京大生駅伝ランナー平井健太郎を知っていますか?

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胸に輝く「京都大」の文字

昨年11月の全日本大学駅伝。並み居る強豪を相手に区間4位という驚異的な成績をたたき出した「京大生」がいました。

大学駅伝界においては関東が優位といわれ、関西勢は劣勢に立たされています。しかも京都大学ともなれば関西の中においても目立たぬ存在…。そんな京都大学にあって、日本代表を目指して走り続ける選手がいます。

■平井健太郎  ひらい・けんたろう 1993年5月一日生まれ、兵庫県宝塚市出身。報徳学園高で本格的に陸上に取り組み、2年時に県ユース対校選手権5000メートルで優勝した。

2012年に京大に入学。今季は日本学生個人選手権1万メートルで2位。京大にとって42大会ぶりとなる全日本大学駅伝出場の原動力となった。170センチ、55キロ。

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何故京大に?ズバリ「勉強が好きだったから」

これだけの実力を持ちながらなぜ京大に?誰もが抱くであろう疑問に対し、平井選手は次のように答えています。

「別にどこへ行っても陸上部はあるから陸上を続けられるし、環境によって大きく結果が変わってくることもないだろうと考えていたので。それにもともと、僕は勉強も好きだったので、国公立の大学へ行きたいなと思っていて」

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中学時代はサッカーをやっていたが、長距離を走るのも好きだった。実際に走ってみると勝つこともあり、楽しくなり、高校へ入ってから本格的に長距離を始めた。だから、大学へ進んでも、学生の部活動として陸上競技を続けていこうと思っていただけだった。

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「知の殿堂」京都大学 スポーツは…

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京都大学と言えば、やはり学業成績優秀な学生が集う知の殿堂です。スポーツが強いというイメージはあまりありませんよね。陸上競技もその例外ではなかったようです。

だが、京都大の陸上競技部に入ってみると、練習内容に驚いた。高校時代はキッチリと練習をしていただけに、「こんな感じでやっているんだ。すごく緩い感じだな」と思った。以来、ひとりで練習することが多くなった。

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大学に指導者はおらず、練習メニューも自分で考えなければならない。

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やはり強豪私立大学に比べると、環境の差は歴然としているようです。では、平井選手は一体どのようにして全国レベルの強豪選手へと自らを鍛え上げたのでしょうか。

誰もが目を見張るストイックさで環境のハンデを克服

平井の練習を取材して感心したのは、京大内には同じレベルの選手がおらず、平井は一人で自分が立てたメニューを黙々とこなしていたことだった。

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強制する指導者はいない。サボろうと思えば、いくらでもサボれる。自分に厳しくなければ、日本インカレで2位に入ることなど不可能である。

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関東の有力校は寮生活で、栄養バランスのとれた食事も提供されるチームが大半で、アルバイトをしている選手はいない。

対して、平井は独り暮らし。食事は自炊で、週に2回は塾の講師を務めている。京大に朝練習はないが、平井は朝5時半に起きて、6時くらいから朝練習を行っているという。

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「僕は妥協しないので、寝坊はありません。何よりも自分の目的を達成することが大切ですから。そのために自分で5時30分に起きることを決めました。しんどいとかしんどくないとかは考えないですね。

何を食べるのかも自分でチョイスして、練習もぜんぶ独りです。レースなどの交通、宿泊の手配なども自分でやるので、関東勢と比べて、自分のことを自分でやる機会は多いです」

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その原点は高校時代にあった

意外なことに全国高校駅伝で6回の優勝を誇る報徳学園(兵庫)を卒業している。

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「選抜特進コース」に入っていたため、部の夕方練習には参加できず、登下校の約6キロの道のりをジョギングして練習に充てた。

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平井は11月末の近畿駅伝まで練習を続けると、その後は勉強に集中した。それまでは、自宅で1時間ほど宿題をやる程度だったいうが、1日14~15時間の勉強で猛スパート。見事、超難関の京大に現役合格した。

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言葉の節々に意志の強さが表れる

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私立大学の強豪選手とも堂々と戦える実力を有しています。

「勉強も陸上もだいたい一緒かなと思います。目標があって、現時点ではそこに届かない自分がいる。何が足りないのかを分析して、何をすれば埋まるのか考えて、具体的な行動をしていくことは同じですね」

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「僕は母子家庭で、母と変わらないほど、(報徳高の)平山(征志)先生に教わったことが生き方につながっている。ぱっと思い浮かぶのが目の前のことに心を置くことの大切さ。授業時間や寝る時間も、目前のことが目標達成につながるよう行動していきなさい、ということ」

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「勉強との両立や文武両道と(周囲に)言ってもらうが、そういうのはないという考え方にもなった。結局、勉強時間に勉強して、陸上の時間に陸上をしているだけ。もう一つ、人生は思い通りにいかないことが多いということ。

高校では故障が多かったが、先生の言葉に勇気づけられた。今季、うまくいっているのもどちらかといえばイレギュラー。もう一度、謙虚にやっていきたい」

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選手としての目標は「日の丸を背負って走りたい」

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目指せ!東京五輪!

「日の丸を背負って走りたい。東京五輪は大きな目標です」

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まさに文武両道を体現するような人物ですね。何かを成し遂げたいと思う時、その目標に向かって邁進する精神力こそが、何よりも重要なのであるということを再認識させられるような気がします。

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