「どうして私たちなの?」「どうしてウチの子なの?」という質問を果てしなく繰り返すだろう。イギリス、チェシャー州に住むアンドレアとマーク夫妻も同じだった。

三度の流産を経験した後に

出典 http://www.dailymail.co.uk

アンドレアとマークにようやく授かった命。しかし、お腹の子供はダウン症であることを医師から告げられる。嬉しい気持ちも束の間、一気に悲しみのどん底へ。

「夫は自分の子供がダウン症だって聞いた瞬間、真っ白になったわ。部屋を出て暫く一人になっていいか、って私に聞いたの。それほどショックだったのね。私も落ち込んだわ。だって、そんな夫を今まで一度も見たことなかったから。」

涙が枯れるぐらい泣いたというアンドレア。「サポート団体だって簡単に見つからなかったし、どうやって探したらいいのかもわからなかった。すごく辛かった。これから先、どうやって障がいのある子供を育てていったらいいの?って。マークと何回も話し合って、何回も泣いたわ。」

出典 http://www.dailymail.co.uk

でも2013年にミリーを出産してからは、強くならなきゃと思ったという。「娘はとっても綺麗だわ。可愛いくってちょっとやんちゃで。娘の全てを愛しているわ。」

今年の4月からプレスクールに通わせているという。他の子供達と同じように、ダウン症の子供でもアクティビティに参加できるのだ。

モデルの仕事を始めたミリー

出典 http://www.dailymail.co.uk

生まれてちょうど1年経った頃、夫妻は決心する。「こんな素晴らしい我が子をもっと世間の人に知ってもらいたい。」そういう気持ちから、ミリーをモデル事務所に登録する。ダウン症のキッズモデルの誕生だ。

ワールドダウンシンドロームデーにメッセージ

出典 http://www.dailymail.co.uk

出典 http://www.dailymail.co.uk

夫妻はミリーの写真をFacebookに載せた。「ダウン症の子供を持つことはハードだっていうことを正直にみんなに話したわ。周りにジロジロ見られたりすることもあるし、他の子供より発育が遅れてることとか考えたら胸が痛むわ。

でも強くなって、もっと賢明に生きて行かなきゃって思ったの。もっとみんなにダウン症の子供に目を向けてほしい、もっとミリーのことを知ってほしい。ダウン症でも充実した日々を過ごしてるよ、って伝えたくて。」

このメッセージはアメリカやニュージーランドに広がり、なんと10万もの「いいね!」と1700件ものコメントが寄せられた。「すっごく感動したわ。心からサポートしてくれる人達に感謝してる。」

出典 http://www.dailymail.co.uk

イギリスでは、最近はダウン症の人達に社会が理解を示すようになった。色んなサポート団体もある。しかし、やはり障がいを持つ人にとっては、社会で生きて行くことことは大変だ。大きな壁がいくつもあるだろう。

でもアンドレアは言う。「ミリーは本当によく頑張ってるわ。今ではちょっとした有名人よ。私たちは彼女を誇りに思うわ。」我が子を強くサポートしようと誓った両親、そしてダウン症でも明るく、可愛いミリー。これからもこの家族がハッピーでいられるようにと願いたい。

この記事を書いたユーザー

Mayo このユーザーの他の記事を見る

公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

得意ジャンル
  • 話題
  • 社会問題
  • 動物
  • 海外旅行
  • 育児
  • テレビ
  • カルチャー
  • 美容、健康
  • ファッション
  • 感動
  • コラム
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス