記事提供:カラパイア

昆虫の嫌われる理由として、刺されると痛い、一歩間違うと命の危険性があることもあげられる。むしろターゲットが人間に設定されているんじゃないかと思うくらいに、人の天敵となりうるものすら存在する。

そんな昆虫が大群で襲ってきたら、驚異レベルは対人武器に匹敵するレベルとなる。昆虫たちは少しでも脅威を感じたら、躊躇することなく相手を攻撃する。我々がどんなに笑顔でフレンドリーに接しようが容赦ない。

彼等も必死だし、本能であるから仕方ない。

ということで、今回は、前にも一度紹介した、科学の名のもとに体を張って昆虫の痛みレベルを分析しているアメリカの昆虫学者、ジャスティン・スチミッド博士が作成したランキングをさらに詳しく見ていくことにしよう。

痛みレベルは1から4まで、我慢すればなんとかなるレベルのものから、走馬灯が回るオーバーキルレベルまである。

10位:コハナバチ - 痛みレベル1.0

コハナバチは中型のミツバチ類で、体には光沢があり、多くは黒褐色ないし、黒色地に黄色や赤の斑紋をもつ。オーストラリアを除く、ほぼ全ての地域に生息している一般的な蜂である。

人間の汗に含まれる塩分に引き寄せられるので、彼らがまわりにいる時は、落ち着いて、決して汗をかかないようにしよう。刺された時の痛みは軽く、腕の毛がパチッと感じるくらいである。

9位:カミアリ - 痛みレベル1.2

南米固有のこのアリは今や世界のいたるところに拡散し、家に巣くう害虫というイメージがある。和名こそカミアリという名前だが、英語ではファイヤーアント、その名の通り赤銅色をした体で、トフシアリ属に属している多くのアリのなかの一つである。

体はとても小さいが攻撃力が高く、特に巣が脅威にさらされると攻撃的になる。刺された時の痛みは鋭いがいたって普通のレベルで、ヒリヒリ感が残る程度だ。

8位:アカシアアリ - 痛みレベル1.8

植物のアカシアに由来する名前を持つこのアリは、名前の通り、アカシアと互いに利益を得ながら進化してきた。アカシアはとげを膨らませ、アリの住みかとして提供。また、みつ線から糖類樹液を出すことで食料まで提供している。

代わりにアリは、アカシアを食べる動物を攻撃し、周りにいる植物を枯らしているのだ。大きな目と橙褐色の体はカリバチに似ている。刺された時の痛みは、貫通するような痛みで、頬にホチキスをうたれるような感じだという。

7位:北米産スズメバチ - 痛みレベル1.8

日本には生息していない。英語では、「はげたハチ」「白い尾のハチ」「白い顔のハチ」などの別名がある。大型のハチで、名前の通り、腹部と顔に白い模様がはいっている。

侵入者を感知するととても攻撃的になり、追い払うのは難しい。他のハチとは異なり、針が滑らかなため、何回でも刺すことが可能である。刺された時の痛みは、けっこう痛く、毒性があるため刺されると24時間近く膨れ上がるという。

6位:ホオナガスズメバチ - 痛みレベル2.0

ホオナガスズメバチは巣を守るためなら死しても戦う。このハチが通常のハチと異なる点は、その細いウエストだ。通常、休息している時などは羽はたためられており、黒と黄色の縞模様が見える。

巣が近くにある人にとっては脅威かもしれないが、彼らは他の昆虫を食べてくれるという意味では役に立っている。刺された時の痛みは、まるでタバコを舌に押し付けられたみたいな熱い痛みだという。

5位:ミツバチ - 痛みレベル2.0

ハチと聞いてまず思い浮かべるのが、このミツバチだろう。植物から採取した蜜を巣にため、それを人間が収集し食す。人間の生活に貢献しているという観点から見れば、一番有益なハチである。

