春が訪れだんだんと季節は夏へ、新緑の気持ちい頃に登山に行ってきました。絶景と険しさとあらゆる魅力を持った山なので、スポットライトには珍しい山行記事としてお送りします。

九州の登山家の誰もが憧れる 大崩山

大崩山(おおくえやま)とは宮崎県延岡市の山奥にある、岩の山。古くは1400万年前のカルデラ火山で噴火したマグマの地下部分が、年とともに地表に露出して成り立った山。大崩山の山頂は展望は見えないものの、山頂を囲む岩峰の尾根のコースは人気を呼び、今では沢登やハイカーやクライマーなど集まる山好きでは人気の山となっています。

岩峰から見える風景は周囲の祖母傾山系、九重連山、阿蘇五岳、など見渡せ、岩峰からの展望は九州とは思えないもの。それを味わいにリピーターが多いとききます。

袖ダキ展望からの小積ダキ岩

岩の山だけに急登続き

私は山仲間とともに、午前6時30分から山行開始。湧塚コースを登ります。人気の山であれば、登山道は踏み固められてわかりやすいもの、しかしこの山は全く違います。麓の祝子川を岩を伝って渡ると、もうそこは獣道(笑)。テープを頼りに登っていくものの、ここって道なのか・・という箇所ばかり。

山肌の木の根をつたって両手両足を使ってよじ登らないといけない登山道、三点支持で登るハシゴの連続、歩く距離よりも、標高を高くする急登が続いて、息が切れそうなときもありました。

道端にはこんな花も

山には野鳥から、小動物から、あらゆる野生動物の宝庫。ギンリョウソウという花が木の根の間から顔を覗かせて登山者を癒してくれます。こんなのを見ると脚を止めてついつい見とれてしまいます。

登山の疲れも忘れる絶景の数々。これぞ空中散歩!

袖ダキ展望より西を望む

上湧塚展望より延岡市方向

奥に見える街は延岡市、向こうには太平洋の水平線、手前の岩は下湧塚。

小積ダキから祝子川(こおりがわ)延岡市を望む

登らないと体験できない風景、味わえない風景がここにはあります。他の山とは全く違う味わいを持つ岩の峰、展望があれば空を飛んでいるかのような気分になります。

アメリカのヨセミテ国立公園をおもわせる。そうMacのあの壁紙の岩山を思わせる。そんな風景の数々に圧倒されました。

昼を終えて、後はゆったりおりるだけ・・と思ったら・・

上湧塚の岩の近くで、仲間とともに昼食を終え、あとは尾根をたどって下りるだけと思ったら・・こっからがこの山のハイライト。下りる事こそが危険、大崩山が本気を出してきます。

ワイヤーをつたってトラバース

はしごの連続

この山下りることこそが本番です(笑)。三点支持でハシゴやワイヤーをつたって下りるところや、ロープをつかって懸垂下降をしたり、忙しい道です。標高1600m付近から登山口の標高の340mまで垂直下降するので、数えきれないほどのはしご、右も左も崖というところもちらほらとあります。もちろん、ここは初心者にはおすすめできない山というものを今では感じます。

無事登山を終えて、ほっとする山

登山に約5時間、下山に約5時間、その他の休憩等は1時間弱といったところでしょうか、山行の全行程11時間45分の長時間の行程でした。普段は一人で登る私ですが、仲間で互いに声をかけあったり、バカをいいあったり山を登るってほんと楽しいものです。無事に林道の登山口に帰ってこれたときは、ほっとしました。なにごともなく無事に登れて下りられて楽しめたことに喜びを覚えました。

数々の危険箇所あり、数々の道に迷いやすいところもあり、断崖絶壁の箇所もあるそんな大崩山。変化に富んで魅力のある山ですが、危険ととなりあわせなのは間違いありません。私は今回知人のつてをたどってベテランの登山者にガイドを依頼しました。

地元の観光協会や登山専門店などに相談して、ベテラン登山者が周りにいるならばガイドの依頼をおすすめします。

この記事を書いたユーザー

上水流 晋 (かみづるしん) このユーザーの他の記事を見る

鹿児島在住ライター、自転車、アウトドアに精通。鹿児島のグルメを目指して自転車で走行する日々を送る。いわゆるグルメライダー。

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