無くならない、個人情報の漏洩事件

過去にもいろいろ指摘され、問題になっている個人情報の漏洩。まだ記憶に新しいところでは、2014年度のベネッセコーポレーションさんによる大量の個人情報漏洩などがあります。

かなりの量にのぼる顧客情報が外部に漏れたこの事件は、当時相当テレビなどのメディアでも取り上げられ、顧客一件一件に謝罪の粗品を送るなどの対応が取られました。ちなみに我が家にも通知があり、500円の図書カードを受け取っています。

この事件に関しては、後に、ベネッセコーポレーションが個人情報の管理業務を委託していた、シンフォームの派遣社員であるシステムエンジニアの男性が逮捕されています。

この事件は、流出した顧客情報が最大で2070万件に及ぶ大規模なもの。流出した情報は、進研ゼミなどといったサービスの顧客の情報であり、子供や保護者の氏名、住所、電話番号、性別、生年月日など。ベネッセ側は、社内調査により、データベースの顧客情報が外部に持ち出されたことから流出したと説明。

これはベネッセの顧客に、ベネッセのみに登録した個人情報を使った、別の通信教育を行う会社からのダイレクトメールが届くようになり、ベネッセから個人情報が漏洩しているのではないかという問い合わせの急増により発覚した。

出典 http://ja.wikipedia.org

事件の概要はwikipediaより引用させて頂きました。

年金機構のサイバー攻撃による個人情報の流出

そして今年に入り、驚くような初歩的な漏洩事件が起こりました。例の、年金機構へのサイバー攻撃による個人情報の漏洩事件です。

その経緯は、ニュースなどでご存知の方は多いかと思いますが、メールに添付されたファイルを開いてしまい、ウィルス感染するという実に驚きのもの。

今時、個人のパソコンに送られたこのようなファイルでも、そう安易に開く方は少ないのではないかと思います。それをそのような業務に携わっている方が安易に開いてしまうとは、『個人情報を扱っている』という意識が低過ぎるのではないでしょうか?

また、該当される方々に向けての謝罪文などを郵送されているニュースも見かけましたが、その費用は税金では?と考えると、何とも憤りを感じる事件です。

それに、忘れられていますが、『消えた年金問題』なども結局うやむやにされている方が多いようで、周囲にもそれに対する不満の声はまだあるのです。

報道では、メールで送付された添付ファイルを開いてウイルスに感染し、不正アクセスされたという。正直言ってかなり驚いた。典型的な「標的型メール」にひっかかったこともさることながら、日本年金機構の「全役職員に個人情報保護の意識が浸透・定着したとはいえない」との説明にはもっと驚いた。

出典 http://www.zakzak.co.jp

アナログな方法による非常識な個人情報の持ち出し事件

上記の事件はいずれもデータ流出によるものですが、ここ数日では驚くようなアナログな方法での個人情報の漏洩事件も起こっているのです。

ご存知の方も多いと思いますが、りそな銀行による、顧客有名人の個人情報持ち出し事件です。これは、来店した有名人の住所や来店の模様を家族に知らせ、更にネット上で家族が来店目的や状況を公表しただけでなく、免許証のコピーを自宅に持ち帰るなどの悪質なものです。

実際に行った個人の常識の低さもさることながら、こういった行為をするような人間に個人情報を扱わせていただけでなく、安易に持ち出しが可能な環境であったという事実にも驚きます。

こういった特定の人物の情報をピンポイントで盗み出すというのは、私個人としては非常に悪質だと感じますね。私にされた事なら、当然被害届を出すと思います。

個人情報を扱う側の意識の低下はどうすればいいのか?

2015年10月から施行されるマイナンバー制度に関しては、一応その取り扱いに対してさまざまな監視・管理体勢や罰則をもうけて準備しているようです。

しかし、実際にこれを扱う企業や行政の人間の意識が低下したままでは、どこまでその管理体制は徹底されるのか?疑問になります。

制度面の保護措置としては、法律に規定があるものを除いて、マイナンバーを含む個人情報を収集したり、保管したりすることを禁止しています。また、特定個人情報保護委員会という第三者機関が、マイナンバーが適切に管理されているか監視・監督を行います。さらに法律に違反した場合の罰則も、従来より重くなっています。

システム面の保護措置としては、個人情報を一元管理するのではなく、従来通り、年金の情報は年金事務所、税の情報は税務署といったように分散して管理します。また、行政機関間で情報のやりとりをするときも、マイナンバーを直接使わないようにしたり、システムにアクセスできる人を制限したり、通信する場合は暗号化を行います。

出典 http://www.cas.go.jp

マイナンバーは便利です。でも・・・・

マイナンバーは、雇用保険や医療保険、生活保護などの社会保障など、ばらばらで登録・管理されている個人の情報を番号で管理することで重複や不正を防いだり、手続きを簡単にするというメリットはあります。

使い方によっては勿論、非常に便利ですが、一方では個人情報を扱う側の意識が非常に未熟な場面もまだまだ見受けられ、不安要素も拭えません。

サイバー攻撃などによる漏洩だけでなく、りそな銀行のようなアナログな方法での持ち出しなど、モラルや管理体制を徹底した上で施行して欲しいと感じます。

この記事を書いたユーザー

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音楽業界を経て、フリーのデザイナー兼ライターを生業にしております。ポジティブに解決したトラブルや実体験ネタを中心に書いています。8歳下の夫と愛犬の気ままな3人暮らし。音楽好きのゴシック好きの和服好き。オカルトも大好きでございます。好きな作家は芥川龍之介、詩人は中原中也☆

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