また、植物の受粉を助けるミツバチは、ミツバチがいなくなると地球上から食べ物が消えるとも言われているくらい、農産物の成果を左右する重要なハチなのである。

ミツバチのよいところは、巣が危険にさらされたり、こちらが攻撃しない限り、人を襲うことはない。彼らは一度針を刺すと抜く事ができなく、無理矢理抜くと腹部の末端がちぎれてしまい、ミツバチ自身も死んでしまうからだ。

ミツバチに刺された時の痛さは、火のついたマッチを肌におしつけられているような、ヤケドのような痛み。ミツバチに刺されたら、一刻も早く針を抜く事が重要となる。たとえミツバチが離れても、刺さった針からは毒が注入され続ける。

4位:シュウカクアリ - 痛みレベル3.0

アリの世界の中では、最強の部類に入る。ほぼ真四角な顔に長い胴体を持つ。背骨はなく、赤茶色をしているため、他のアリと区別しやすい。このアリはめったには襲ってこない。だが、いったん攻撃体制に入ると、とても強烈な一刺しが待っている。

刺された時の痛みは、容赦ないほどの激痛となる。肉に食い込む足の爪にドリルで穴を開ける様な痛みだという。

3位:アシナガバチ - 痛みレベル3.0

アシナガバチは、少なくとも200種以上が属すスズメバチ科に属している。羽は黒く、こげ茶色をしており、黄色の斑紋がある個体もいる。

英語名では、ペーパー(紙)狩蜂という名前で、その由来は、樹皮の靭皮繊維を素材とし、それに唾液由来のタンパク質などを混入して紙のような巣を作ることからきている。

またはアンブレラ(傘)という別名もあり、こちらは、巣には雨に耐えうるような外皮はなく、蓮の実のような作りで雨を防いでいることからきている。

性格はスズメバチに比べればおとなしく、巣を強く刺激したり蜂を素手で触ったりしない限りはまず刺してはこない。しかし刺されると、焼けるような強烈な痛みが走る。それはまるで、紙で切った切り傷に塩酸をかけられるような痛みだという。

2位:オオベッコウバチ - 痛みレベル4.0

世界最大のハチとして有名。英語でタランチュラホーク(タランチュラ鷹)と呼ばれるように、ベッコウバチ特有の生態でクモを専門にする狩ハチである。そして人間も決して敵には回したくないハチである。

青みがかった黒い体色で、羽根の色はオレンジ。中には青いハイライトが入った黒い羽を持つものもいる。

その長い足の先はかぎ爪状になっており、針で刺す間、捉えた獲物が逃げないようにガチッと抑えられるようになっている。刺された時の痛みは、電流ショックが駆け巡る様な凄まじい痛みだという。刺されたら、思わず叫び声をあげることは間違いないだろう。

1位:サシハリアリ(弾丸アリ) - 痛みレベル4.0+

すべての昆虫の中で、サシハリアリを超える「刺し」を繰り出せるものはいないだろう。彼らに刺された事がある人たちは「人生で一番の激痛だった」と語る。

サシハリアリ科に属するこの巨大アリは、赤みがかった黒色の体から分かるように見るからに危険な匂いを放っている。まるで弾丸で撃たれたような痛みがあることから、ブレットアント(弾丸アリ)という名前がついている。

刺された時の痛みは、体が激震するような純粋な激痛。それは、まるで7センチの釘が足裏に刺さった状態で燃え盛る石炭の上を歩くような痛みだという。いわゆる地獄でよく聞く状態だ。その状態が24時間続くという。

興味がある人はこちらの動画を見ればより痛みについて理解できるはずだ。

これは、アマゾンで暮らす部族に伝わる成人になるための儀式で、サシハリアリが縫い込まれた手袋の中に手をいれて、痛みに耐えるというもの。この過酷な儀式にオーストラリアのコメディアン、ハミッシュさんが無謀にも挑戦してみたときのもの。

出典 YouTube

ジャスティン・スチミッド博士はアメリカの在来種である147種の昆虫で実験したそうなので、日本のオオスズメバチでの実験はしていないかと思う。博士がオオスズメバチで実験したら、果たしてなんと表現したのか?気になるところである。

出典:therichest

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