のんびり休暇を楽しむはずが・・・

ジェフ・ホールさんとダイアナ・ホールさん夫婦は、休暇を楽しむためにメキシコへ旅行に出かけました。2人はサーフィンをしたり、冷たい飲み物を楽しんだりと楽しく休暇をすごすつもりでした。しかし、そこで2人は思ってもいなかった出会いをしてしまいます。

34匹のやせ細った犬や猫

楽しく過ごそうと思っていたビーチに、お腹を空かせた犬や猫がたくさんいたのです。その数なんと34匹。生後約1カ月半の子犬8匹、生後約3ヵ月の子犬5匹、14頭の成犬、7匹の猫が飢えていました。

ホール夫妻は動物保護活動などをしているわけではありませんでしたが、動物関係の仕事をしていました。それもあって、彼らはこのかわいそうな犬や猫を無視することができなかったのです。

ホール夫妻はまず、地元の動物保護施設に連絡しましたが、そこはすでに動物でいっぱいで34匹の犬や猫を保護できる状態ではなかったのです。そこで夫妻はあることを決心します。

アメリカで里親を探す決心をする

夫妻は34匹をアメリカに連れ帰り、里親を探すことに決めたのです。アメリカに連れて帰り、里親を見つけるためには、1匹ずつワクチンを接種し、避妊去勢手術を施さなければなりませんし、輸送費もかかります。そこで寄付を募るサイトで34匹を救うための寄付金を集めることにしました。

「私たちは犬や猫のために水や食べ物を与えることができましたが、彼らを私たちの家に連れ帰ることが法律上簡単ではないのです」

出典 http://www.gofundme.com

寄附サイトでお金が集まれば、ミネソタ州に連れ帰って里親を探すことができます。何しろメキシコは外国ですから、動物を移動させるのは大変な労力とお金がかかります。

「34匹の犬や猫は仲良く暮らしていて、にわかには信じられませんでした。彼らは行儀よく、フレンドリーでした」とホールさんは言います。「私たちを完全に信用しくれるまで少し時間はかかりました。しかし、こんな過酷な環境で生きてきたのに、最終的にみんな私たちの手から喜んで食べ物を食べてくれるようになりました。」

犬たちはちゃんと食べ物をもらうのを待っています。教えられたわけではないでしょうに、とても行儀のいい子たちです。

確かに、犬と猫が仲良く一緒にいます。人に飼われていない状態だと通常、猫にとって犬は敵なので犬と猫が共同で生活するのは大変珍しいことだと思います。

目標は34匹全部に永遠の家を見つけてあげること

ホールさんの目標は34匹すべてに、愛情のある永遠の家を見つけてあげることです。すでに3匹の子犬がミネソタまで運ばれ里親さんに引き取られました。

「34匹の犬や猫はみんな、いい子たちばかりなので、素晴らしい家族になってくれるはずです。そして彼らは食べ物にも飢えていますが、愛情にも飢えているのです」とホールさんは寄付金のサイトに記しています。

並大抵の気持ちではできない行動

日本も動物愛護の精神が高いとは言えない国ですが、メキシコなどはより関心が低いかもしれません。34匹になるまで放っておかれた犬や猫たちですが、増えすぎればいかにメキシコとはいえ殺処分になったでしょう。ほとんどの犬や猫がガリガリにやせているところを見ると、放っておけば餓死に至った可能性も高く、またこれまでにそのような理由で死んでしまった子も多くいるでしょう。

ホールさんご夫妻は、偶然にもこのビーチを休暇先に選んだのですが、飢えた犬や猫にとっては奇跡の救世主としか言いようがありません。

34匹をメキシコから連れ出して里親を探すということは並大抵のことではありません。「動物が好き」という気持ちだけではできないことです。このご夫婦の決心には驚愕しますし、またこの勇気ある行動には感動します。私も少しですが、寄付させていただきました。

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ゆっくり、ゆったり暮らすが目標。
動物保護ボランティアをしています。

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