パイレーツ・オブ・カリビアン5の撮影のためにオーストラリアを訪れた俳優ジョニー・デップ氏は自家用飛行機で同国に入国の際に、いっしょに連れてきた愛犬2匹の税関の検疫申請などをせずにいたところ、豪農相から50時間以内に犬を国外に連れ出すか、もしくは安楽死!の選択に迫られていました。

無事に安楽死を逃れた2匹は数千万円かけて帰路についたが…

デップ氏の奥さんアンバーさんのソーシャルメディアによると、彼女は猶予50時間以内に愛犬2匹を連れてアメリカに戻ったようです。しかし、そのチャーター機にかかった費用は40万豪ドル、日本円に換算すると約3800万と発表されています。

入国許可・予防接種・検疫!デップ氏はなにも考えていなかったのか?

「オーストラリアではコウモリによるリッサ・ウイルス属が人間にも悪影響を及ぼすケースがあり、アメリカに戻る際に、狂犬病予防接種の証明がなかったり、予防接種の有効期限が切れていたりしたら、米当局でも検疫義務か予防接種を受ける必要性がある」と米税関国境警備局の職員は語っています。

出典 http://www.brisbanetimes.com.au

安楽死なんていう最悪の結果は免れたものの愛犬ピストルとブーの前には帰国したアメリカでも問題がありそうです。

アメリカで最もセクシーな男性に2回も選ばれたデップ氏、愛犬の飼い主としてしなければいけなかったこととは?

「オーストラリアは、ペットを連れ込む際に世界でも最も規則が厳しく複雑な国。狂犬病の予防接種をさせてから、一か月後に血液検査でワクチンが有効かどうかを確認しなければいけなかった」とイギリスを拠点にしたPBSのペットトラベルのマネージャーは語っています。

出典 http://edition.cnn.com

さらにPGSトラベルマネジャーの同氏によると、オーストラリアにペットを持ち込む際は、オーストラリア政府から輸入許可証を入手する必要があり、到着したら検疫所に10日間隔離されることが規則で決まっているそうです。

デップ氏の小さなヨークシャテリア2匹が大きな騒動をかもし出してしまいましたが、オーストラリア農相が発表した「有名人であろうが容赦なし」という態度は、今後、この国の規則を無視して入国時に動植物を持ち込む人々に大きな効果があったのではないでしょうか。

これを機にシドニーの空港での税関手続きにかかる時間が少しでも減ってくれたらいいなと願う私です。

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Media翻訳・通訳・フリーランスライター。アメリカ&オーストラリア在住歴20数年、日本では得られない海外での舞台裏や感動ストリーなどを紹介します。個人のブログではさらに違った角度から英・米・豪などを追求しています。http://minamijyujisei.cocolog-nifty.com/blog

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