記事提供:Social Trend News

女優やモデルといえば、カラーした綺麗な髪にパッチリ眼の美女。一昔前はそんなイメージがあったかもしれません。

しかし、最近は蒼井優さん、黒木華さん、吉高由里子さんなど、黒髪・和顔の印象が強い方が目立ってきました。

そう、“日本人特有の 、素朴さやナチュラルさが醸し出す、ホッとさせる雰囲気を持った”和顔をした“和顔女優”たちが人気を博しているのです。

その背景としては、テレビドラマや映画のメイン視聴者が高年齢化したことが挙げられます。2010年に実施されたNHKの調査によると70代男性は20代男性よりテレビを視聴しているという結果が出ているのです。

高年齢化した視聴者の側が、「嫁に来て欲しい」「孫に欲しい」といったような、女優たちの家庭的な印象にポジティブなイメージを抱くようになっていることがうかがえます。

そこで今回は、そんな和顔女優たちの中でも“清純に見えてアクが強い女優”と称しまして、清水富美加さんと夏帆さんの魅力について勝手にご紹介します!

“清純な見た目と狂気の内面どっちもかわいい”清水富美加

2015年上半期のNHK朝の連続テレビ小説『まれ』に出演中の清水さん。お茶の間での知名度が急上昇中です。

また、テレビだけでなく映画界の大御所からも注目が集まっている様子。2015年4月25日から公開された北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』にも出演されています。

役柄は“いい歳して詐欺師をやめられないダメおじいちゃん”を養う孫娘。今回の北野映画で唯一の20代女性のメインキャストです。まさに役者であれば誰もがうらやむ大抜擢。

この作品に限らず彼女が作るキャラクターはどれも“近所に居そうでいない感”を漂わせています。親近感を感じさせるにも関わらず、会ったことがない魅力が世代を超えて響くのでしょう。

その親近感ある見た目やセリフ回しのためか、一見、(事務所の先輩でもある)新垣結衣さんの系譜を継ぐ“他にない個性のある清純派”というイメージに着地してしまいそうな彼女。

しかし清水さんは“個性”と一言で片づけるにはもったいない、“ぶっ飛んだ”言語感覚を持ち合わせています。

ご覧のようにTwitterは摩訶不思議。清水さんが生む独特の世界観を目の当たりにして、ツイート集の出版を企てている業界の方も多いのではないでしょうか。

そんな高クオリティで安定した“摩訶不思議な言葉たち”は狙って表現するのは難しいはずです。

他の女優さんが彼女のようなキャラを作ろうと思っても、継続してそのキャラを演じるのが容易でないことは間違いありません。

キャラを作れないといえばもう一人、いま日本映画界に欠かせない演技派かつ清純派の女優・夏帆さんについても言及したいと思います。

“可憐な清純派ではなく、一本筋の通った演技派”夏帆

出典 https://www.youtube.com

先日、是枝裕和監督の最新作『海街diary』の完成披露イベントでトレードマークの長い髪をバッサリと切ったショートカット姿を披露したことが話題になった夏帆さん。

映画『天然コケッコー』で日本アカデミー賞や報知映画賞の新人賞を受賞して以来、清純派のイメージが強い女優であることは周知の事実だと思います。

しかし彼女もまた、清純派の皮をかぶった超個性派女優なんです。

出典 YouTube

彼女の和風で美人な顔立ちが作る、はかなげな表情は可憐の一言に尽きます。それだけでもかなりの需要があるのですが、最近はそれらに加えて、イメージとは逆を行く芝居の幅が印象的です。

2013年、テレビ東京系ドラマ『みんな!エスパーだよ!』ではヒロインのヤンキー気質の少女を演じ、ファンを驚かせた彼女。

幼馴染である主人公の男子を蹴飛ばし、短すぎるスカートをはき、パンチラすることも動じない役柄でした。

いままでの彼女の芝居からは考えられない、振り切った勝気さ。それに加えて、乱雑さの中に垣間見える“夏帆さんにしか魅せられない乙女な一面”に放映当時、病みつきになる視聴者が続出しました。

実際の性格は男らしいと噂の夏帆さん。だからこそ可憐な印象にも関わらず、役に芯が通り、オリジナリティを生むのでしょう。

他にも低予算スプラッター系である映画『パズル』やホラードラマ『悪霊病棟』など、最近は出演するジャンルも多様です。

いま話題の『海街diary』でも未だ見たことのない破天荒かつどっしりと構えた役どころを演じられたとのこと。今から期待が高まります。

黒髪和顔女子が人気のもう一つの理由

“量産型女子大生”という言葉も流行ったように、多くの若い女性は大学を入学するくらいの年齢になると、周囲に合わせ個性を消していてしまうように思えます。

実際に自分の大学入学時を振り返っても、キャンパス内に同じ髪色や同じ服装の女性が日に日に増えていく光景に当時、若干の怖さを感じていました。

そんな中で、僕が強く惹かれたのは“黒髪で控えめで清純”と周囲から言われていた女子。

その人と話してみると、控えめどころか、しっかりと自分を確立していました。

その時、「この人たちは生まれつき唯一無二の色に染まっているから、この環境の変化でも自分を変えようとしないんだ」と強く感じたことを覚えています。

また、その子は周囲から“浮いている”と思われることも多い半面、男子からとてもよくモテていたのを覚えています。

今回紹介させていただいた芸能界の染まらない色を持つ二人の女性も、世間が抱いた“清純派”のイメージが強く、視聴者たちの近くに居そうでいない感が魅力の一つでした。

そんなイメージが固定化されたからこそ、大衆に対してよい意味で期待を裏切っていただきたいのです。

本来の真似できない性格を芯にした芝居を出し続けられれば、そのアクの強さが新たな需要を生み、今よりもさらに代替えの効かない女優になっていくのではないでしょうか。

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