シリコンバレーといえば、アップルにグーグルにフェイスブックに。錚々たるIT企業の集積地として知られ、ITエンジニア憧れの地でもあります。ところで日本にも、そのシリコンバレーにあやかってか、古都鎌倉にIT企業やクリエイターが集結し、カマコンバレーと呼ばれる企業群を形成しています。

出典 http://www.gettyimages.co.jp

鎌倉といえば、紫陽花!市内にはいくつもの名所が点在しています。

カマコンバレーって何?

鎌倉の街を盛り上げたいという志で結ばれた、企業や個人からなる団体で、IT企業やベンチャー企業、そしてクリエイターなどが、そのメンバーとして名を連ねています。わざわざ鎌倉の地を選んで起業されてるだけあって、ユニークな企業が目立ちます。

・面白法人カヤック
みずから面白と名乗るだけあって、その業務内容は「日本的面白コンテンツ事業」と明快です。コーポレートサイトには「撤退事業一覧」が並ぶなど、他社にはなかなか真似できそうもありません。

・ランサーズ
時間と場所にとらわれない、新しい働き方を提案するクラウドソーシング最大手のひとつ、ランサーズもカマコンバレーのメンバーでした。現在は鎌倉から渋谷へと、本社は移転していますが、カマコンバレーの名付け親は、現ランサーズの秋吉社長だとか。

なぜ鎌倉に企業が集まるのか?

鎌倉には、カマコンバレー以外にもアウトドアウェアのパタゴニアのオフィスがあったり、その名も鎌倉投信という資産運用会社もあります。観光地、あるいは高級住宅地というイメージの街ですが、近年はそれだけではないようです。都内からのアクセスが良いという理由もありますが、意外な理由もありました。

それでも私たちは、鎌倉の企業や鎌倉に住む人を増やしたい。そうすることで、高額所得者が定年を迎え、税収が下がり続ける鎌倉市の資金を増やしたいのです。ITやクリエイティブ産業は、すぐに立ち上げることができますし、鎌倉は、歴史のある土地で、それらに向いている場所。

出典 http://kamacon.com

鎌倉のような高級住宅地ですと、昔ながらの日本家屋を売却すれば、都内の便利のいい場所にある高級マンションに住み替えることも、難しくないでしょう。その一方で、ほどほどに都会でほどほどに自然豊かな鎌倉に住みたいという若年層は、常に一定数存在します。個人では入手の難しい古民家も、法人ならば手が出そうです。実際鎌倉投信のオフィスは、平屋一戸建ての古民家に手を入れたものです。

都心部では、新築のオフィスビルに需要が集中した結果、古いオフィスビルがマンションに建て替えられることもあります。何かと便利な職住近接。ならば、都市郊外にオフィスを移転し、社員もその近郊に住むというのも、ひとつの方法ですね。これなら通勤ラッシュに悩まされることもありません。

クリエイティブが生まれるのは、クリエイティブな環境から

グーグル新本社のオフィスデザインを見ると、透明の膜に覆われ、植物園の温室のようでもあります。建物内には植物、グリーンが多く使われ、オフィス周辺は公園のように小川や緑あふれる植栽で整備される予定です。さすがはグーグル。全米でも最も地価の馬鹿高いところに自然を再現しようとするのですから、スケールの大きな話です。

出典 YouTube

建築家によるプレゼンの合間に、グーグル新本社ビルのイメージ画像が流れます。4分以後の映像が、新しいオフィスやその周辺イメージを掴むのに最も適当です。

自然あふれる環境でこそ、生産性もあがるというものですね。それなら、もともと風光明媚な土地にオフィスを構えても同じ効果が期待できそうです。グーグルほどの大所帯でなければ、オフィスごと自然豊かな環境に移転し、アイデアに詰まれば近所を散歩するなどすれば、独創的なアイデアに恵まれるかもしれません。

時間と場所にとらわれないのが、ITのいいところです。各地にカマコンバレーのような場所が次々に生まれていくと、日本のワークスタイルも大きく変わっていくことでしょう。

この記事を書いたユーザー

ウォルサム このユーザーの他の記事を見る

とある地方都市在住の暇な人です。おかたいところとばっかり縁があった反動で、すっかりゆるふわ好きになりました。リラックスして楽しめる、そんな情報をお届けしたいと思ってます。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス