画像にこめられた怒りと不安

「夜道を歩いて帰るとき、どうやって身の安全を守ってる?」。女子のクラスメイトと話をしていたとき、テイラーさんの質問に対して、彼女達はそれぞれ普段から携帯している護身グッズを出して見せました。

折しも、タクシーの中で起きたレイプ事件が大々的に取り上げられている時期でした。

出典 http://www.tayloryo.com

指の間に挟まれた鍵の数々。はたして、このイメージが持つ意味とは?

どこの国よりも治安が良いと言われている国、日本。レイプと聞いても、多くの人は他人事と思うかもしれません。それとも、露呈していないだけで、その実女性の間では深刻な問題なのではないでしょうか。

ただし、少し日本を離れると、レイプは途端に現実味を帯びてきます。インドでの邦人女性レイプや、韓国での日本人女性強姦など、近隣諸国においても同様の事件が度々起こっています。世界では、レイプに対する捉え方は日本の比ではないほどにシリアスです。

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彼女が手にしているのはテイザーガンです。

アイオワ大学の学生であり写真家でもあるテイラー・ヨコム(Taylor Yocom)さんは、レイプ被害に対する女性の悲痛な叫びを写真に込めて訴えています。

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この女性が持つのはメイスです。

アメリカでは、女子学生の4人に1人が、卒業までにレイプされるといった悲劇に見舞われます。そして、多くの女性が、護身グッズによる自己防御(セルフディフェンス)を取らざる得ないのです。

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この女性は警笛を手にしています。

それらは、メイス(暴漢撃退用のスプレー)や小型のスタンガンや警笛でした。女子にとっては必需品ながらも、部屋にいた男子生徒にはかなりのショックだったようです。中には、「そんなものまで持ち歩かなくてもいいのに」などとの意見もありました。

問題は、なぜ彼女達がこんな物まで持ち歩かなければならなくなったのか、です。

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鍵を武器として使う理由は?写真に違和感を覚える前に、なぜここまでしなければならないのかを考えるべきです。

しかし、男子にとっては関心すら湧かない問題でも、女性にとっては日々直面する現実です。男子と女子ではこうも温度差があることを目の当たりにしたテイラーさんは、問題を提起する意味もあり、彼女達の無言の抗議を画像として収めることにしました。

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レイプ事件の約10%が見知らぬ暴漢による被害であり、残りの90%は友人や知人によります。

2020年のオリンピックを控えた日本には、今後も多くの外国人が訪れます。疑ってばかりでは交流もままなりませんが、上に挙げた数値(4人に1人がレイプに合う現実)を見れば、日本にも同じような状況が訪れないとも限りません。「備えあれば憂いなし」とのことわざ通り、被害を未然に防ぐよう注意を怠らないようにすべきです。

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今季おススメのアニメは「うしおととら」。海外ドラマでは「ブラックリスト」。これまでに見た映画の中では、個人的トップ10の常連である、「フィッシャー・キング」です。

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