記事提供:カラパイア

人類にとって最良の友と言われている犬たち。彼らは私たちに癒しや笑いを与えてくれる。常に前向きで、落ち込んでいる時はいつだってそばにいてくれる。

私たちが間違いを犯しても責めたりしないし、見た目で相手を判断したりしない。無償の愛情を与えてくれるし、我々を決して裏切らない。

だがそれだけではない、彼らの中には時として、その勇敢な行動で、人類を救うスーパーヒーローになったり、突出した才能で、歴史に名を残すこともある。

というわけで今回はそんなミラクルな犬たちのエピソードをいくつか見ていくことにしよう。これを読んだら健気で愛おしい犬たちをギュッと抱きしめながら尊敬したくなっちゃうかもしれない。

※画像は一部ストーリー上のイメージが含まれています。

25. 転落した飼い主のために救助を呼んだペットのハニー

ある日のこと、コッカー・スパニエルのハニーを同乗させ、峡谷をドライブしていたマイケル・ボッシュ(36歳)は、運転を誤って谷底に転落。逆さになった車の中に閉じ込められてしまった。しかも地上までは12mもある。

数時間後、わずかに窓を開けることに成功した彼は、車から脱出させたハニーに一縷の望みをかけて助けを呼ぶよう頼んだ。

聡明なハニーはおよそ1km離れた場所で一人の男性を見つけて注意をひき、ちゃんと彼を事故現場まで連れてきたのだ。ボッシュはハニーに命を救われたのだ。

24. 最後の生存者を発見した災害救助犬、トレイカー

ジャーマン・シェパードのトレイカーは災害救助犬だった。彼は9月11日のワールド・トレード・センターの事件で最後の生存者を見つけ、歴史に名を残した。

『タイム誌』は、彼の素晴らしい業績に敬意を示し、『歴史上最も勇敢な動物』の1匹に選んだ。その後懸命に人命救助に貢献した名犬トレイカーは2009年に14歳で天国に旅立っていった。

23. 救助隊を誘導し飼い主の命を救った、タズ

ダニエル・バレンジーは経験豊富なハイカーだったが、アメリカのユタ州モアブ近くの渓谷を旅行中、落下事故にあった。バレンジーさんの骨盤は砕け、凍える気候の中56時間もの間、食糧も無い状態で過ごさなければならなかった。

窮地に陥ったバレンジーさんの命綱になったのはその旅に同伴していた愛犬タズの存在だった。前述のハニー同様、タズも救助隊を誘導し飼い主の命を救ったのだ。

22. 座礁した船のロープを陸地の人間に引き渡した船上犬、タン

1919年、『エシー』という名の船が岩にぶつかり座礁、嵐の海で93名の船員が取り残されることになってしまった。1人の船員がロープをつけて岸まで泳ごうとしたが失敗し、船長は船に同乗していたニューファウンドランドのタンにロープを託した。

タンはロープを咥え、大波、強風、そして強い潮の流れと戦いながら必死に岸を目指した。そしてようやくたどり着き、地上の人間にロープを引き渡し、大勢の船員たちの人間を救ったのだ。

21. 海難事故から人々を救ったテリア犬、スウォンジー・ジャック

スウォンジー・ジャックは小型犬のテリアだが、1930年代にイギリスのウェールズで大活躍した。小さな体に強い心と勇敢さを持っていた彼は、海の事故から人々を救い名を馳せた。

彼は27名もの人間を救い、その英雄的な行為をたたえられ、名誉ある「犬へのビクトリア十字勲章」ほか、多数の栄誉を受けた。

20. 病に倒れた主人を救ったハスキー、ネオ

ネオはハンサムなハスキー犬だった。彼もこれまで登場した他の忠実な犬と同じく、助けを呼んで飼い主を救った。

ネオは糖尿病を患っていた飼い主のマーシー・スニードさんが低血糖でショックに陥った時、近隣の建物に駆けてゆき、彼女が倒れている場所まで人々を案内した。

すぐに救急車で病院に運ばれたのち、マーシーさんは無事に回復した。愛犬の素早い対処のおかげで一命を取りとめたのだ。

19. スタビー軍曹

ボストン・ブルテリアのスタビーは、第一次世界大戦中に活躍した。しかも彼は戦場で功績をあげ軍曹に昇進した唯一の犬でもあるのだ。

18. 捨てられた赤子を救ったプイ

タイ・バーンケオ・ドッグのオス、プイは、バンコクの道端のゴミ捨て場でビニール袋に入っていた女の子の赤ちゃんを発見した。賢い彼はその袋を自分の飼い主のガムナード・ソンマックさんの家まで運び、大きな声で吠えて異常を知らせた。

