皆さん、野球やサッカーなどのスポーツ観戦は好きですか?筆者も野球観戦が好きで、東京ドームに時折足を運んでいます。

こうしたスポーツ観戦時に、お酒や食べ物を売り歩いている「売り子さん」。実は、サラリーマンも頭が下がるほどの営業テクニックを駆使しながら働いていました。

そこで今回は、売り子さんの裏側を紹介したいと思います。

背負っているビールの重さから、給料まで謎は多い!まずは、売り子さんの裏側から見ていきましょう。

背負っているビールの重さ

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15キロの樽を背負って階段のぼりおり3時間…

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ビールの売り子からタレントに転身した、おのののかさんによると樽の重さは15キロ!結構な重さです。しかし、これはあくまでも樽だけの重さ。総重量はいかほどなのでしょうか?

総重量は20キロにもなる

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大きなビール樽を背負って、広い観客席を回る売り子さんですが、まずビール樽の重さが15キロ、そしてそれを紙コップに注入する装置やつまみ、コップ、つり銭などを一式ふくめた重さ、つまり売り子さんが実際にかつぐ重さは、何と20キロにもなるそうです。

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持ち歩いているのはビールだけではなく、コップやつり銭、道具も含めたら20キロ!かなりの重労働ですよね。

背負っているビールが売れたら、また樽にビールを補充しに行くのですが、自分の販売エリアと補充する場所が離れている場合は、移動距離や移動時間も疲労度を増す一因になるそうです。

1試合あたりの消費カロリー

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この前計算したんですけど売り子ちゃんたちは1試合で1,000キロカロリー以上消費します

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成人女性の1日の摂取カロリーの目安が1800キロカロリー程度と言われている中、半分以上のカロリーを1試合で消費してしまうそうです。

具体的な数字として見ると、その過酷さがよりリアルに伝わります。

売り子の職業病

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私売り子で地面に膝ついてビール売ってたから膝の黒ずみがすごく気になってて…(´;ω;`)

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写真のようにビールをサーブする際に、膝をつくために黒ずんでしまうようです。女性ですから、こういったことは気になりますよね。

ほかにもこんな職業病をお持ちの方がいました。

売り子中に股ズレをおこし、片付けをする時などは膝を曲げてガニ股でヒィヒィ言いながら歩いた事をよく憶えています。

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股ずれを起こしていた方も…。長時間歩きまわる仕事ですし、無理からぬことです。

売上成績で販売場所が決まる球場も

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外野へは、内野で売上実績出た人が来れる売り場なんです

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甲子園球場の売り子さんの場合、外野は売上成績の良い精鋭が配属されるようです。外野で販売することは、ある種ステイタスなのかもしれません。

売り子の給与

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気になる給与の金額なのですが、どうやら球場によって違うようです。

ビールの売り子は完全歩合制。1日3時間勤務で週3日働いていたおのは「30万円ぐらいはもらっていた」と明かした。

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東京ドームで売り子をしていた、おのののかさんの場合は完全歩合制で、1日3時間勤務、週に3日勤務で月収30万円ほどだったとのこと。

日給2600円+売れ行きに応じてお小遣いGET

・ビール1杯につき→30円
・100杯売ったら→1000円GET
・300杯売ったら→
(1)“ビール1杯につき30円”が“ビール1杯につき50円”に!
(2)プラス3000円GET

【皆勤賞】
3連戦の出勤したら1000円支給。

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こちらは横浜スタジアムの売り子さんの募集要項。日給2600円の基本給に、売上に応じたインセンティブが加算されるシステムになっています。

一見華やかに見える売り子業も、知られざる苦労がたくさんありました。

特に給与の部分を見ると、売上のインセンティブがいくら稼げるかのポイントになっているのです。

では、たくさん売るために売り子の皆さんがしている努力についても見ていきましょう。

お客さんを観察する

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誰がビールを買うのかを担当エリアの中でじっくり観察するのです。

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球場に来ている全員がお酒を飲むわけではありません。そのため、どのお客さんがお酒を飲むのかを移動しながら観察しているそうです。これぞ歩く市場調査ですね。

飲み終わるタイミングを見計らう

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球場でビールを飲む人は、おかわりが多いのです。飲み終わった頃に、タイミングを計り、再度、売りにいくのです。最初に売るときに、景気よく、一言、何か声をかけてこちらが、顔を覚えておく。すると、お客様も私の顔を覚えてくれるのです。

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自分がお酒を売ったお客さんはもちろん、違う売り子さんからお酒を買ったお客さんを含め、飲み終わったタイミングを狙っているそうです。たしかに、おかわりのタイミングで売り子さんが来てくれたら、買う側としても助かります。

リードしているチームのファンに売る

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リードしているチームのファンを中心に売る。

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応援しているチームが勝っていると、たしかに気分が良いのでお酒が進みます。逆に負けていると、イライラしてお酒どころではないでしょうし、点差によっては試合中でも帰るお客さんもいます。

お客さんの目に留まるよう目立つ

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・大きくて派手な花をつけてお客さんに覚えてもらう&声をかけやすくする
・お客さんが応援しているチームカラーのタオルをかけて、話題のネタを提供する

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皆似たような制服を着ているので、自分なりの個性やインパクトを出すために、花を付けたりタオルをかけるなどの工夫をしています。顔を覚えてもらうことでリピーターになってもらえることもあるそうです。サラリーマンで例えると名刺交換に近いかもしれません。

営業ノートをつける

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初めて会ったお客さんの「顔」「名前」「その時言ったセリフ」「どの辺りに座っていたか」をノートに記録し覚えて会話に活かす

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ここまで来ると、サラリーマンの日報のようです。売り子さん側で顧客情報を把握し、出勤時に運良く会えれば売るチャンスにもなります。

お客さんと写真を撮る

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写真撮影
次につながる言葉をかける「また呼んでくださいね!」

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アイドルのようなサービス…。一緒に写真を撮ることにより、お客さんへ付加価値を提供しているのです。

おのののかさんの場合

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先に述べたように、おのののかさんも東京ドームで売り子をしていました。ブログで売り子の極意について次のように語っています。

1度買ってくれたお客さんは絶対忘れずに飲み終わるころにチラリと目線を合わせ…

ビールを注ぎながら次買ってくれるお客さんを探し…

サラリーマンの団体さんが新規ではいってきたら何があっても追いかけて…

取る!!!笑

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無駄な時間や動きが一切ありません。

リピーターが飲み終わる頃に様子を見て、新規のお客さんを探しつつ、団体客は死守するという獅子奮迅の営業!

この無駄のない営業スタイルが、売上にも反映されていたのでしょう。

売り子するときはとにかく笑顔が大切だと思います(*゚▽゚*)

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一番忘れてはいけない笑顔についても言及していました。

どうせ買うなら愛想のいい売り子さんから買いたいのは、お客さんの心理ですよね。

ところで、売り子さんに声をかけるのが恥ずかしいという方、いらっしゃいませんか?

そんな方にオススメのサービスも生まれているので紹介しましょう!

売り子さんを呼べるアプリ

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全ての球場に対応しているわけではありませんが、座席番号と欲しい商品を選んでタップするだけで売り子さんが呼び出せるアプリが登場しています。これなら声をかけるのが恥ずかしくても、お酒や食べ物が買えそうです。

売り子さんの営業努力を拝見すると、戦略的なものもありましたが、お客さんのニーズに応えるおもてなしの精神も垣間見えました。

もしスポーツ観戦をする機会があれば、彼女達の働きぶりにも注目してみてはいかがでしょうか。

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動物が大好き。会社員であり、流浪のライターとしても活動。
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