袋の中の未熟児を見たソンマックさんは彼女を大至急病院に運んだ。プイの英雄的な行動で赤ちゃんの命は助かり、彼はごほうびに革製の首輪と赤十字からメダルを授与された。

17. 悪漢から飼い主を救った、マヤ

マヤは飼い主のアンジェラ・マルセリーノさんが悪漢に襲われた時に彼女を守り、「2008年ドッグ・オブ・ザ・イヤー」を獲得した。忠犬マヤの勇敢な行動を知った非営利団体アニマル・ミラクル・ファウンデーションは

「ピット・ブルは誤った先入観により凶暴な犬のように喧伝されているが、実際は他の犬種と同じようにヒーローになれる素晴らしい犬だ」とコメントし、マヤに賛辞の言葉を贈った。

16. 宇宙に行った犬、ライカ(クドリャフカ)

人類に重要な貢献をした犬たちの中でも、人工衛星で地球の軌道を周回した史上初の動物だったライカは特別な存在だ。その功績から、ライカは世界中に名を知られる象徴的な存在になった。

ライカとはロシア語で「犬」、もしくは「ロシアの猟犬」を兼ねている単語で、この写真の犬には「クドリャフカ」という名が付けられていたそうだ。

15. 赤ちゃんを救った、コンボジィ

2012年、ケニアの国有林でエサをあさっている最中に、ぼろ布で包まれた赤ちゃんを見つけた犬のコンボジィもまた、消えつつある小さな命を救った。

彼女はその包みをくわえ、車の多い道を渡り、有刺鉄線のフェンスを通り抜けて自身が子犬と住んでいた貧しいナイロビの小屋に連れ帰った。

そこで乳幼児の泣き声を聞いた2人の子供が両親に報告し、病院に運ばれた赤ちゃんは集中治療室で手当てを受け、数週間後に回復した。

14. 災害でおぼれている男性を救った、カトリーナ

黒色のラブラドールだったカトリーナは、奇しくも同名のハリケーン「カトリーナ」がアメリカを襲った際、洪水で溺死寸前だった男性を救い、一躍有名になった。

男性を救い、自身は救助チームに助けられた彼女は、米国動物愛護協会が目覚ましい活躍をしたその年の動物に授与する「ジェネシス・アワード」を受賞。スタンディングオベーションで人々に迎えられた。

13. 胎児の性別を当てる犬、ジム

ルーエリン・セッターのジムは、これまでに素晴らしい才能で脚光を浴びた動物の中で最も特別な存在だった。彼はケンタッキー・ダービーの勝者だっただけでなく、胎児の性別を当てることができたという。

また彼は12歳で生涯を終える前年に、1936年のワールド シリーズのヤンキースの勝利までも予想したという。

12. ナチスの犬、ジャッキー

ジャッキーはダルメシアンのミックスで、第二次世界大戦中はナチスに貢献する悪名高い犬として名を馳せた。彼女が注目を浴びてしまったのは指示されるとナチの敬礼をするという珍しい芸のせいで、「ナチ犬」というあだ名までつけられてしまった。

11. 捨てられた赤ちゃんを救出した犬、ジェイド

2013年、イギリスにて9歳だったジャーマン・シェパードのジェイドは散歩中、公園に捨てられていた生後間もない赤ちゃんを救った。

飼い主のロジャー・ウィルディさんによると、散歩中に突如ジェイドが茂みに突進し、捨てられたバッグのようなものの横に寝ころび、そこから動かなくなったという。

しょうがないな、と駄々をこねる愛犬に近寄ったところ、そのバッグの中に入れられていた乳児を発見したのだそうだ。

10. 墓守犬、グレイフライアーズ・ボビー

スカイテリアのグレイフライアーズ・ボビーは、19世紀のスコットランドで有名な忠犬だった。ボビーは1872年1月14日で生涯を終えるまでの14年間にわたり、飼い主の墓を守り続けた。

主人思いの彼のエピソードは本や映画になり、現在のスコットランドにおいてもいまだに名を知られている。彼の銅像が設置された場所は主要な観光名所になっている。

9. 窒息した主人を救った犬、トビー

ゴールデン・リトリーバーのトビーは、飼い主であるデビー・パークハーストさんがリンゴを食べて窒息した際、彼女の胸に何回も飛び乗り、そのかけらを喉から吐き出させた。

一刻を争う状況で主人の命を助けたトビーは、アメリカ動物虐待防止協会から2007年度の「ドッグ・オブ・ザ・イヤー」を授与された。

8. 忠犬ハチ公

史上最も有名なアジアの犬と言えば、やはり秋田犬のハチ公だろう。飼い主の帰りを待つ習慣があったハチ公は、その彼が文字通り「帰らぬ人」となっても何年も待ち続けた。

彼の素晴らしい忠誠心は今でも人々の記憶に刻まれている。なお、リチャード・ギア主演の2009年の映画『ハチ:犬の物語』は、この健気な忠犬が残した心揺さぶられるエピソードを基に作られた。

7. 吹雪で閉じ込められた飼い主を救ったウルフドッグ、シャナ

イブとノーマン・ファーティグ夫婦はブリーダーから生後2週間のオオカミとジャーマン・シェパードのミックスの犬を貰い受けた。とはいえ引き取った当時の夫妻は、病気で看病が必要だった子犬に助けられる日が来るとは夢にも思っていなかった。

その奇跡はある冬の日に起きた。猛吹雪で雪に閉じ込められた彼らを発見したシャナが、トンネルを掘って老夫婦を引っ張り、家までちゃんと連れ帰ったのだ。

6. 家族の盾となり強盗と戦った、モティ

ジャーマン・シェパードのモティは、家族の盾になり弾丸を受けた。マスクをした侵入者が主人の家に足を踏み入れようとしたその瞬間、モティは男の脚にとびかかり、吠えることで注意を引きつけた。

怒れる犬に遭遇した男はモティを撃って逃走し、愛犬に守られた家族は無傷で助かった。さらに幸いなことに負傷したモティも手当てを受けて完全に回復した。

5. ギリシャの暴動犬、ソーセージ(ローカニコス)

ここ数年で最も注目を浴びた犬といえば、間違いなくギリシャの「暴動犬」だ。ソーセージ(ギリシャ読みでローカニコス)が有名になったのは、ギリシャの緊縮政策に対する抗議デモや暴動の写真に常に写りこんでいたせいだ。

しかし悲しいことに彼は暴動現場で吸った催涙ガスや他の化学物質のせいで健康を害し、2014年の10月9日にこの世を去ってしまった。

彼のエピソードはロイター、BBCニュース、CNNやタイム・マガジン誌でも報道され、その姿は街のメインストリートにある壁画に永久に残ることになった。

4. 飼い主が発作の時、救急隊に電話をした犬、ベル

ベルは信じがたいほど賢い犬だった。糖尿病を患っていた飼い主、ケビン・ウィーバーさんが発作を起こして失神した際、常日頃教えられていた通りの行動を起こした。携帯電話で911(日本の119番)の番号を歯で押して、職員に緊急事態を察知させたのだ。

たとえ事前に教え込まれていたとしても、飼い主の状況を判断して一連の動作を実行するという犬の賢さを証明したエピソードであることには間違いないだろう。

3. 多くの人の命を救った山岳救助犬、バリー

スイスのサン・ベルナール修道院で働いていた山岳救助犬のバリーは、存命中に40人以上の人々の命を救った。死して200年が経つ今もなお、名救助犬だったバリーの名は世界中の人々の記憶に残っているのだ。

2. 病人に解毒剤を運び続けたソリ犬、バルト

そりを引いていたバルトは1925年、病人に解毒剤を運ぶため、アメリカのアラスカ州ノームからアンカレッジを目指し、生死をさまようような過酷な仕事を果たしてヒーローとなった。

バルトの伝説は今日でも人々に親しまれており、1995年にはユニバーサル ・スタジオが彼の逸話を基にした家族向けのアニメを制作した。この作品のキャラの声はケビン・ ベーコンやボブ ・ ホスキンスらが演じ、大ヒットをおさめた。

1. 火の海に飛び込み人々を救った救助犬、アポロ

アポロはアメリカ、ニューヨーク市警の救助犬だった。彼は2001年9月11日に起きたテロ事件が発生した際、わずか15分後に現場に一番乗りした彼は、燃え盛る炎や落下する破片で命を落としかねない危険に身をさらしつつ任務を果たした。

その献身的な働きを称えられ、アポロは全救助犬を代表し、動物のビクトリア十字勲章と称される「ディッキン・メダル」を授与された。

出典:list25

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